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スキから始まる君と僕の物語  作者: 豊本 高弘
第5章 三人デート
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第5章 side Aya

 あたしたち三人はお店のエスカレーターを使って上の階へ。

 ここの二階はCDとかゲームを扱ってて、アイスのCDの売れ行きがどんなものかっていうのを見たかったというあたしの提案からだった。

 案の定CDが陳列されてる棚の一部はアイスで独占されていて瞳たちが映るポスターも貼られていた。


「あはは、なんだか照れるね」


 照れくさそうに頭をかく瞳と、呆然とポスターを見る祐二。

 どうしたのかと耳打ちして聞いてみたら、アイスの人気を改めて思い知ったんだって。

 祐二ったら、いい加減CD買いなってば。


「おーっす!」


 ん、この声は?

 振り向くとそこにいたのはやっぱりというかなんというか、松崎だった。

 どうやら買い物に来ていてここに立ち寄ったらしく、偶然あたしたちを見かけて声をかけたのだと言う。

 そういえば瞳は松崎と会うのは初めてだっけ、でも瞳が変装してるからか気付いてないみたい。

 なんて思ってたらあたしはあることを思いついた。


「ねぇ松崎、アイスの三人ってそれぞれどんな印象?」


 ちょうど瞳いるし、この機会に聞いてみて最後にはそこに本人がいるって流れで脅かしてやろっと。


「なんだよ改まって。急だな」

「いいじゃんいいじゃんっ、ねぇ教えてよ」


 ふっふっふ、本人がいることに気付かないままどんなこと言うかなぁ?

 今のあたしはドッキリ番組で後ろに本人がいながらインタビューしているアナウンサーの気分。


「そうだな……まず俺の推しメンのまりやちゃんは、明るくて三人の中で一番の元気印ってとこかな。リーダーの玲奈ちゃんは、背が高いしスラッと細い身体してるけど、ステージに立ってない時にかける眼鏡がまたギャップあっていいんだよなぁ。胸はぺちゃぱいだけど」


 言うねぇ、見事にファンの代弁って感じ。そしてもう一人について聞いてみますか。


「秋山瞳は?」

「瞳ちゃん? 特にないな、ツンとしてばっかだしクールだからカッコいいのかなって思ったけど天然ボケだし。俺は苦手だな、なんでセンターなんだろうな」


 ちょ、それはさすがに言いすぎだって……!

 まずいよ、秋山瞳が近くにいるのになんていうか――。


 ――パチーンッ!


 私が松崎の言うことを止めようとした時、店内でBGMが大きめに聞こえる中で一際大きな手を打ち鳴らした音が響く。

 何かと思いきや、あたしが気付かぬうちに祐二が松崎を一発ビンタしていたのだ。

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