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月華 ーIn The Moon Lightー

 「…ReBirth」言って私は、神の断片から取り出したもう一つのモノを吐き出す。神の意のままにその被造物を産み直す。それが本来の能力だ。


「どうだね真実を知った気分は」神の残骸の中に倒れ伏す、それに向かって私は言葉を投げつける。


「…我々、人間を神の造りし鋳型にはめ直し産み直す装置、それがお前だと、お前達、魔族だというのか」呆然自失という呈で老人が呟く。


「真実、それが真実だ。見たのだろう。神の断片の中で、その世界を、神の抱える数多の世界はこにわの中を…」煙草シガリロを銜え紫煙を吐き出し、私はその問いに答える。


「だからこそ、私達は人を襲い、そして喰らう。しかし貴様らの中に流れる血がそれをさせない。神の律法を破る者達の血がそれをさせない。だからこそ、私達は目覚め、そしてお前も元のままというわけだ」そしてそれこそが私が無機物しか意のままに産み直せない理由でもある。


「…なぜだ、ならばなぜ、お前はそこに立つ。貴様らが、真実そのような存在だというのなら、神の喚起とともに引き起こされる我らの滅びと神への回帰こそ、お前達の望みではないのか」


「ああ、その答えはとてもとても簡単な事だ。私達はお前達のつくる、この不出来で愚かな世界をとてもとても愛しているのだよ」


 老人は自身の絶望を抱えたまま去りゆき、白みはじめた夜の中で彼女は独り呟く、


「あ、あ、今夜は月が綺麗だ…」



          …Singing in the Dark Closed


この話、赤い髪のマリアの話はこれで終わりですが、こういう世界観で続きが見たいという人がいらっしゃれば、お知らせ下さい。前向きに努力します。

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