バレンタインデーの憂鬱(200文字小説)
掲載日:2018/02/01
めぼしい男の数を指折り数えてみる。
「はぁ〜」
ため息を吐く。
バレンタインデーに配るチョコの数。
片想いの彼にあげる勇気はない。
毎年、見栄を張って買うけれど、それはいつも自分で食べる。
「今年はチョコ要らないから」
片想いの彼から唐突に告げられた。
「義理チョコを配るのもやめた方がいい」
彼はそうも言った。
どうせ私なんか…。
「君が他の男にチョコを配るのは嫌だ。僕だけを見て欲しい」
真剣な彼の目に私は思わず頷いた。




