表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/33

話が出来ない魔法使い3

獣や毒虫の群れに何度も襲われたが、このペースで進めばあと2日で街に着くと思う


小高い山を越えるのに姉さんが苦労していたが、エメルの薬のおかげで痛みはなさそうで安心した


エメルが走って薬草などを採取する様子が微笑ましく、姉さんも見て微笑んでいる、一緒に来てくれて本当によかったと思う


山の頂上で湖や森を見下ろしながらの皆で食べる食事は、保存食でも美味しく感じた


もうそろそろ日が暮れるので、今日は街の近く湖まで進んで野営をする事にしよう


野営のことを考えていると姉さんの放つ弓の音が高音に変わり、手数がかなり増えた


巨大な蜂の群れが襲い掛かってきているらしい、空中に得意な爆炎の広範囲魔法を展開させる


エメルに手話で指示を出し、虫除けの薬を思いっきり空に投げてもらう


そして、姉さんとエメルを包み込むようにローブの中に隠れさせて魔法を発動させる


熱で気化した薬に引火し、虫に対して致死性の炎が空を埋め尽くした


今日は湖まで行けないかも知れない


そんな事が頭を過ぎる中、燃えるような痛みで意識を手放した。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ