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Hrwad  作者: シフェアル
2章
14/25

剣へ

一方アカツキとレイトは

ヒサナキツルギの城(本部)へと向かっていた

目的はトルテの奪還

レイトは扉を開けようとした

しかし、鍵が掛かっている

「くそ、これじゃ開けねえ」

「任せろ」

アカツキは「発射」と言い扉にロケットで飛んだ

ロケットは固いものでも突き破れるほどの能力

基本頭は痛くならない

しかし、それでも開かなかった


そしてイチドク、ハクリエ、トルテは

「完璧や!」ハクリエはイチドクから顔を離す

イチドクはルシファーの服装、そしてそれっぽいメイクをしていた

「あの時の人とそっくりです!」

トルテも称賛

ハクリエは鏡をイチドクの顔の前に

イチドクはあまりの完成度に驚いた

「あと、外股で声は少し高めに」

「お、おう」

イチドクは慣れない外股を頑張っていた

そして口調も練習し、小一時間

ハクリエは話した

「最後に確認や。本物のルシファーに会ったら逃げる。偽物だとバレたら即逃げる。カッコ、サカツキとルシファーに会ったら逃げれないものとする」

「死ぬじゃん私!!」

「んで、トルテと私は別行動。コネクトって組織について調べてみる。今回はちゃんと安全に調べるから安心してな」

「分かった。もし私がバレて殺されたとして、情報だけは渡したい。スマホ派繋いだ状態で」

「分かった。でも殺されんでな? ……イチドクちゃんまで」

「案ずるな。私は死なん」


そしてイチドクはヒサナキツルギ本部へと向かった

向かう途中声が聞こえた

「あ、あれはヒサナキツルギのルシファー様」

「た、頼む……娘を返してくれ」


─イチドク─

めちゃくちゃ間違われてる

完璧じゃないか


そしてヒサナキツルギ本部へと到着

門を超え敷地に入ろうとしたら、レイト達とすれ違った

「ブラックショット」

レイトは炎の銃を撃つ

イチドクは素早く躱す

「あ、危ないね、君」


─イチドク─

どこかで見たような顔……待て、こいつアカツキじゃ


「ちょっと待て」

「待てるか。ルシファー!」

「待て待て、えっと、ほら、私だよイチドク! アカツキ?」

「イチドク……?」


─イチドク─

もしかして名乗ってなかった!?


「大きい声では話せないが、私はスパイだ。てか普通にルシファーがこんな弱そうな訳ないだろ!」


─イチドク─

あ、これ……遠回しに自分を弱いって言ってる……


「そうか。じゃあ俺等と協力して、トルテって子を助けてくれないか? 勿論俺が援護する」


─イチドク─

トルテ……えっ!? トルテ探しに来たのか!?


「それならもう助けた」

「信頼ならないな」


─イチドク─

そうだ……電話を


イチドクは繋がっている電話をレイトに見せた

「聞こえてたでえ。トルテちゃん喋ってな」

「は、はい。トルテです。レイトさん……ですか?」

レイトは驚いていた

「っ……どうやら本当の様だな。トルテ……守ってやれずすまなかった」

そしてイチドクの方を向き

「トルテの連絡先を知っておきたい。いいか?」

イチドクは紙切れを手に取り、ペンで電話番号を書いた

そして渡し

「じゃあ私……僕は行く!」

そう言いイチドクは本部へ向かう

そして扉が開いた

おそらく内部から通すか否か人間が判断しているのだろう

そして廊下を堂々と歩くイチドク

ヒサナキツルギの下っ端が話しかけてきた

「ルシファー様……今日は仕事があると仰っておりましたが、どうかされたのですか?」


─イチドク─

仕事?

つまり一番厄介なルシファーはいないのか

ラッキー


「まあ、仕事を早く終わらせてね。とりあえずエングランの部屋に連れて行け」

「エングラン様の部屋と言われましても……。我々ごときがご一緒しては」

「構わん。僕はパスワードとか打つのが嫌いでね」

「そ、そうでございますか! 承知致しました!」

そして案内され、地下へと向かった


─イチドク─

こうもあっさりと地下に来れちゃった


そして地下

エングランの部屋の扉が見える

「部屋の鍵は開けてあるか?」

「そ、それは分かりかねます!」

「分かった」

そしてエングラン部屋の扉前へ

扉を開こうとした

びくともしない鉄の扉……鍵の有無すら分からない

「エングラン 開けてくれないか?」

扉が開いた

「扉くらい自分で開けろ」

と言いエングランが出てきた

部屋にはサカツキもいた


─イチドク─

サカツキだと!?

聞いてないぞ……


「サカツキも一緒か……」

「今朝言ったはずだが? 今日はエングランと茶会と」

「そう言えばそうだったな。んで、エングランに聞きたいことがあるんだが……」

「なんだ?」

「お前の能力ってなんだった? 今資料を作っててな」

エングランはソファーに座る

「ルシファーも座れよ」

「わた……僕はいい。長居する気もないし、なにより早く資料を作りたい」

エングランは少し考えた

「どうする? サカツキ」

「そうだな。しかしルシファーさ、女なのに僕って変わってるよな?」

サカツキは聞いた

「女が僕って言ったら変か? まあ僕っ子ってやつだ。気にするな」

エングランも聞いた

「それより、こないだの約束はどうなった?」

「約束? どの約束だ?」

イチドクは聞き返した

「ほら、猫耳付けてにゃんにゃんやってくれるんだろ?」

「はっ?!……っ……あー、あれか、今度だ今度」


─イチドク─

ヤバい……流石にバレたか?


イチドクは息を呑む

「サカツキ、悪いが限界だ」

「そうか」

エングランは堪えきれず笑った

「はっはっはっは……いや、エスタが気にいる理由も分かるわ」

「エスタ? エスタがどうした?」

イチドクは聞いた

「んにしてもクオリティの高いコスプレだな それ」

サカツキの言葉で確信したイチドク


─ハクリエ─

うちの完璧変装がバレたやと!?


─イチドク─

バレてる!?

ヤバい、逃げないと


イチドクは逃げようとした

しかし視界が真っ暗になった


─イチドク─

まさか……サカツキの能力!?


そしてイチドクはサカツキの隣

ソファーに座っていた

「まあ、ゆっくりしていけよ」

エングランはそう言い、イチドクに抹茶を差し出す


─イチドク─

ヤバい……拷問が始まる

そして拷問の果てにはエスタに調教……

地獄だ


そして部屋にエスタが入ってきた

「茶会に呼ばれてきましたが……それ抹茶ですよね?」

「出たあー!?」

イチドクはエスタの登場を、おばけのように驚く

「イチドクさんも来ていたのですか」

エスタはイチドクの横に座る

サカツキとエスタに囲まれたイチドク


─イチドク─

終わった……


そして部屋にマカロンも入ってきた

エングランの横に座る


─イチドク─

ヤバい奴ら集合……


エングランは聞いた

「しかしサカツキ、ワヨっての辞めたのか? 一人称の話題だから聞くが」

「あれはパーティーだから格好付けてただけや」

「そうか」

エスタはイチドクの方を見た

「そして、イチドクさんは何故(なにゆえ)にここへ?」

「えっと……」

「俺の能力を聞きに来たんだろ?」

エングランはそう言い抹茶を飲む

「そ、そうだ」

エングランは話し始めた

「俺の能力はデストロイ。全てを破壊する一撃を出せる。つまり、俺たちは全員初見殺し能力。そして互いに殺すチャンスはあるが、互いに殺さない。仕事仲間であり友達だ」

「そ、それはいい関係だな……」

「ちなみにサカツキの能力は特殊でな」

「待て待て待て、私のは私に語らせろ」

「はいはい」

サカツキは語り始めた

「私の能力はダストボックス。全ての生物や物を闇の別空間に捨てる。そしてそのままも取り出せるし、リサイクルも可能だ」

「リサイクル?」

イチドクは聞いた

サカツキは銃を構えた

そしてイチドクを撃つ

弾は頬にかすれた

「っ……何を」


─イチドク─

暗い……例の空間に……


そしてイチドクは元の空間に戻った

「ほら、傷治ったろ?」

イチドクは頬を触る

確かに治っていた

イチドクは驚いていた


─ハクリエ─

なんて能力や……

つまり相手不死身やん

しかしイチドクちゃん、なぜか生かされとるからな……

まあ、こちらとしてはありがたいけどな


「消すも治すも自由。これこそ最強の能力や」

サカツキは笑った

イチドクは驚きと同時に恐怖も感じた

こいつを敵にしなければいけないのだと

イチドクは抹茶を飲む

「にがっ」

「その苦さこそ魅力だ」

エングランはそう語る


そして茶会は一時間続き

「ほんじゃ、わてはこの辺で」

サカツキはそう言い部屋を出る

「ちなみに私の部屋に来ます? 近いですよ?」

エスタの誘いをイチドクは「け、結構だ」と断り

エスタと二人で本部を出た

「しかしなぜ私を殺さずに……?」

エスタは答えた

「さあ? エングランの茶会ですし、まあ今日は非番ですし……。戦う理由がないだけです。ということなので、気をつけて帰ってくださいね」

「お、おう……」

エスタは城へと戻っていった

イチドクはスマホを手に取り

「なんか生きてる」

「せやな……。つまり、根から悪い人達では無さそうやな。本来の目的も達成できたし、こっちも成果はあった。早く戻ってきて」

「分かった」


そしてヒサナキツルギ本部内

サカツキは電話をしていた

「いやはや、シラユキに電話を掛けても出ませんでしたよ」

「そりゃ、タイミングが悪かったか、既に死んだあとだったか……だわ。っふふふ」

サカツキはそう笑いながら話す

「全く、あなた達は。そして、レクイエムの件ですが……」

「ここまで名を挙げても出てこないし、死んだと考えるのが自然やな」

「そうですか……。」

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