純粋に生きてみる
毎日を過ごしているうちに、ふと思いついた。
純粋に生きてみよう。
目的もなく、ただ純粋に。
私の純粋生活は始まる。
朝、アラームが鳴って目覚めた。
アラームって、決まった時間に鳴って、すごい。
テレビを見た。
テレビって、色がついていて、人が会話してる。
ほんとうはそこにいないのに、すごい。
パソコンを開いた。
機械って、電気があればいろいろできる。
ぼーっとしててもなにかできるなんて、すごい。
振り向いた。
体はいろいろな方向に向ける。
自分の思った通りに体が動くなんて、すごい。
キーボードで文字を打った。
鉛筆で書かなくても、文字がたくさん出てくる。
すごく楽だ、すごい。
馬鹿らしいと言われれば馬鹿らしい。
でも、難しいことしかないような世の中では、
こうして純粋に生きてみるのも大切だ。
たまには、おいしいクリームソーダでも飲んで歌でも歌って、目を閉じてみよう。