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琴座の姫 転校生ライバル現る①薔薇色の大学デビュー

私は家具屋 姫子。私の父は今や世界展開している巨大ホームセンターKAGUYAグループの会長。そして、現CEOの兄を持ち、高校生にしてこの私自身も、アメリカの一流大学に留学しつつ、北米支部の最高責任者として活躍していたんだけど。最近、留学も飽きてきちゃって、飛び級で日本の大学に通うことにしたの。どこの大学かって? 理系のFラン大学に決まってるじゃない。それも、工学部にね。え? なぜかって? だって、カリキュラムのハードな国立大学よりもFラン大学の方がカモが釣りやすいじゃない? それに、工学部だとカモが多いから。奴らをブタのようにこき使いながら優越感に浸るの、楽しみだわ、ふふふ。


学園祭の日。


「あの、お姉さんすごく美人ですね」


姫子

「え、私、全然美人じゃないですよー」

(何、この勧誘の人、まあまあイケメンじゃん)


勧誘のイケメン

「び、美少女フィギュアを愛でる会なんですが、フィギュアに興味ありませんか? イケメンのフィギュアとかもありますよ」


姫子

「え、えーと、私バイトとか忙しいんで」

(キモっ!確かに私はオタサー目当てで探しに来たけど、美少女フィギュアなんかに興味あるわけないでしょ、馬鹿なの? タヒぬの?)


イケメン勧誘(小声)

「あの、部長さん、いくら僕でもこりゃ無理ですって」


部長

「そりゃ困るでござる。小生達にも紅一点が必要なのでござるよ。パリピの君にこうしてお金を払って雇っているのだから、なんとかお願いするでござる」


イケメン勧誘(小声)

「女性部員、一人いませんでしたっけ?」


部長

「あの御方は女神で保存用の激レアプレミアム枠でござる。今小生達が探しているのは、観賞用と遊ぶ用でござる」


イケメン勧誘

(ちっ、ったく、いちいちめんどくせぇ奴らだな)


姫子

「あ、あの……」

(こいつら、さっきから何話してんだ? こちとて忙しいんじゃ、用がないなら行くぞ!)


勧誘のイケメン

「ちょっと待って! 見学だけ行ってみない? 部長さん曰く、何でも君の自由にしていいらしいからさ」


姫子

(何!? 何でも自由に)


「ちょっと待ってください!!」


勧誘のイケメン

「はい?」


姫子

「本当に何でも私の自由にしていいんですよね?」


勧誘のイケメン

「は、はい」


姫子

「私、入ります」


つづく

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