第11話 ジャンジャンバリバリ
【ルーシア side start】
街に帰ってきた私たちは、昨日と同じテーブルに集まった。
「は~、びっくりしたわね」私が言うと、
突然ロブさんが
「悪かった!!本当に申し訳ない!!」といって思い切り頭を下げてきた。
「顔を上げて下さい、ロブさん。ここまですごい効果があるとは
私たちも思わなかったんですから」
「しかし、今までお荷物だったこのスキルにここまでの・・・」
ロブさんはそう言って頭を抱えていたが突然、
「あっ、さっきの金はすぐ返す」といって私に返そうとしたが、
「いえ、そのままで結構です。あの宝箱から出てきた金貨も半分差し上げます」
「いいのか、疑っていた俺にそこまでしてくれるなんて」
「その代わりと言ってはなんですが、このことは他には話さないで
いて貰えませんか?」
「おっ、おう。あたりまえだな。こんなの知れたら、いいようにこき使われそうだ。
っていうか、俺はあんたらに何もお礼してねえな・・・。
そうだ、ちょっとくたびれているがいいレンジャーがいるんだ。
探索や周辺の知識、道案内にきっと役立つぜ。
俺を雇ってくれよ、いや違うな。俺をあんたらのパーティに入れてくれ!!頼む!!」
その後も何回か4人でダンジョンに潜ったが、
毎回とんでもないアイテムや武具が出るわ、出るわ・・・。
例えば・・・
「禁断の果実」
りんごに似たさわやかで甘い果物。
1個食べるごとにレベルが1UPする。
レア度は超反則級。
「天界の鎧・行雲流水」
天界の鎧シリーズのひとつ。
攻撃をすべてその力の逆回転でかわすことができる。
強力な攻撃がくるほど、容易に受け流せる。
レア度は超伝説級。
「タイフーンベルト」
装着し、風を受けて回るとHPが回復する。
赤い風車がかっこいい。子供たちの憧れ。
レア度は超レア級。
「矛盾の盾」
どんな矛の攻撃でも耐えられるという有名な盾。
矛盾の矛と両方装備した場合、貴方は伝説を見ることが出来る。
レア度は伝説級。
「スペースセーバー」
通常は剣のグリップ部分のみだが、魔力をこめると光をまとった刃が出現し、
あらゆる物体を切断できる。
レア度は反則級。
「ス〇ーウォー〇かよ・・」とシンジくんがつぶやいていたけど何のことかしら。
「トゥインクルスタッフ」
汚れなき少女のみが持つことを許されるおしゃれな杖。
その場で一回転し「トゥインクルチェンジ!」と唱えると、美しく可愛い光の装備が全身を覆い、
「トゥインクルスター!」と唱えると、杖の先より放たれる清らかな光で魔物をおしおきする。
なお装着時、背景に七色の流星が降り注ぐ。
レア度は反則級。
シンジくんがマイラに持たせて「魔〇少女だ!!」と喜んでいたけど何のことかしら。
ちなみにレア度は、
粗悪品、下級、中級、上級、レア級、超レア級、
伝説級、超伝説級、反則級、超反則級、
最上位は、世界創生級となっている。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
私たちはいよいよこのオブマールの街を離れることにした。
仲間になったロブさんに、馬車の御者や道案内をしてもらえるし,
資金も溜まってきたのでいろいろな世界を見て回りたいためだ。
お世話になった「黒ふくろうの宿り木亭」のおかみさんに挨拶したら、
「辛かったらいつでも帰ってきていいんだよ」と言われ、
この人と知り合って本当に良かったと思った。
マイラはおかみさんにすがりついて、泣きじゃくっている。
「でもひととおり世界を回ったら、そのうち帰って来ますよ。
一生会えない訳じゃないし」
そう言ってお別れしたあと、町はずれに向かった。
当面この近辺のいろいろな街を巡ろうと思う。
街を出るとき、やっぱり好奇や蔑みの目で見られた。
そりゃそうでしょうね。
でもなんか嬉しいわ。
だって私たちは、
「街一番の嫌われ者」
「街一番の役立たず」
「街一番目立たない男」
「街一番の運のない男」 が集まった、最低で最強のパーティだもの!!!!!
【ルーシア side end】
読んでいただき感謝感激です。




