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豪運 突然金持ちになったんですけど、お金の使い方がよくわかりません。  作者: ノニジュース


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68 霧島、冬休みの旅行に行く。1



「突然ですが、旅行に行きます。」


「本当に突然だね。」


いきなりひとみにこう切り出したあきらは相変わらずの無計画さをひとみに非難された。


「で?どこいくの?」


「スキー!!!」


「あきらくんスキーできるの?」


「したことないけどなんとかなるっしょ。」


「本当に無計画だね。」

呆れたように笑うひとみの顔は相変わらず美しかった。


「どこにスキー行くの?」


「カナダ!!!」


「遠っ……」


「ここに2人分のファーストクラスの航空チケットがあるじゃろ?」


「ほう。」


「そしてここにアメックスのブラックカード専用コンシェルジュに頼んで予約をしてもらったホテルの予約確認書があるじゃろ?」


「ほう。それで出発はいつかね。」


「今から!」


「今日から一週間あけとけって、こういうことなのね…」


「それでは準備しまーす。」


あきらは手際よく用意していたリモワの80Lサイズのスーツケース二つを取り出し、一つをひとみに渡した。


「アウターはこの前買ったモンクレールで行こうかな。サングラスはトムフォードで…」


「なんだかんだノリノリじゃないっすかひとみさん。」


「わかりますぅ〜?」


荷造りを終えた2人はレクサスLXに2人分のスーツケースを乗せ、関西国際空港へと向かった。


「そいえばどこに行くの?」


「カナダだけど?」


「いや、それは知ってる。

カナダのどこ?」


「あぁ、ウィスラーだよ!」


「…どこ?」


「バンクーバーの近くのスキーリゾート!」


「そうなんだね!いいとこ?」


「すっごくいいとこなすっごくいいホテル。」


「楽しみですね!!!」


「バンクーバー空港ついたら、ホテルの人が迎えにきてくれるからね。」


「それはいいですね。」


空港に着いた2人は駐車場に車を止めスーツケース二つをゴロゴロと引っ張りながらターミナルへと向かう。



ターミナルに着くと、プレミアムメンバー限定のチェックインカウンターに向かい荷物を預け、プレミアムクラス専用のラウンジを利用してゆっくりとしてから、飛行機に搭乗する。



ファーストクラスならカナダまで約12時間のフライトもとても快適だ。



〜〜〜〜


CAさんの機内アナウンスも終わり、しばらくすると食事が出てきた。



「ファーストクラスのコース料理って思ったより美味しいよね」


「いや、俺からすれば、思ったよりも何も、普通にうまい。」


「よく飛行機の料理って美味しくないとかいうじゃん?」


「まぁそんな話はよく聞くね。」


「でもいうほどじゃ無いよ。」


「それはファーストクラスだからだと思う。」


「なるほどぉ〜」


〜〜〜〜〜



「機内の映画って割と新しいのやってるよね。」

機内のエンターテイメントを見ながらひとみがつぶやく。


「レンタル屋さんの新作クラスなら割とやってるね。」


「それってすごいことだと思うんだ。」


「なんで?」


「だってまだ新作じゃん!座席数分レンタルしたら大変なことだよ?」


「モニター一つ一つにDVDが入ってるわけじゃないから大丈夫だぞ。」



〜〜〜〜〜〜〜


そんなやりとりを続けているとあっという間にバンクーバー 国際空港についた。

関空で飛行機に乗った時と同じように優先的に飛行機を降り、入国審査を受け、荷物を受け取り到着ゲートをくぐる。


するとすぐに黒服を着た外国人が駆け寄ってきた。


「ザフェアモントシャトー ウィスラーの者です。

ご予約の霧島様でございますか?」


「そうです。」


「ありがとうございます。

それではお荷物をお預かりさせていただきます。」


黒服のホテルマンは2人の荷物を持ち、車へと案内する。


案内された車はマイバッハのプルマン。


「すげぇ、プルマンだ。

某ファッション通販サイトの社長と同じ車だ。」


「ほんとだ!

すごい!大きい!」


いつの間にやら荷物をトランクに乗せたホテルマンが2人に声をかける。


「お席にはウエルカムドリンクのワインを用意してございます。

霧島様はサロンがお好きだと聞いたもので、サロンをご用意いたしました。

ひとみ様におかれましてはお酒が得意ではないということでエルセンハムを。」


「え、どこでそれを!?」


「さぁ、どちらだったでしょうか?」


「あきらくん、サロン飲むあきらくんって見たことない気がするんだけど。どこで飲んできたのかなー?」


サロン好きがバレるということはそれは霧島としては恥ずかしい記憶がバレているということでもある。

つまり、カジノ旅行の際に湯水のごとく金を使いラスベガス中の高級酒を飲み干した時の話が漏れているということだ。


「いやぁ、個人情報がどこから漏れたのかなぁ…」


そこには恥ずかしげに頭をかく霧島と、呆れた顔で霧島を睨むひとみがいた。



2人でサロンを飲んでいると車はホテルに着いた。

2人が泊まる部屋はフェアモントの中でも最高クラスの部屋、フェアモントキングルームである。

車を運転してくれたスタッフとともに部屋まで向かい、部屋の中でチェックインをする。

どこまでも至れり尽くせりである。


「まず何しよっか、あきらくん。」


「とりあえずゆっくりしよう。

実はさっきくすねてきたんだ。」


霧島はひとみにまだ封の開いていないサロンの瓶とエルセンハムを見せた。


「悪い子!」


「だって二本あったからさ…」


「では罪滅ぼしに私にお酌しなさい。」


「ははぁ!どうかお許しを!」


「このイギリスの名水の味に免じて許そう!!!」


そんな茶番を繰り広げながら2人のカナダ1日目は更けていった。



2019年 1月23日


ひとみのアルコールアレルギー設定について矛盾を感想欄にて指摘いただきましたので修正いたしました。

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