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Hrwad  作者: シフェアル
2章
15/25

奈に

イチドクはカフェへと向かう

待ち合わせ場所はカフェだ

その間にレイト、アカツキとも出会い、三人で向かう


カフェ到着

五人で机椅子二セットに座る

近くには狐面を被った女が座っていた

「まずはイチドクちゃん よくやってくれたわ! ほんま」

「ああ。まあ気まぐれで生かされた感じはするがな」

「ほんで……そちらは」

「レイトだ」

「私はアカツキ。よろしく」

「よろしくな」

そしてハクリエは本題を話し始める

「さて、コネクトの件や。結論から言うと、ヤバい組織や」

「「ヤバい組織?」」

イチドクとレイトは聞き返す

「二人は仲良しやな」

「「うるさい」」

またもや声が揃った

「んんっ、まあええわ。とりあえず、コネクトは機械人間を仰山作っとるらしいわ」

「機械人間とは……心の無い人間のことか?」

アカツキは聞いた

「ちょんミリ違うわ。人間の頭と体を機械にする。サイボーグの意識ないバージョン思えば分かりやすいかな?」

「それってヤバいだろ?」

イチドクは聞いた

「勿論ヤバい。やけど、日本の警察は今や無いし、取り締る者もおらん」

「警察が無いだと? どういうことだ?」

イチドクは再び聞く

「言葉通り、ヒサナキツルギは警察を消した。仮に警察がおったとして捕らえられる相手じゃないんやけどな」

そう会話をしていると、横の席から声が聞こえた

「君たちさ」

狐面を被った髪の長い人だ

「会話うるさかった? すまへんな」

ハクリエはそう謝る

「いや、大丈夫。それよりさ、コネクトに興味があるの?」


─ハクリエ─

コネクトなんて名前調べても出てこない

ディープウェブまで上手く入ってやっとのレベル

知っとる言うとこは只者じゃないな


「んで、興味があったら何か問題でも?」

ハクリエは目を細める

「コネクトは私たちの探してる組織。敵関係だ」

「そうか……。ほんで、情報でも教えてくれるんか?」

「それも提供しよう。でも一つ伝えることがある」

「伝える?」

「そう。ここは私たちのアジト」


─ハクリエ─

カフェがアジト!?


「なら手を組んで潰すか? いずれ戦う組織だしな」

レイトはそう提案をした

「いいよ。コネクトは機械人間以外に、数多くの非道な人体実験を行ってる。まあ組織の場所は突き止めてるんだけど、戦力不足でね」

「なら好都合。お前らはどうする?」

レイトは聞いた

「うちはええと思うで。まあ、その前に能力者にはなりたいけどな……」

「じゃ、私も賛成」

イチドクはそう言った

そしてレイトは手に注射を二つ

「これは能力者になれる注射だ。せっかくの貰い物だが、俺は使わない。ハクリエとイチドクで使え」

「トルテちゃんは……」

レイトは止めた

「トルテは訳アリで今はそれを使えない。だからお前らが首に打て」

ハクリエは注射を手に取り

「ほならお言葉に甘えて」

ハクリエは苦しみだした

「っ……なんやこのっ……感覚」

そしてしばらく

ハクリエの苦しみは収まった

アカツキは言った

「それでもう能力者だ。頭に力を込めると能力は発動できる」

ハクリエは頭に力を入れた

カップの水が宙に浮いた

「なるほど……これは水を操れる能力……やな?」

「っぽいな」

イチドクはそれを見て、自分も首に針を打つ

「なんだ、めちゃくちゃクラクラするっ……」

そしてしばらく

「これで……能力者か……」

「ほら、イチドクちゃん! 頭に力入れてみて」

「少し待て……心の準備が」

数秒経ち

「よし」と頭に力を入れた

その瞬間視界が暗くなった


目を開くとハクリエがいた

「ほら、イチドクちゃん! 頭に力入れてみて」

「今入れたぞ?」

ハクリエは首を傾げる

「失敗? 確かに注射は打ったのに」

狐面の女は言った

「目に見えない効果かもしれないね」

「確かになあ……」


─イチドク─

あれ? ハクリエは同じことを言ったよな?

もう一度試してみよう


イチドクは再び頭に力を入れた


「打ったのに」

「目に見えない効果かもしれないね」

「確かになあ……」


─イチドク─

同じ会話……

つまり時を戻す能力……

計算するに十秒くらい?


この能力のことは言うべきか?

いいや、隠しておくべきだ

なぜかそんな気がする

世界を変えるような……恐ろしい能力


リセットタイムと名付けよう


「効果が分からないと使い道にも困るな……」

「せやな……でもええわ! うちが守ったるで」

「それは頼もしい」

そしてハクリエは聞いた

「そんで組織の場所ってどこや? 少なくともヒサナキツルギの占領した日本は違うと思うんやけど」

狐面の女は名乗った

「まずは挨拶からだ。仲間になるにも順序はある」

「せやな。うちはハクリエ」

「私はアカツキだ。正直戦いは苦手だが、トルテとは友達……だと思ってるしな」

「俺はレイトだ。一つ勘違いしないで欲しいが、俺はハクリエ達の仲間じゃない。被害が一致しただけの共闘者だ」

「うい、イチドク」

狐面の女も名を名乗った

「私はトワラント。よろしく」

店内は固まった

「トワラント!?」

ハクリエは耳を疑った

「あの伝説の? まじか……」

イチドクも驚いていた

いや、その場の全員が驚いていた

唯一驚かなかったのはカフェのマスター カゲヌマセカンド

「今は"カゲヌマファースト"という名前で生きている。ファーストって呼んでくれ」

そしてマスターも名乗った

「初対面の人もいますし、改めて。カゲヌマセカンド。セカンドと呼んでくれ」

「よ、よろしくお願いします! トルテです!」

セカンドは聞いた

「しかしファースト。コネクト相手にこの戦力で足りるか?」

ファーストは答えた

「無論だな。作戦は私に任せておけ。元いるカゲヌマ族が五人、プラスで五人、能力者は計八人。これはコネクトに勝てる」

「そして、今晩向かいますか?」

「勿論だ。かなり遠い故に、今から行かねばな」

「ほな今から行きますか」

ハクリエはそう言った

そして向かうことになり

その後ファーストは場所と行き方を話した

そしてハクリエは話を要約した

「つまり場所は奈良県の地下。方法は電車と……」

ハクリエは提案した

「アカツキちゃんのロケットは駄目なんか?」

アカツキは答えた

「無理です。多くて四人まで……距離が距離だから、三人くらいでないと重くて届かない」

「なら電車で行くしかないか……」

ファーストは言った

「ちなみにサード、フォースは既に奈良県。フィフスは今向かってる最中だから、このメンバーで向かうことになるね」


そして電車へと乗った七人

服装の目立つカゲヌマの二人

しかし少し離れた席に、? マークの仮面を被った、明らかにカゲヌマよりも目立つ人が一人

白い猫のぬいぐるみを肩に載せている

今は静岡を走っている

車内アナウンスが流れた

「ようこそ静岡県へ! ここは魚介類の有名な県です。例えば……ほら、マグロとか!」


─ハクリエ─

マグロは高知やないか?


「にゃあ」と猫の鳴き声がした

小声でイチドクは聞いた

「なあ、もしかしてだけど、あの怪しい格好したやつが乗せてる猫……本物じゃないか?」

ハクリエは答える

「あれ動いてるし絶対本物やて……。猫って電車に乗せたらあかんよな?」

「まあ、黙っておいてやろうぜ?」

「せ、せやな」

そして電車は進み

ファーストは言った

「ここらで乗り換えだ。次の電車で愛知県まで行ける」


そして電車を乗り換え

電車は進み

三重県

「にしてもこっちらへんは電車あるんやな」

ハクリエは今更ながら驚く

「電車が全て消えたわけじゃない」

ファーストはそう言い

「奈良まではあと少しだ。ここらで少し休憩していこう」

そして近くのうどん屋へと入った

ここはトッピングは付け放題らしく、全員トッピングをし終え、現在食べようとしていた

「ちなみにハクリエはどんなトッピングに……」

イチドクはハクリエのトッピングを見て驚いた

全て海老だった

そんなイチドクはネギ、かまぼこ、マグロと様々な物を乗せていた

トルテもイチドクと全く同じであり、ファーストはマグロを沢山、セカンドは醤油をありえないほど入れていた

「ほな頂こうか」

ハクリエはそう言い食べ始めた

続いてみんなも食べ始める

そんな時だった

店に客が入ってきた

イチドクはその客を横目に見る

イチドクは目を見開いた

「なあ……あいつって……」

ハクリエもその客を見た

「あいつ……ストーカーなんちゃうか?」

そこにいたのは、? の仮面を被った人だ

勿論猫も連れている

そして店主に紙切れを渡した

「あいよ、うどん二つね」


─ハクリエ─

二つって……彼女と待ち合わせでもしてるんか?


そしてトッピングをしていた

ハクリエは手を止めそちらを見ている

それはイチドクも同じだった

カゲヌマ二人とトルテは気にせず食べている

レイトも怪しい格好の客を見ていた

仮面の客はトッピングを一つ一つゆっくり決めている

そして決める都度に猫の方を向いている

まるで猫に聞いているかのように

「なんや……猫と話しとるんか? 友達おらんのかなあ……」

「周りから見た俺もあんな感じなのかな?」

レイトはユキミと自分の会話を照らし合わせ、そう呟く

そしてハクリエ達と一番離れた席に座る謎の客

会話は聞こえないが、猫と話しているように見える

「よし、ほならあいつに話しかけてみようや!」

ハクリエは提案した

「んで、誰が行く?」

イチドクは聞いた

しかし返答は来なかった……

「俺が行く」

そう言いレイトは立ち上がる

そして謎の客の方へと行き

「すまないがそこの人」

と話しかける

しかし聞こえていないように座るだけ

うどんに口も付けない

「おい、聞こえてるか?」

うどんを食べるのは猫だけ

そして猫がうどんの汁まで飲み終えると、二杯目を食べ始める


─レイト─

なにっ!?

二杯とも猫用のうどん……だと!?


「おーい、猫? お前ってうどん食えるのか?」

猫は片手を上げ縦に、グッドと言わんばかりの手をした

「猫の方が話し通じるのか……」

レイトは戻ってきた

「無理だ。うんともすんとも言わん」

「耳が聞こえない人なんちゃうか?」

「かもしれないな」

そして会計を済ませ店を出る一同

ファーストは言った

「次が最後の電車 さて、行くよ」

そして最後の電車に乗る一同

なぜか猫を連れた仮面の人はここにもいた

「あいつまたおるで?」

「ったく……ホラーだろ」

イチドクはそう表現した

そしてトルテは立ち上がった

「トルテちゃん!?」ハクリエは驚いた

「私……その……お話してみます」

トルテは猫連れの方へと向かう

それをハクリエとイチドクは見ることしかできない

「あの、猫ちゃん可愛いですね」

トルテがそう言うと、猫は顔を少し横に手を二回上下にし、『もう照れるなあ』と言わんばかりの動き

「あの猫やっぱ言葉を理解しとるわ」

ハクリエは口をぽかんと開けた

イチドクも同様の表情だった

「あの、猫ちゃん……お名前は?」

猫は仮面の男の鞄からチャーハン弁当を出した

そして食べ始める

「っ……わ、私なんかよりご飯のほうがいいよ……ね?」

トルテは戻ってきた

「あの猫ちゃん私の言葉をちゃんと分かってる」

「そうやな……不思議やわ」

そして電車は奈良に到着した

電車を降り少し歩き、公園へと到着した一同

「ここで鹿クッキーが上げれるらしいで?」

ハクリエは興奮気味に言った

「ハクリエってそうゆうの好きなのか?」

イチドクは聞いた

「せやで! めちゃくちゃ好きや」

「そ、そうか」と引き気味のイチドク

ハクリエは鹿クッキーを買い、鹿達に渡している

「ほら、沢山食べえ」

そしてトルテが

「わ、私も上げてみたい」

ハクリエは笑顔で答えた

「ええで、下から上げるんやで」

「はい!」

トルテは寝そべり、鹿にクッキーを上げた

そして後ろから来た鹿に踏まれたトルテ

「いてっ」


─ハクリエ─

下からって、そこまでやらんでええんやけどな……


レイトは気付いた

「あの猫連れまだいるぞ……」

レイトは公園の端にあるベンチを眺めて言った

ベンチには仮面と猫が座っていた

「堂々とストーカーを……」

イチドクはドン引きだ

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