第一話 女神フレイヤとの出会い
やっぱり鑑定がチートで一番強いと思います。
物事の本質を見抜く。
これがやはり最強です。
不定期連載になると思われますがどうぞよろしくお願いします(*・ω・)*_ _)ペコリ
ここは…どこなんだ?
目が覚めると俺は知らない部屋、それも周りには何も無い真っ白な空間にいた。
「これは、夢の中なのか?だが、夢の中にしてはリアルというか思考がやけにクリアだ」
俺はこの空間が何なのかを知るためにとりあえず歩き回ることにした。
まあ、自分が進む方向も今は全くわかっていないがとりあえず、起きたところを基準にまっすぐ進んでいる。
「にしてもほんとに何もない空間だな…一体どうなってるんだ?」
しばらく歩いていると奥の方にうっすらと神殿のような何かが見えてきた。
「ようやくこの場所のことを何かしら知ることが出来そうな場所があったか…しかし、結構歩いたはずなんだが全然疲れないな」
何を隠そう俺は今まで外とはほぼ無縁の生活をしてきた。
いわゆる自宅警備員ってやつだな。
家から出るのは頼んでたゲームとかの宅配便が届いた時くらいだった。
そんな俺が小一時間も歩いて疲れないなんておかしい。
「とにかくこの場所についてなにか知ることが出来ればいいんだが…ん?何か人影が見えたぞ?」
神殿らしき場所には一人、綺麗な女性がいた。
水色のロングヘアーで顔は俺なんかからしたら一緒にいると他人に殺されてしまうくらい整っていて、スタイルも抜群。
女神のような女性だった。
「あら?あなたは誰かしら?なんでこの場所にいるの?」
「あっ、すいません。俺は新羅零といいます。それとなぜこの場所にいるかなんですけど実は俺にもよくわかってなくって。気がついたらこの場所というか向こうに小一時間程歩いた場所に寝ていたんです」
「あら、じゃああなたが彼女が言ってた子なのね」
「彼女?」
「あなた達でいうところの八百万の神々の一人、天照って言えばわかるかしら?」
天照、または天照大神。
それは日本神話に出てくる主神の一人であり、有名な話としては天岩戸の神隠れがある。
「えっ、なんで天照のような神様が俺のことを…というか神って実在したんですか!?」
「何を隠そう私も神の一柱なのよ。ちなみに私の名前はフレイヤ。北欧神話の神の一柱よ」
前言撤回だ。
この人が女神様だった。
口が塞がらないとはこのことを言うのだろう。
目の前の女性、もといフレイヤ様の言ったことはそれほど俺にとって衝撃的であった。
「話を本題に戻しましょう。新羅零君。君には勇者として異世界に行ってもらいます」
………えっ!?異世界?勇者?ナニソレオイシイノ?
「頭がパンクしてるのも無理はないわね。いきなりで悪いんだけどもあなたに異世界を救ってもらいたいの。まあ、勇者はあなた以外にも異世界にいるから無理には言わないけどね」
「で、でも俺なんの変哲もないただのヒキニートだったんですよ!自宅警備員ですよ!あなたみたいなとてつもない美人と今平然と話せてるのもなんでか分かってないし!」
「やーね、美人なんておおげさよ」
「いえ!あなたは俺が(画面越しで)見てきた女性の中でダントツに綺麗です!」
…あれ?なんで俺フレイヤ様を口説いてるんだ?
ほら見ろ!フレイヤ様がボーッとしてるじゃないか!
俺なんかが口説こうとするからフレイヤ様が嫌すぎて放心してるじゃないか!
…言ってて泣きたくなってきた。
「…あのー、フレイヤ様?」
「はっ!ご、ごめんなさい。私、あんなにストレートに口説かれたことがなくて。ついボーッとしてしまったわ」
(慌ててるフレイヤ様めっちゃ可愛い」
「そんな!可愛いだなんて…!きゅ〜〜…」
フレイヤ様が顔を真っ赤にして倒れたーーーー!!!!
どうしよう!
起きるのを待つしかないか。
…そういや、全く話進んでねー!!!!!
ここまで読んで下さりありがとうございます!
不定期にはなりますが、きちんと更新していくのでどうかよろしくお願いします!