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ぷろろーぐ
むかしむかし、あるところに勇者がいました。
かれは、王様に「魔王を倒すように」といわれて、酒場で3人の仲間を集め旅にでかけました。
そして、いつしかすると彼らは強くなり、魔王城付近のモンスターでも敵わないほどに強くなりました。
そして魔王とたたかうときがやってきたのです。
まず、戦士が特攻し、次に魔法使いが呪文を唱え攻撃し、僧侶は仲間に回復の呪文を唱えました。
勇者はというと姿が見当たりません。
でも勇者はいました。
それは勇者ではありません。別の勇者なのです。
そして彼らは魔王との戦いに勝ち、平和と名誉を手にしました。
でも、勇者はいないのです。
勇者は眠っていました。
そして3年の時が流れ、魔王が復活しました。
物語は静かに歯車を動かし、始まります。