ep00 プロローグ
初投稿、初心者という誰も喜ばなさそうなステータスを持った山鳥のハラミです!
今回は、予想ではハイスピードSFアクションと学園物の作品です。
えっと、まぁ、気軽に呼んでくれると嬉しいです。
点々と残る白い雲と青い空、下には現代的な競技場にその中心には綺麗な黄土色の地面が見える。
「はぁ!」
そんな中、二つの光跡が飛んでいた。
ダダダダダッ!
銃弾が舞う。アリーナ内で相手が撃った弾が自分に迫るが空に飛んでいる自分は盾を構えながら回避行動に移る。
「そこっ!」
相手はそれを好機かと思い、加速器をかけて、機体を加速させると懐に入って来て持っていた剣を振るう。
「ふっ、馬鹿め、ってね!」
「なっ!」
だが相手の好機を逆手に取り、手に持ったマシンガンを向ける。
マシンガンの銃口が相手の至近距離で向けられる。
「くそっ!」
すると相手は悪態をつきながら距離を取ろうとする。
だが自分(主人公)はそれを逃さない。相手の肩を掴みそのまま地面に叩きつける。叩きつけると砂塵と土煙が舞う。
「お前、それが本気かよ」
土煙が舞う中、自分は呆れた顔で言う。
地面にめり込んでいる相手をそのまま踏みつけ持っていたマシンガンに弾を装填し、銃口を相手の頭に向ける。
「どう、認める? 負け」
「……負けだ」
相手はそれをみて潔く諦める。
「……OK」
自分はそれに答えると、銃を下ろす。
そして両者とも体から装甲が剥がれ、剥がれた装甲が粒子と化して消えていく。
「にしても勝てん。どうやったら勝てるのだ?」
「知らね」
「はぁ?」
相手がそう自分に質問してもその質問を適当に返す。
自分の返答に不服なのか、相手の少女は貰ったタオルと顔から被り頭を拭き始めた。
「まぁ、次も頑張れや」
自分はそう捨て台詞を吐くと、先ほどまで戦っていたアリーナを去っていった。
この世界は便利と兵器と戦争でできている。
いや、別に非平和主義者というわけではない。戦争なんて嫌いだし自分の命優先だと思ってる。けれど事実はとても簡単に、残酷だ。
今の自分たちの約三割が戦争から生み出されたなり損ないだということだ。それなのに今の人たちは戦争が嫌だの、自衛隊は無くすべきだのという。
いや、違う。そうじゃない。この便利さは嫌なことにその戦争だの軍や自衛隊が持っている物を我々が手に入れたものだ。
例えばコンピューター。これは一番の例題だ。
元はアメリカ軍などを使っていたものを小型にしたものが今の我々が使っているパソコンという便利なものになっている。
このように今の便利さは平和主義者が不服になる戦争と兵器から生み出されている。
そして今、それと同じ物があった。
AS。正式名は『アーマー・スーツ』。とても簡略的な名前の物だ。
だがこれは今までの軍業ビジネスは変わった。簡略的な名前の癖にそれは今まで以上の兵器よりも強く、速く、硬かった。ASは従来の戦闘機や戦車、軍艦を上回りどこのだれかが作ったのか知らないが、その力に多くの権力者たちは目を眩ませた。一時期はASを軍の戦力に投入しようと考えていた。
だがそれは失敗に終わった。国際連合の会議により、ASを軍事力として使用するのを禁止した『ロンドン条約』によって、ASは防衛力として扱われた。
この条約に一番悲しんだのはアメリカを含む欧州諸国。
そして一番喜んだのは日本であった。まぁ、自国防衛となると日本より上回る国はあるのだろうか?いや、無い。絶対、無い。まったく、日本様々である。
それ以降はASを軍事利用することは無く、防衛力として配備されていたのだが、いつの間にかASとやらはどこぞの作品のようにスポーツ競技として扱われてきたのである。
まぁ、表上は。裏では各国の技術発達を見る。一種の技術競争だ。
AS本体の技術、それを操縦する操縦技術。この二つが主な競争内容であった。
さすがにそれを見かねた国際連合は、民間のAS育成機関を作成。これを日本に配置した。
世界各国の今までのAS操縦者の育成は軍が取り仕切っていたため、相当な技術と知識が必要になった。
これを見た者たちは一気にその学校。いや、学園に多くの生徒たちがやってきた。
それが今の自分が入っている学校。『AS育成学園』の誕生である。とても説明適当でしょ?そうですよ。なぜならこれ自体、テンプレに過ぎないから。
っと、まぁそれは置いといて。それから数年後、学園自体が徐々に法人化。在学中の生徒たちがASのビジネス界に入ることが許されたのだ。
その情報はあっという間に広まり、世界のASビジネス界でも世界の五本の指に入るほど学園は技術も経済も仕切ったのである。
まぁ、悔しいだろうね。まだ大人の世界を知らない子供たちに一気に出番失われるんだもん。
それ以降、学園は世界の優位に立っており、ここ一つ潰れるだけで世界の株価は大きく変わるところだからだ。日本大変ですね。管理してんの日本ですし。
そしてこれはそんな学園生活を送っている生徒たちの可愛らしい、ゆるゆるとした生活を描いた物である………………なわけねぇだろ。
学生たちがただ狂喜乱舞をし、暴れ続ける物語ですよ~っと。
初めての投稿になります。
(再び言うが)山鳥のハラミ、です!
pixivの方では二次創作の作品をちょくちょく出していましたが、こちらでは本当に新開拓。
右見ても左見てもよくわからない状況です。
そんな未熟者が書いた初☆作品『エア・クラフト・スチール』は、作者の若干の不安と書きたい!という気持ちがこもった作品です。
後書きで書いても良かったのかしら、本当にこれ……(;'∀')