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そばにいるだけで


放課後の廊下、君の後ろ姿

夕日のオレンジが髪に溶けていく

教科書の隅、君が書いた落書き

名前を呼びたくて唇を噛んだ



ただの友達、それでいいはずなのに

心の奥が君を探してる

隠したい、でも溢れそうな想い

どうしてこんなに切ないの?



いつもそばにいたいだけ

でもそれ以上を望んでしまう

笑顔ひとつで胸が揺れる

言えない言葉が苦しくて



体育館の片隅、君と並ぶ時間

無邪気な声が私を揺さぶる

「あの子、好きな人いるのかな」

問いかける君に何も言えなくて



気づかないふり、それでいいはずなのに

君の視線が他を向くたび

胸の奥に刺さる小さな棘が

どうしてこんなに痛いの?



いつも笑っていたいだけ

でも涙が隠しきれない

触れたい気持ちが遠すぎて

叶わない夢に怯えてる



星が滲む夜の校庭で

君と過ごした短い時間

この想いをそっと伝えたなら

二人の距離はどう変わるの?



いつもそばにいたいだけ

でもそれ以上を願ってしまう

手を伸ばせば届きそうで

怖くて引いてしまうんだ



君の隣、ただの友達のふり

この胸の想いは風に消えていく

それでもいい、君が笑うなら

そばにいられる、それだけでいい

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