20/24
月光の願い
静かな夜にひとり歩く道
頬をなでる風がそっと囁く
満月の光、空に浮かぶ君
遠い場所で同じ月見てるのかな
小さな街灯り滲む帰り道
心の奥に浮かぶ淡い影
伝えられない言葉は星のよう
散りばめられて夜空に消える
キラキラ、月が揺れる
ユラユラ、胸が疼く
トクントクン、想いが走る
届かないのに、願ってしまう
教室の窓際、横顔ばかり
覚えてしまうのは不意の仕草
触れられない距離、それでもいいよ
ただ君のそばにいるだけで幸せ
満月の光が優しく照らす
君を想う時間が私の全て
繋がらない糸、それでも編むよ
夢の中でいつか君と繋ぐ
キラキラ、星が瞬く
ユラユラ、風が語る
トクントクン、心が叫ぶ
君がいるだけで、世界が変わる
影絵みたいな雲が流れて
月が微笑む、私の気持ち
告げられない想いだけど
この夜空に溶けてゆくから
キラキラ、月が揺れる
ユラユラ、胸が疼く
トクントクン、想いが走る
届かないのに、願ってしまう
満月に浮かぶ、君の名前
風の行方にそっと重ねて
この夜が終わる前にもう一度
満ちた光に、想いを馳せる
