13 芹沢香苗の結論
私は家に帰り、ティナちゃんの着ていかなかった方の制服の手直しを終わらせて、ホットコーヒー片手にテーブルとにらめっこをしていた。
「……この世界、結局どこなんだ!?」
私は書店で買った世界地図を開いた。と言っても、地図に載っているのはこの島だけだ。
粗方、島や村の名前や配置はほとんど私が作ったゲームの島と一緒。大きく変わってはいないが、それぞれ村の大きさや特徴なんかが少し変わっている。
キウリ村にあった聖剣だって、私が隠したところにあった。
でも、私は獣人と人間は姿が少し違うだけで、こんな身分の差は作ってない。対等な関係で、村や街にそれぞれ半分ずつくらいに配置していたはずだけど、人間の街、獣人の村というように、分布が完全に分かれている。
知らない王様、悪い人間。どこから湧いてきたんだ!?
私がクリエイトした主要キャラクターは、一人も出てこない。
ミコだって、最初に私が作ったヒロインに似ているけど、猫族と黒髪という点が同じだけのまるで別人なのだ。
それに、私のしらない私の記憶を辿って知ったんだけど、ミコの本名はミーコらしい。うーん、またこれ若干違う。
私が幼いころからミコ、ミコって言ってたらしいから、ミコも慣れてそのままになっちゃってるっぽいんだよね。そっちのほうが可愛いとか言ってたし。
ここで1つ、問題が生まれる。私が転生?した、のはこの体の私が16歳のとき、つまり、向こうの世界の年齢と一緒。
でも、幼いころからミコ、ミコって間違えて言ってたってことは、私はこの子のことをゲーム内で作ったヒロインだと思って接してたってことでしょ?
てことは、急に私の意思がこの体に乗り移ったとも考えにくい。
じゃあ、なんであのタイミング?
……多分、生まれた瞬間からスタートじゃ、子供のころから秀才モードだし、精神年齢、私の意識は32年生きたと同じになってしまう。
そう、私が今16歳の少女のままでいられるのは、この謎の事象のおかげなのだ。
「結論! よくわかんないけどこの世界はゲームと関係ないけどよく似た異世界で、謎の事象は私がロリババアにならないため! よし! これでいこう!」
気にしてちゃ、せっかくのこのファンタジー世界を楽しめない。前世でできなかったこともたくさんできるこの世界で、私は新しい人生をおくるんだ!
っと、そろそろご飯作ろっと!
12,5話と書いた方がよいか迷いましたが、ティナちゃんが学校に行っている間、ミコとシーマがおつかいに行っている間のセリカのストーリーでございます。
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