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僕には僕だけのヒーローがいるんだよ。

作者: 七瀬
掲載日:2021/02/08







僕には、僕だけのヒーローがいる。

僕に何かあると? 僕の中のヒーローが助けてくれるんだ!

僕を守ってくれる唯一の味方。

お父さんやお母さんには、僕の中のヒーローの事は内緒に

しているんだよ!

親に、心配をかけたくないからね。

僕の中のヒーローは、本当に凄いんだ!

僕がイジメられていると? 必ず! 助けてくれるんだよ!

僕の意識が途中で切れて、もう一人の僕が現れる!

あっという間に、いじめっ子をやっけてくれるんだ。

次に、僕の意識が戻る頃にはいじめっ子がボコボコにやられ

ている姿を目の前で見る時だよ。

僕の心は、スッキリとしている。

毎日、いじめっ子達に僕はイジメられてるから、ざまーみろと

思うんだ。

泣きながら家に帰る、いじめっ子達を見る事が僕の日課になって

いった。

僕は、いつしか? イジメられる立場から正義のヒーローになったんだ!

他にも、イジメられている子を僕は救ったんだよ。

これは! 褒められる事だと思ったのだけど、、、。

クラスの担任の先生は、僕のお母さんを呼び出していじめっ子達に

頭を下げて謝ったんだ。

その時、僕も一緒に謝ったんだよ。

担任の先生は、僕がイジメられている事を知ってたくせに助けもせず

見て見ぬふりをしたくせに...。

凄く、僕は許せなかったんだ!

大人になったら? 僕はあの担任の先生を許さないと決めた!






・・・そして、僕も大人になり。

【復讐リスト】に書いていた人達を、一人一人裁いていこうと思った。

先ずは、僕を助けなかったあの担任の先生だ。

あんな奴が先生かと思うと、胸くそ悪かった。

僕は、僕の中のヒーローを呼び出した。



『頼む! 僕はあの担任の先生が許せないんだ! 僕の中のヒーロー!

アイツを裁いてくれ! 悪を野放しにしないでくれ!』

【・・・・・・】




僕の中のヒーローは、静かに頷いた。

そして、僕はあの時の担任の先生に会いに行く。

相変わらず、まだ学校の先生をやっているよ。

あんな奴でも、生徒がついてくるのか、、、?

僕には、疑問しか浮かばないけどね。

そんな事は、どうでもいい!

早速! アイツを裁くとしよう!


『僕の中のヒーロー頼む!』

【・・・・・・】




『やーあ! 先生、久しぶりだね!』

『・・・お、小川君? 久しぶりだな~随分と大人の男になったな~!』

『それもこれも、先生のおかげですよ。』

『いやいや? 君が頑張ったからだ。』

『・・・僕がイジメにあっている時も、先生は僕を助けてくれる

事は一度もなかったですよね。』

『えぇ!?』

『お前みたいな奴が、僕の担任だったかと思うと反吐が出る!』

『・・・お、小川君、急にどうしたんだい?』

『なんで! 僕をいじめっ子達から助なかったんだ!』

『・・・い、いや? あの時は、君がまさかイジメにあってる

なんて! 思ってもみなかったからだよ。』

『じゃあ! 僕がいじめっ子達をやっけた時、僕の母親を

呼び出して、いじめっ子達に謝らせたのはどういう事だ!』

『・・・そ、それは、』

『この卑怯者! お前みたいな奴に先生なんか務まるはずがない!

生徒たちが可愛そうだ! そんな奴はこの世に要らない!』

『・・・えぇ!?』

『死ね!』

【・・・グサッ、ウッ、ゲボッ】





僕は、カバンの中に入れていたナイフで先生の胸を刺して

その場から走って逃げた。




この事は、次の日のニュースで...。

“通り魔殺人”として扱われた。

最近、学校近くで通り魔が通りすがりの人に危害を加えると

いう事件が起きていたからだ!

警察も、そいつの仕業だと思って事件を追っていた。

【僕は、ヒーローだ!】

悪い奴を、懲らしめるヒーローだ!

僕の中のヒーローは、どんな時も僕を守って助けてくれる!

僕は、正義の味方なんだ!





・・・次の復讐は?

僕の職場の上司にしよう。

この男は、僕の仕事の手柄を横取りするような上司だ!

僕の中のヒーロー! コイツを懲らしめて!


【ヨシ、イイダロウ。】





最後までお読みいただきありがとうございます。

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