表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/27

第2話 大事な大事なスキルポイント

説明回が続きますが、さらっと読み飛ばしてもらって大丈夫です。

難しいですね。素人なもんで・・。


改行見直しました。内容は変えてません。





【ルーシア side start】


えっ?なになに?なにが起こったの?


スキルポイントが返ってきたってこと?やったやった!これで水魔法の新しい魔法が取得できる!

なんだけど・・、神様にクレームかけた結果ってこと? あ~これはまずいわ・・。本当にまずい。


急いで謝らないと。

(神様。え~と、まずはお願いをお聞きして頂きありがとうございます。おかげさまで、スキルポイントが戻ってきました。でもでも!決して文句やクレームを言ったわけではありません。本当です)


わたしは慌てて謝罪の祈りをした。ふうう。これで大丈夫・・かな?ちょっと落ち着きました。


さて次に考えることは・・、(スキルによる追加ポイントってなに?)


【ルーシア side end】


この世界ではスキルポイントは最も重要な数値のひとつである。職業レベルが上がれば、体力、知力等の能力値は上昇していく。前衛職、後衛職による差分はあるが、これらは自動で選別され調整される。


しかしスキルポイントは職業レベルが1上がるごとに1のみ取得できる。(職業レベル=スキルポイントとなる)。その貴重なスキルポイントを、自分の成長や目標達成、生活の充実等のため考え抜いて割り振っていく。


一般に通常の市民や商人、初級冒険者はL10~L20であり、中級冒険者、聖職者、教職者はL20~L40が目安になっている。またL50前後は上級冒険者と位置付けられ、各地でその名前を知られるようになる。ちなみにL80以上はS級冒険者と呼ばれ、各地に数人おり英雄扱いされている。現在の最高は、とあるエルフ国の長老でL150前後とされるが未確認である。


そのため一般的にはL20~L30前後で、そのスキルポイント20~30をやりくりして、各自で冒険や商売に役立てていくことになる。


【ルーシア side start】

 

とりあえず、本来の目標である水魔法のL4を取得しましょう。今度は落ち着いて、慌てないで・・・、よしうまくいったわ。


おまけ?で付いてきた1Pは、そのままにしておいてと。


でも不思議ね、いままでこんなことはなかったのに。まあ神様相手のこんなお祈りをしなかったこともあるし。


でもちょっと待って!これスキルって何回でも使えるの?あー、以前にクレームしに行ったときに1日で2回めはダメだったわ。


えええ?考えてみると1日1回このお祈り(神様、ごめんなさい!)をすると日にちの数だけ、スキルポイントが増えることになるけど・・。あわわわ、これってとんでもないことじゃないかしら。


あーもう、よくわかんなくなってきた。今日1日採取作業はお休みしてゆっくり考えましょう。そうしましょう。


【ルーシア side end】



さてそれからはルーシアの生活パターンは徐々に変わっていった。いままでは、宿屋の仕事を中心とし、空いた時間に薬草等採取のクエストをこなすという内容だったが、採取ではなく魔物討伐をメインとするようになった。


日数=獲得スキルポイントとなり取得する魔法も増え続けているのでその練習が目的だ。また今まで必死に逃げてきていた魔物も高レベル魔法により簡単に討伐できるようになった。


ただし、強い魔物を倒した際の魔石は怪しまれるため、売ることを控えている。それでも低級魔物の魔石は大量に取得できるようになったため、何回かに分けできるだけ目立たないように売買している。


レベルも順調にあがり、収入も以前とは格段に多くなった。

あれから約1か月半、ルーシアのステータスはこうなっている。


 【ルーシア、19歳】

  LEVEL:16

  JOB:魔法使い


   HP:190

   MP:245

   

   体力:101

   筋力:78

   知力:161

   魔力:190

   敏捷:91


結局取得したスキルポイントはすべて<水魔法>に割り振ってきた。



【水魔法】

L:1 ウォータ      水を生成する。飲料可能。

L:2 ウォータボール   水でできた球形の塊を投擲する。速さ、硬さはMPにより調整可能。

L:3 ミスト       霧を生成し認識を阻害する。

L:4 ウォータアロー   水でできた矢を投擲する。威力は調整可能。

L:5 ウォータフォール  水の防御壁を生成する。

L:6 アローレイン    空中より複数のウォータアローの雨を降らせる。

L:7 ウォータプリズン  水の箱に閉じ込め窒息死させる。水性生物には無効。

L:8 パワートルネード  その場で巨大な渦巻を発生され広範囲の敵を飲み込む。

L:9 ジャベリンレイン  硬質の水で生成された無数の巨大な槍を天空より降らせる。

L:MAX          特殊スキル「水精霊の加護」取得。すべての水魔法の威力が2倍になる。


現在L:9の<ジャベリンレイン>まで取得しているので、あと2P、つまり二日後にはすべて取得しコンプリートとする予定だ。


(次の魔法どれにしようかな)


◇◇◇◇◇◇◇◇◇


神殿には「スキル大全」という本がある。


貴重な本なので、原本は厳重に保管されているが、模写した内容を巨大な紙に写し、その一枚一枚を壁一面に張り出すようにしている。


その部屋は別名「スキル閲覧部屋」とも言われており、閲覧者はいろいろなページを見ながら自分だけのスキル構築を考えるのである。


内容も個々のスキルごとに効能、メリット、デメリット、魔物との相性など詳細にまとめられており、新たな情報提供者には謝礼が用意されている。ただし、上級職の高位レベルのスキルには、まだスキル名すらも不明なものもあり、この情報提供者には莫大な褒賞が約束されている。


ちなみに一般職<剣士>には、上級職<英雄剣士>がある。<剣士>職をL:MAXまで到達すると取得でき、その上級職もL:1~L:MAXまである。


上級職のL:MAXを極めるにはスキルポイントが110ポイント(一般55p+上級55p)必要であり、すなわち職業レベルも110が必要となる。今現在この<英雄剣士>L:MAXの欄は空白となっており、それは誰も取得出来ていないということだ。


当然過去にはL120以上の伝説の冒険者も存在はしていたが、残念なことに情報は引き継がれていない。

うわさでは、上級職の上には、さらに最上級職があるとの話だが真偽のほどは定かではない。スキルシステムは神が作りたもうた神聖な仕組みであり、すべてが明らかになるのは不可能とされている。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇


今、ルーシアは神殿にある「スキル閲覧部屋」に来ている。


次の取得する魔法スキルを考えるためだ。


(火魔法はいろいろと強力な魔法が多いわね。うわ~、風魔法L:8の<ハリケーン>って みてみたいわあ。土魔法は地味だけど役立ちそうな魔法が多いのが魅力ね。雷魔法は、なんか見てるだけでビリビリしそう)


ルーシアは以前からもたまにここに来ていたが、各種スキル取得が現実となったため、新鮮な気持ちで見て回っている。また魔法使いの一般スキルは火、水、風、雷、土の5種類あるが、上級スキルはいまのところ確認されていない。


ただ、5種魔法すべてL:MAXになれば何かが起こるといわれているが、55Pの5倍だと275P必要となるわけで、絶対不可能なためいまでは逆に笑い話に終わっている。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇


(強い魔法が使えるようになって、魔物もそれなりの強いのを相手にしているけど、所詮ソロでやるしかないのよねえ。こんなステータス人には見せられないし。この前も何匹か同時に相手をして、少し怪我をしちゃったし。それにしても回復ポーションってなんであんなに高いのよ・・)


そこでふと隣に掲示されている「神官」職がまとめられているページが目に入った。


「魔法使い」職のスキルは主に魔物への攻撃用が多い。では「神官」職はというと、自身や仲間の回復、状態異常に関連したスキルが多くなっている。特に「神官」職のスキルは、他の職業と違い複雑なツリー構造になっており人気も高い。


まず職業選択で「神官」を選択し登録すると、「光魔法」と「闇魔法」の一般スキルが取得可能となる。

また「光魔法」の上級職に「太陽魔法」があり、「闇魔法」の上級職に「月魔法」が存在する。


さらに「光魔法」と「闇魔法」の2種類を極めると、上級魔法「召喚魔法」と上級魔法「時空魔法」が取得可能となる。


魔法使いや神官には、長命のエルフ族、ハイエルフ族が好んで職についていることもあり、中には高位のスキルも明らかになっている物も多い。しかしそれでもやはり、不明なスキルが多く残っているというのが実情である。


「決めたわ! 次に「神官」になって「光魔法」を習得しよう。」


この世界では転職は比較的簡単に行える。神殿に3万ゴールド分の寄付をし、神官と一緒に転職の祈りを捧げればそれで終了である。職業を決めたがいいがやっぱり合わなかったとか、パーティーの編成上必要にかられて等々が発生するからである。


特にレベルがMAXになったスキルは、転職してもそのスキルは引き続き使用できるので、上級冒険者にとっては、簡単に転職できることは大歓迎なのである。なので「火魔法を使える剣士」や、「風魔法を極めたレンジャー」などは非常に重宝され報酬も破格となる。ルーシアの場合だと、当面は水魔法で魔物を討伐し光魔法で傷を癒すという戦法になる。ちなみに「光魔法」を簡略化表示すると以下のようになる。(スキル大全より)


【光魔法】

L:1 キュア         軽傷を治す。HPは5%回復。

L:2 ヒール         軽傷や軽微な状態異常を治す。HPは20%回復。

L:3 リラックス       精神的な安定を得る。効果は持続する。

L:4 HPMPパサー     詠唱者のHP/MPを他人に分け与える。与える量は調整可能。

L:5 ミドルヒール      中度の傷、状態異常を治す。HPは50%回復。

L:6 アドヒール       1秒で1%HPが回復する。100%になるまで継続する。

L:7 ハイヒール       重度の傷、状態異常を治す。HPは80%回復。

L:8 オールリザーブ     すべての状態異常を治す。状態異常無効が継続する。

L:9 パーフェクトヒール   死亡以外の傷を回復する。軽微な欠損部位の修復可。HPは100%回復。

L:MAX光精霊の加護      特殊スキル「光精霊の加護」取得。

               光魔法の対象を範囲指定で複数指定できる。

               上位魔法「太陽魔法」を習得出来る。



お読み頂きありがとうございます。

※やっぱりわかりずらいですね。

 スキルは55Pでコンプリートです。

 上がり方は、1+2+3+4+5+6+7+8+9+10で、計55ポイントです。

 大変な世界ですね(ひとごと)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ