時に手助けが、、、、死を生む。5話
サリエナが倒れているであろう場所へと歩を進めていると、
「おやおや、副隊長はダメだったのか、、、それにそんな翼をつけて歩いて、殺されるとは思わなかったの?吸血鬼。」
「誰あなた。」
フリナが男に静かに告げる。
「俺は、さっきおまえのところに人間を送った奴だ。ここまでいえばわかるだろう」
そう言って笑い始める。
「そう、あのさぁ、お前が私の妹を殺したも同然なんだな?」
目を光らせ、殺気を出す。それを見てもひるまず男はこう告げた。
「おめえさんの妹だけじゃなくサリエナだっけ?そいつを殺したのも俺だ。」
その瞬間フリアも殺気を出し、目を光らせる。
「おいおい、そんなに怒るなよ。せっかくのショータイムだ。楽しくいこうぜぇ。」
「そう。それもいいけど、ショータイム以前にあなたが死なないといいけど。」
フリナは淡々と告げ、にこりと笑った。
「そうかそうか。せっかくだ、殺された人間の名前くらいは知っておきたいだろう。
俺の名はタリントミ・ケリー吸血鬼を殺すために生まれてきた男だ。」
「そう。私はフリナ。――フリナ・ドール・スカーレット。そしてこの子がフリア・ドール・スカーレット。ユベネリア・スカーレットの娘よ。――あのさ、どうして、あなたは吸血鬼を殺すの?」
そう静かにフリナは話す。
「両親が殺された。村の友達が、、、村の全員が殺された。だから、、、だから、、俺は世界にいるすべての吸血鬼を殺す。―――俺は、、俺は、、、、、、オレハオマエラヲ、、、、、、
殺すこロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス」
そうタリンントミが叫ぶと角が生え、牙が見え始める。
「角。鬼人だったのね。はあ。めんどくさい。さーて、フリア。私は能力が使えるかわかんないから。少し時間を稼げる?」
「———————」
「フリア?」そう言って後ろを見ると足を震えさせ、
「嫌、、嫌。来ないで。ダメ。お前が来たら、全部、、全部壊しちゃ、、、、、コワスゼンブ!ナニモカモスべテ!」
「フリア!」
「お姉さma、、、コワス」
「はあ。狂気化してるのね。」
そう言ってため息をつく。
「いい、フリア。聞きなさい。あなたは狂気化してる。それを止めるには、あなたが望むことすべてを果たすか、味わったことのない敗北に合う。どちらかよ。でもあなたの望みはかなえられそうにない。だから私が、敗北を味わあせてあげる。」
そう言ってフリナが両手を合わせ、静かにつぶやいた。
「能力発動 有 無限結界。」
言い終わった瞬間フリアの周りをオレンジ色の球体ができる。
「今はまだあなたと戦えない。先にこいつを殺す。タリントミだっけ?さあ。やりましょうか。」
そこからは誰の目にも2人の姿は見えなかった。ただわかるのは、フリナが明らかに勝っていること。戦いが始まってかなりたつのにお互いに魔力がキレていないこと。そして、とても大きな戦闘音が町中に響いてることだけだった。
しばらくすると、戦闘音が止み、傷だらけのタリントミが、地面に倒れていた。
それに打って変わってフリナは空を飛び傷一つなく、余裕の笑みを浮かべていた。
「さあ。とどめを刺してあげる。」
町中に響くような大きな声で。誰もが聞きほれるようなきれいな声で。そう言った。」
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