↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ざまぁ返しを全力回避したヒロインは、冒険者として生きていく~別れた筈の攻略対象たちが全員追ってきた~  作者: ひよこ1号


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
84/90

訓練の成果

「先に蜂をおびき寄せますから、ここで戦闘しましょう」


私は弓を取り出してつがえる。

まあ、外れてもこちらに気づけばいい。

そう思ったけれど、トスッと矢が当たった蜂はそのまま地面に落ちて動かなくなった。

でも残りの二匹はこちらに気づいて飛んでくる。

王子とメガネは剣を構えているので、それぞれの蜂を迎撃してもらう。

乱戦になれば弓の名手でもない限り仲間に当たる可能性も高い。

私は武器を短剣《ダガー》に持ち替えたが、二人の攻撃で呆気なく迷宮蜂《ダンジョン・ビー》は沈んだ。

おお、意外と強い。

いや、私の矢でも死んだから、迷宮蜂《ダンジョン・ビー》が弱いのかな?


「じゃあ、私の後ろ付いてきてくださいね」


罠を作動させないように、廊下を通り抜けると、メガネの地図にも罠の位置を書き込む。

帰りに通ってまた落ちたら大変だからね。

私は迷宮蜂《ダンジョン・ビー》に当たった矢を回収する。

突き当たりは角になっていて、左に折れる道が続き、右側に部屋があった。

私はそこでも罠と鍵を調べる。

罠があったので解除。


「アル」

「うむ」


私が扉の前から退くと、アルが扉を開けた。

中には骸骨《スケルトン》が二体。

錆びた剣とボロボロの盾を装備している。


「アルは右、私とサーフは左で」

「分かった」

「はい!」


いやー、骸骨《スケルトン》に短剣《ダガー》って、効くのかな?

蹴りの方がまだ効果ありそう。

基本的に打撃武器の方が効果高いんだよね。

いざとなったら魔法でいいか……。


思っていたけど、二人の動きがとても良い。

ひんひん泣いてたのに…。

まあAランク冒険者の猛特訓よりは弱いのかもしれんけど。

私は私で短剣《ダガー》と蹴りで攻撃する。

手応え的には蹴りかなぁ?

なんて思いながら戦っていたら、骨がバラバラと崩れ落ちた。

王子の方も倒せたようだ。


ダンジョン産だからか、スライムも迷宮蜂《ダンジョン・ビー》も跡形も無く消えたけど、何か骸骨《スケルトン》は骨が残された。

きっとドロップだな。

剣や盾も消えたし。

骨は王子の背負い袋に入れた。

王子は何だか自分の手を見つめている。

どうしたんだろう?

疲れたのかな?


「アル大丈夫?休憩します?」

「いや、平気だ。……ノーツさんの訓練の成果だな、と思っていた」

「それなら良かった。サーフも戦えてますしね」


褒めるとメガネは嬉しそうに笑顔を浮かべた。

うん、魔法職なのに、ごめん。

でもね、迷宮攻略にしても討伐にしても、魔法ってそんな序盤からガンガン撃つものじゃないんだよ。

それが出来るのは回復アイテムが豊富で、MP回復も豊富な世界観の話。

ゲームとかね。

出来るだけ温存して、必要な時にぶちかますのが魔法。


私は部屋の中を探索して宝箱を見つけた。

罠も鍵も無いけど、中から出てきたのは短刀《ナイフ》、見るからに普通の短刀《ナイフ》だ。

錆びてないだけマシかもしれない。

それも王子の背負い袋にINする。

地下1階だから仕方ないけど、ろくな物が無いな!

これは再配置《リポップ》したとしても、素通り案件である。


ちなみに、再配置《リポップ》の速度は迷宮《ダンジョン》によっても違うし、規則性はあまり無いらしい。

この最下位迷宮は一日くらいの間隔と聞いていたので、少し潜って帰る場合なら一度倒した敵には遭遇しないという事だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。