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谷先生のおかん1

この物語は、『心層科学ファンタジー 5次元少女』

第2章・第6章【りけじょ】の 未収録 短編 集です。

最適なテンポで楽しんでいただけるよう、

本作ではあえて描写の無い脚本調で書きました。

また、本作はきらら系の日常癒し系ストーリーですが、

お笑い要素も採用しています。

お笑い要素が苦手な方は観覧の際ご注意いただきますようお願い致します。


【登場人物紹介】

谷先生

※自称うち 関西弁のつもり

本名 谷 恵美

真智達のクラス担任で科学部の顧問。

関西弁で話すいい加減でズボラな性格の女性。

しかし正義感は強く、近隣の恥異賭(ちいと)大学で

教授をしている天才数学者でもある。


羽美先生

本名 谷 羽美。

真智達の学校の国語の先生で

谷先生の姉。

妹の恵美と二人暮らしをしている。

まじめでしっかりものだが、

大のBL好き。


真智

※自称 あたし

本人いわく、実験が大好きな好奇心旺盛で優しく

正義感の強いリケジョ中学生~(笑)

科学部の部長さん。


おかん

谷先生のお母さんで

典型的な大阪のオバハン。


泥棒猫


魚屋の主人

モブ


四葉

※語尾を伸ばす 「かな~ etc」

元々真智とは科学部で一緒だったが、

クラス替えで真智と同じクラスになった。

文芸部との掛け持ちである。

真智を含めた仲良し3人組の一人。

実は中学生でありながら凄腕小説家としてプロデビューしている天才中学生ライター。

真面目でおっとりした性格で、眠くなるような喋り方をする。

しかし、そんな素顔とは裏腹に、一つ困った性格の持ち主でもあるようだ……。


登場人物紹介終わり

谷先生

「ふぅ~。

ついに今日やな……」


羽美先生

「はぁ~。

そうねぇ……」


真智

「どうしたんですか?

谷先生? 羽美先生?

二人してため息ついて」


谷先生

「おお、真智。

うちらの話聞いてたんか」


真智

「はい。

少しだけ。何をそんなに心配してるんですか?」


谷先生

「心配かぁ。そやなぁ~。

実はな、今日はうちの (おかん)

久しぶりにうちと羽美に会いに来る日なんや」


真智

「へ~!よかったじゃないですか!」


谷先生

「それが、全然良くないき

さきから二人して悩んでるんや」


真智

「まぁ、谷先生のところもいろいろあるんですね~アハハ。

ところで、

谷先生のお母さんってどんな人なんですか?」


谷先生

「どんな人ってか、そやな~。


ザ 大阪のおばはん や!」


真智

「アハハ~、

なんとなくどんな人かわかりました~w」




???

「どしぇ~!

あんた、そんなとこにおったんかいな!」


谷先生

「あちゃ~。

おかん、ここ来たんか~!

着いたら家で待っといて言うたやん!」


◆おかん◆

「ちゃうやろ!!

あんた おかんに向かってそんなこまいこと言うんやない!

あんたらの部屋、他はだ~れもおらんやろ?

うちごっつ退屈しとったんやでぇ」




◆魚屋の主人◆

「お~い!

だれか、そこの泥棒猫捕まえてくれ~!」


真智

「谷先生?

あの黒猫、お魚くわえたまま

もの凄いスピードでこっちのほうに向かって来ますよ!!」


◆おかん◆

「ふん、

うごぉぉぉぉ!!!」


真智

「ちょっと、谷先生!?

先生のお母さん

急に白眼になって髪がぱつ金ボーボーに逆立ちはじめましたよ!!」


谷先生

「あちぁ~。

はじまってもうたわ……」


真智

「はじまったって……何がですか?」


谷先生

「真智はおとなしくみとき。

ああなってしまったうちのおかんは、

もう誰にも止められんのや……」


真智

「は、はい……。ゴクリ」


◆おかん◆

「グオォ~!!!」


……30分経過した。



真智

「谷先生~!?

いくらなんでも、

お母さんの変身、長過ぎじゃないですか?」


谷先生

「確かに今日は長いな!

お!、

どうやらやっと覇気が落ち着いたみたいや!」


◆おかんだったモノ(過去形w)◆

「グゥルルルル……」


真智

「谷……先生。

先生のお母さんの姿、あれって

どうみても

人の原型留めていません……よね?」


谷先生

「ホンマやぁ~!!

どこぞのバトル漫画のアメリカ版同人誌に出てくる

スーパーなんとか人15

みたいになっとるし~!」


真智

「谷先生……?

スーパー関西(なにわ)人15

ってことですか?」


谷先生

「ああ。

うちが言いたかった答えとは少し違うが、

まあ正解にしたる」


真智

「ありがとうございますw

ところで……、

先生のお母さんは

あんなデブくてみるからに頭悪く

弱そうな珍狼の姿で

あの泥棒猫に勝てますかね?」


谷先生

「真智。うちの おかん しっかり見ときや……。

あれでも おかん は大阪のオバタリヤンや!

図々しさとタチの悪さでは

誰にも負けんのや」


真智

「アハハ……、そうなんですね」


◆泥棒猫◆

「ウググ~!」


◆おかん◆

「グゥグゥガルルルル!」


真智

「泥棒猫 と 先生のお母さん、

お互いに全身で体を大きく見せて

一歩も引かずに威嚇し合ってますね!」


谷先生

「泥棒猫も意外にやるな~。

あれ…………?

なあ、真智?

あの真っ黒な泥棒猫の輪郭、

なんか見覚え無いか?」


真智

「え?

…………。

あ! 四葉ちゃんだ!!」


谷先生

「まったくあいつはぁ……、

食費ヤバいからって

なにも泥棒猫に転職することないやろ~!」


◆おかん◆

「グゥグゥグゥ!!」

◆四葉◆

「ギャギャギャギャ!!」


真智

「先生!!

二匹……じゃなかった。

二人が喧嘩しはじめましたよ!!」


谷先生

「凄い!!

二人の動きが速すぎて

全く姿が見えん!」


真智

「今、空中で闘っているみたいですね。

衝撃波すごいです!」


『ビリビリ!』


真智

「あー!

谷先生?

二人の動きが止まったと思ったら、

先生のお母さんが呼吸と一緒に気を、

気のエネルギーをケツの穴一点に集めはじめましたよ!」


谷先生

「さてはおかん!!

あの恐ろしい握りっ屁を四葉にぶつけるきか!?」


真智

「谷先生?

あれをまともに受けて、四葉ちゃん、

大丈夫なんでしょうか?」


谷先生

(あれ)は……、

うちは身内やからわかるんや。

あのドデカい屁動(へどう)は 相当ヤバいヤツや!」


真智

「あ~! 四葉ちゃん! 逃げて~!!」


『ブブブブブ、ズドドドド~ン!!!』


真智

「くっっっっさぁぁああ~!!

それに何ですか~!?

この凄い凄まじい爆風!

周りの土や岩が空にめくれ上がって、

揺れでこの場に立っていられないですよ~!

目も開けていられないし~!」


『……………………』


谷先生

「ゴホッ、ゴホッ!

なんとか揺れだけは収まったみたいやな。

真智~大丈夫か?」


真智

「全然大丈夫じゃないです、ゴホッ、ゴホッ!

臭っさ~いですし!

砂煙で周りが砂しか見え、ゴホッ、ゴホッ!」


谷先生

「はぁ~、

やっと砂塵も収まったか」


◆おかん◆

「グゥ! ギョロ!」


「あ! 先生のお母さんが四葉ちゃんを睨んだ!」

◆四葉◆

「ビクッ!!

ポト!」


真智

「あ! 四葉ちゃんが驚いて、加えてた魚を落とした」


◆四葉◆

「グゥフォォォ!?」


真智

「四葉ちゃんの鼻、臭さで相当辛そ~!」



◆四葉◆

「ミャオエ~ン!」


真智

「あ!

四葉ちゃん逃げた!」


◆おかん◆

「フン!」



◇天の声◇

『おかん WINNER!!』

真智

「ちょっと何ですか?今の天の声?」


◆おかん◆

「ガウゥゥゥゥ!!」


真智

「先生のお母さん、勝利の雄叫びあげて

嬉しそうですねw」




◆魚屋の主人◆

「あのぉ……、横からすみません。

さっきは泥棒猫からうちの商品の 魚

取り返して頂いてありがとうございました。

よろしかったら、この後うちで夕食を……」


◆おかん◆

「パクッ!ムシャムシャ。


◇魚屋主人・真智・谷先生◇

「あっ、喰った……」


◆おかん◆

にぱぁ~☆

~キラキラキラキラ~」


谷先生

「盗んだ魚、結局おかんが喰うんか~い!

ボケー!!!」


◆おかん◆

「グハァァァ~」


真智

「あれ!?

谷先生待ってください!」


谷先生

「どうしたんや、真智?」


真智

「先生のお母さん、

今、口の中から一生懸命魚吐き出してますよ~!」


谷先生

「おかん汚ったな~!

こら! 今さら吐き出しても遅いっちゅ~ねん!」








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