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「あ、あきらくんおはよ!

隣来る?笑」


「お、ひとみおはよ。

じゃあ隣で受けようかな。」


この2人のやりとりを見た講義室内の生徒はざわついた。



曰く阪大最後の優良物件がなくなった



曰く阪大のマドンナが入居した



曰く霧島の野郎…!

など、阿鼻叫喚とまでは言わないまでも、なかなかに騒動となった。


2人は予想外の周りの反応に驚いたが、悪乗りした結城ひとみ嬢が霧島の腕を取り彼の肩にもたれてみせた。


近くにいた阪大生はもろにその衝撃をくらいその場に膝から崩れ落ちたもいた。

大講義室から泣きながら走って逃げる者もいた。



「ひとみやりすぎ。笑」


「いや、まさかここまでとは。

こんな美人彼女にしたあきらくんはもっと誇っていいよ。笑」



そんなこと言って許されるのはこの美貌があるからだろうなと霧島は思いつつも。


「光栄にございます、ひとみ様。」

とおどけて言った。


授業が終わると、2人とも空きコマだったため2人はそのまま大学内のカフェに行き暇を潰した。


そこで話すのはたわいもないことばかりだったが、ひとみにすれば初めての彼氏ということもあり、会話の全てが新鮮であり、霧島からすれば、話をするたびにひとみのことを知ることができ、とても楽しい時間だった。


2人は昼食を共にし、霧島は午後の講義に向かい結城ひとみ嬢は大学図書館に向かった。


霧島も結城ひとみ嬢も心から満足した様子でそれぞれ別行動を開始した。

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