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32 霧島、スーツケースを買う。


午後の授業を3つこなした霧島は自慢の愛車、レクサスLX570で買い物に来ていた。


ひとみも誘ったが、どうやらバイト中らしく返事がこなかった。

霧島は少しの寂しさを感じながらも

おそらく大阪で最大の自動車用品店に来ていた。



車の中が少し殺風景なんだよな。



霧島はそう考え、車内の芳香剤や、ルームミラーを買い車の中を少し快適にリフォームした。



これでよし。

と、満足した霧島は、ドライブがてら難波方面に車を走らせた。



戎橋周辺を流していると、スーツケースを販売するリモワ社の店が近くにあることを思い出し、車を心斎橋周辺に止めリモワ心斎橋に向かった。



店に入ると、いらっしゃいませと店員さんに声をかけられる。

店員さんは、何か気になるものございましたらお気軽にお声掛けくださいませ。と霧島に告げると業務に戻った。


霧島はスーツケースにこだわりがあるため、内心でありがたいと思うとスーツケースを物色し始めた。


霧島は今度は丈夫で長く使えるものがいいなと、自身の使用する壊れかけのスーツケースを思い浮かべた。


霧島は1つ気に入った商品を見つけた。

それはtopas stealthという商品で34Lサイズのものだ。飛行機の機内持ち込みが許可されるサイズでありながら重厚感を醸し出しており、何よりstealthシリーズには使えば使うほど表面の塗装が剥がれ、その塗装の下地が見えるようになって味が出るという特徴がある。



買いだな。

そう考えた霧島は、34Lサイズのtopas stealthに加えてさらに大きいサイズである85Lサイズのものも購入することにした。

そして、物欲が止まらなくなった霧島はもう一つ、発色の良さに惹かれsalsa deluxeというシリーズの58Lサイズで赤色のものも購入を決意した。


スーツケースにしてはかなり高額ではあるが霧島は大満足だった。


霧島は会計をすませると、店員さんに、車を店の前まで回してくるのでしばらく預かって欲しい旨を伝え、車を取りに向かった。


車を店の前まで回し、店員さんから三つのスーツケースを受け取り後部ハッチを開け詰め込む。


ちなみに霧島のレクサスLXは2列シートのタイプなので、荷物はいくらでも詰め込むことができる。


そうこうしているうちに夜の8時ごろとなり、霧島は家に帰った。


帰宅途中にスーパーにより食料を買い込むことを霧島は忘れない。


大荷物になってしまい、かなりの苦労を伴ったが、なんとか自身が住むアパートに荷物を運び終えた。


霧島は (早く新しい家に引っ越したいな…)と心から感じていた。


霧島は部屋にスーツケースを置いて思ったが、大きなスーツケースが3つも部屋にあると、意外と圧迫感がすごい。

そして、スペースを無駄にしてる感がすごい。


霧島は、とりあえずスーツケースは3つとも車に乗せたままにすることにした。


「とんだ二度手間だな…」


またエレベータで3つの空スーツケースを車に詰め込み、駐車場に車を止め、また家に帰った。

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