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スキから始まる君と僕の物語  作者: 豊本 高弘
第5章 三人デート
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第5章 side Hitomi

 ここは私が物凄く大好きな街。

 途中親の転勤でロンドンへ行ったりもしたけど、やっぱりこの街が一番落ち着く。

 だって、私秋山瞳が生まれた故郷(ふるさと)だから。

 そんな故郷を祐二くんと綾さん、二人に知ってほしいって思ったんだ。

 そう思いながら歩いて話を聞いてると二人とも同じ市内でも生まれたところが違うって知ってびっくり!

 綾さんが言ってたけど、世間って狭いなぁ……。


「ごめん。わ、私の案内はなしで……」

「えぇ~っ!? そんな~……」

「仕方ないだろ、綾。秋山さん、気にしないでくださいね」

「ありがと、祐二くんっ♪」


 嘆く綾さんに祐二くんがやさしくフォローしてくれた、仲良いなぁ。

 それじゃあどこへ行こう、と改めて私たちは話し始める。


「じゃあせっかくだし、ありきたりなところへ行こっか。祐二はそういうの知らないし、瞳さんは行きたくても行けないだろうし」


 綾さんの提案に私は賛同する。

 これにより私たち三人はまず、市内にあるランドマークタワーへ。


「――わぁ……!」


 タワーの一番上から見える街の景色に私は感動! 観覧車とかヨットみたいな形したビルとか見えて、もう言うことないよ!

 こんなところれいちゃんがいたら今頃ビビってたりして、なんてことを苦笑いしながら言ったら綾さんが。


「そうですよね、確か高いところがダメなんでしたっけ?」


 そうそう! って思わず頷く、何のことだろうと言わんばかりに祐二くんがわかってなさそうな顔してると綾さんが補足してくれた。

 れいちゃんこと私たちのリーダー吉村玲奈は、ああいう堅い性格してて実は高いところが大の苦手。

 そのせいか高いところでロケする時はいつも足を震わせてる、なんだか思い出したら笑えてきちゃった。


 ――グゥ~……。


 なんて話をしながら景色を眺めてると、突然こことは似つかわしくない音が聞こえた。

 周りを見ると鳩が鳴いてる訳でもないし、今のは一体……?


「あ、あははは、ごめん……あたしだ」


 綾さんが顔を赤くして申し訳なさそうに頭をかいてる、そういえば携帯で時刻を見るといつの間にか十一時五分前を表示していた。


「それじゃあ少し早いけど、どこかでお昼にするか?」

「いいね! どこ行こっか?」


 祐二くんの提案に綾さんも賛同した、お昼は何がいいかな?

 そうだ、この機会だし……そう思いながら私は“そこ”が思いついた。


「あ、あのさ、これ私の案なんだけど……」


 アイドルらしくないかもしれない、けれど私はある場所へ行きたいと提案した。

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