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「パチンコで大きいの当てたらしいやん??

俺に奢るとかどんな風の吹き回しよ笑」



「まぁ清水も当てた時飯奢ってくれてるし、金ない時に単発のバイト紹介してくれたり、それなりに感謝してるってことだよ。」



「あら、珍しかやん?

まぁそう言うことでしたら遠慮なくしゃぶしゃぶでも行きますか笑」



「高級すぎるとこは無しでよろしく笑」


そんなやりとりをしながら2人で難波の方に繰り出し、大学生にとっては少しお高めの肉料理屋に向かい、友好を温めた。

そのあとは清水がお返しとばかりに霧島を連れてガールズバーに向かい、店員の女性にめんどくさい絡み方をする清水を笑いながら楽しい時間を過ごした。



2人は帰り道の電車で、どの教授の授業は単位が楽だとか、来年のゼミはどこにしようだとか、くだらない大学の日常を話しながら帰っていった。


その帰り道で、清水は霧島の腕時計に気がついた。


「お、それロレックスやん?どうしたん?」


「あぁ、これね。まぁ知り合いの人から譲り受けた。ダメ元でくださいってお願いしたら、もう古いし新しいの買う言い訳になるからって言いながらくれたんだよ。」



「かぁーー!うらやましかーー!!ロレックスもらうわ、パチンコ当てるわ、なんなん!?」



清水はたいそううらやましがっていた。

ここで、変にへりくだると、くれだのなんだのと、めんどくさいことになりそうだなと思ったので


「いや、言ってみるもんやね笑

このおかげで、いろんな運が回って来てる気がするんなよなぁ〜

もう俺の宝物だね笑」


と言っておいた。


清水はこれが良い刺激になったようで、俺もいろんなことに行動的にあたろうと抱負を口にしていた。



そうこうしているうちにお互いの最寄駅に到着し、それぞれの帰路に着いた。


家に着いた霧島は、明日は競馬でも行ってみるかと思い風呂に入りスマホゲームをいじりながら寝落ちした。


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