表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/109

モンステラ③

「それで、具体的にはどうやって手伝ってもらうの?」


二時間後、お風呂に入って服を着替えた私達はご飯を食べていた。


今回のメニューは、帰ってくる道中で見つけたキノコと、保存しておいた白身魚のソテーだ。


ふかふかの白パンと、付け合わせに疲れをとる効果のある薬草のペーストもある。


リオンは魚の身をパンに載せながら口を開いた。


「そいつは町の住民権を持っているのだろう?そこにお前も入るんだ。」


「え!家族になるってこと?」


「他国から引っ越してきた親類と言えばいい。国外では戦争をしているところがあるからな。この国に来る人もたくさんいる。そこまで詳しく追及されないだろう。」


「戦争…」


平和なこの国の中にいると、そんな物騒なものは想像がつかない。


「瘴気の話は聞いているだろう?それが戦争を引き起こしているんだ。」


「ねえ、その「瘴気」ってなんなの?私まだ一回も見たことないんだけど…。戦争になるほどのものなの?」


私達が呼ばれたのは、聖女として瘴気をどうにかするためだと聞いた。


しかし、その問題の瘴気とやらを一回も見たことがない。


(モカちゃんはもう見たことあるのかな…?)


「この国にまだ瘴気はさほど影響していないからな。国境付近へ行けば多少は見られるだろうが。他国では人が住めないほど悪化していると聞いている。」


「そんなに悪影響なの?」


「発生原因はまだはっきりとは解明されていないから解決手段がないんだ。ただ、これまで何度か聖女の力で瘴気をなくしてきたらしい。」


「だからモカちゃんが召喚されたってわけ。」


「我々には聖女の力しか頼れるものがないからな。できることと言えば、まだ住める場所を力づくで奪い取ることくらいだ。」


「それで戦争が起こってるんだ…。」


「そうだ。」


(こんなに魔法にあふれたファンタジーな世界でも戦争か…。)


どこにいっても人がやることは変わらないものだ。

私はあきれてため息をついた。

お読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ