表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
太陽と月~神殺しの代償~  作者: 鈴木 花
1/1

プロローグ

初めて投稿します。

ずっと、書きたいと思っていて今回思いきって投稿しました。

拙い文章ですが、読んでいただけたら嬉しいです。

のんびり続きを投稿したいと思います。


夜の暗闇が怖いのなら

太陽の下で踊りましょう

眩しいほどに光輝く大地と木漏れ日が

あなたに勇気をくれるでしょう


日の光が眩しいのなら

月の下で歌いましょう

夜の闇に輝く月と星の光が

優しくあなたを包むでしょう



空はどこまでも蒼く澄み渡り、太陽は暖かく大地を照らす。風が吹き、青々とした木々を揺らし、その隙間から除く太陽の光。光が反射している水面は風に揺れキラキラと輝く。

それが、当たり前の日常だった。

ほんの50年前までは…

この世界には、龍神と呼ばれる5匹の龍の守り神がいた。

北を守るは大地を司る地龍、西を守るは水を司る水龍、南を守るは火を司る火龍、東を守るは風の龍、風龍。そして、その頂点に立つ龍が天界に住む黄龍である。

5匹の龍が守る時代は長く、軽く1000年のときを越す。

その間の世界は、とても平和で穏やかな時が流れていた。

もちろん、その間に人々の間に何もなかったわけではない。北、西、東、南それぞれの間で領土間の争いは常にあった。

だが、守り神、龍神がいることで大きな戦争が起きることはなかった。お互いに交流し、それなりの付き合いをして過ごしていた。

だが今から50年前、突如としてそれは起こった。

守り神、龍神のうち4匹が死んだ。なぜかは分からない。だが、それが真実であることは、それぞれの民が知った。地の力を持つ北の民、水の力を持つ西の民、火の力を持つ南の民、それぞれの民が自分の中にある力が弱まってきたと同時に、今まで感じていたはずの守り神の存在が感じられなくなったのだ。気のせいかと思っていた中で、世界が代わり始めた。太陽が顔を出す日が少なくなり、荒れた天候が日々を覆い隠し、今では青空を見ることがほとんどなくなってしまった。

人々は驚き悲しんだ。その中で非難の的になったのは、風の力を持つ東の民だった。なぜなら、風龍だけが生きているからだ。

その証拠に東の領土は他に比べると、ずっと緩やかに天候も崩れていった。民の力もそれほど、弱まらずに済んでいる。

民のなかに眠る力が、風龍が生きていると知らせてくれる。だが、居場所が分からなくなっていた。力の強いものなら龍神と会話が出来る。居場所も何となく分かるし会うことだって出来る。

それが、出来なくなった。存在だけは確かに感じることが出来るが、気配は感じられない。

それが、なぜなのか。噂として流れてきたのは、風龍が、地龍、水龍、火龍、そして…天界、黄龍までもを殺したのだということ。それを手伝った3人の兵士がいるのだと…

噂が真実なのか、どこから来たのかは分からない。風龍が姿を消したことで、真実は闇に消え、また噂の3人の兵士も姿を消したと噂が流れた。

風龍が姿を消し、東の民の力も弱まってきたことで、更に世界は荒れ始めてきてしまった。

人々の間で憎しみあっていても、何も解決することはない。東の民が率先して解決策を導き出すなかで、他の民もそれに習い、協力して、かつてないほどの団結力と化していた。

やがて龍神の力を使えた強い神力を持つ者達が集まり、話し合いを重ねる中で、天界の様子を見て新たな神を祭るという案が出始める。その案に向けて人々は動き出す。


世界を救う、その為に、人は何を差し出すのだろう。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ