表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仏師の酒  作者: 小夜
7/8

継承

 雪乃は篁の亡骸を抱き上げると、彼を静かに外に運んだ。

 時は夕暮れ。山吹色の光が2人を包み込む。


 雪乃は涙に暮れながら、雪乃は篁の亡骸を抱き上げると、彼を静かに外に運んだ。

 時は夕暮れ。山吹色の光が2人を包み込む。


 雪乃は涙に暮れながら、篁の頬に触れた。

 まだ彼の頬はほんのりと温かい・・・。



 たかむら。あなたの意思はこの子が受け継いでくれます。

 またその子も、その孫も・・・。

 きっとあなたの勇気と意思は、子々孫々語り継がれていくでしょう。

 いつか黒い海が降りて来ても、皇の血は必ずあなたの願いを繋いでいくはずです。


 ならば私も伝えましょう。

 その時代に生まれる運命の子の名前に、必ずあなたの好きだった『酒』の字を入れるようにと。

 篁はそれを目印に見ていてください。

 あなたは空からその子をすぐに見つけ、笑顔で見守ってくれるはずです・・・。


                 ☆


 そして、時は流れる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ