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君に恋をしてるのかな?


駅前の広場、初夏の風が舞う

制服の袖を揺らしながら君が来る

「おはよう」と言えば済む話なのに

言葉が喉で絡まるまま


視線の先、君の笑顔が弾ける

誰かと話す声に胸がざわめく

触れたい気持ちが暴れ出しそうで

自分の影に隠れてしまう



触れられそうな距離なのに

心は遠い、届かない

この胸の奥の痛みが何か

まだ名前を知らないままで



君に恋をしてるのかな?してないのかな?

曖昧な感情のまま今日が終わる

触れたいけど、怖いんだ、言えないんだ

君と僕の間にある、透明な壁

君に恋をしてるのかな?してないのかな?

それを知るのが少し怖いだけ



帰り道、茜色に染まる空

並んで歩く影がゆらめく

「宿題、手伝ってくれる?」なんて君が

ふいに言った言葉に胸が跳ねる


「うん、いいよ」とだけ答えたけど

本当はもっと話したかったんだ

足元の石を蹴り飛ばしながら

無言の時間が重く流れる



君の横顔、夕陽に溶ける

見つめた分だけ切なくなる

この胸の鼓動が何かを知って

それでも止められない



君に恋をしてるのかな?してないのかな?

こんなにも心が揺れるのはなぜ?

触れたいけど、怖いんだ、言えないんだ

この関係が壊れるのが、ただ怖いだけ

君に恋をしてるのかな?してないのかな?

確信が胸に刺さる、夕暮れの街



もう一歩だけ踏み出せたら

この曖昧な空気が変わるの?

でも君の笑顔を失う未来が

頭を過ぎるたび足がすくむ



君に恋をしてるのかな?してないのかな?

答えが怖くて目を逸らしてる

触れたいけど、怖いんだ、言えないんだ

それでも君の隣が居心地良くて

君に恋をしてるのかな?してないのかな?

君と僕の未来が今、霞んで見える


君に恋をしてるのかな?してないのかな?

きっと、この胸の痛みが答えだよね

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