番外編2 私達、結婚しました。
―――例えば、書類に名前を書くとき。
例えば、初対面の人に挨拶するとき。
例えば、家に帰るとき。
―――結婚したんだなぁ、って実感する。
「ねぇ、叶空」
「…向坂空です」
「え?聞こえないんだけど叶空」
「…杉浦先輩。一体いつまで、その嫌がらせは続くんですか?もう一ヶ月は経ってますよ…」
「うるさい。隠しごとしてた罰と、私より早く結婚した罰よ」
「だから隠してたのは謝ったじゃないですかぁ…。それに結婚が早かったのは不可こー」
「分かってるから言わないでくれる?」
にっこり微笑む美人な先輩。目が笑っていなくて、正直怖い。
今は普通に仕事中で、私達はお互い前を向いたまま、あたかも会話などしていないように会話をしていた。
海と結婚してからもう一ヶ月。杉浦先輩はあれからことあるごとに私を旧姓で呼んで、嫌がらせをしているというか、単にからかっているというか。
…いい加減やめてもいいと思うんだけど。
まぁ、私がそれをこの先輩に進言できるはずもない。
「べつにあんたをいじめてるわけじゃないのよー。あんたがキングと結婚したのは本当に嬉しかったし」
「え?」
「だって、キングのことずっと好きだったでしょう。見ててすぐ分かるわよ、そんなの」
「…やっぱり分かってたんですか」
「うん。空露骨にキング関係避けるんだもの。そりゃあ逆になにかあるなって疑うのも無理ないわよ」
「…そ、ですか」
でも私はこうも思う。
―――そこまで人のこと正確に分析できるのも、あなたくらいですよって。
「まぁ、さすがに幼なじみだとは思いもつかなかったけどさー」
…そりゃそうだ。私達はそれがばれるのを、何よりも恐れていたのだから。
くすっと笑うと、先輩が敏感に反応する。
「あ、あんた今笑ったわねー何がおかしいの」
「何でもないですよ」
「秘密主義の女よね、ほんと。あんたら夫婦の名前の方がよっぽど笑えるってのに」
「へ?」
予想だにしなかった言葉に思わず顔を向けると、バカッ前向いてなさいと嗜められた。
「向坂海に、向坂空。一体なんの陰謀よ」
…その言葉で、私は一ヶ月前お互いの家に結婚の挨拶に行ったときのことを、遠い、とてつもなく遠い目で思い出していた―――。
「それにしても、ほんとに言ってたとおりになっちゃったねぇ。面白いったらありゃしない」
「ほんとほんと」
向坂家、叶家、両方が海側の家に一堂に会した時のこと。
挨拶も済んだその後で、繰り広げられるのは私の母と海の母その人のお喋りだった。
意味ありげな二人の言葉に、私と海は当然顔を見合わせる。
「何?言ってたとおりって、何のこと」
母に尋ねると、今年五十二になる彼女はからからと笑いながら言ったものだった。
「あぁ、アンタたちが生まれたときねぇ、私らせっかく同じ年に生まれたんだから、なんかセットになるような名前にしようって言ってたんだよ」
続くのは海のお母さん。
「そうそう。それで、結婚とかしちゃったらかなり面白いなーって話してたんだけど」
『まさか本当に結婚するとは』
そこでハモッた二人は、大声をあげて笑った。
そう広くはない居間に、笑い声がこだまする。
なんか…いいんだけどね?
いいんだけど、なんかイラッとくる。
「じ、自分たちで名前つけといて」
苦し紛れにそう漏らすと、すぐ横から肩をポンと叩かれた。
視線を上げると、そこには悟り切った笑顔で静かに首を横に振る海。
あぁ―――そうだね、諦める。
…こんな感じで私達の結婚報告は終了していた。緊張感のかけらもない、むしろ井戸端会議的なアレですかな結婚報告だった。
「…ははぁ。本当に陰謀があったわけね」
「陰謀ていうか、なんかもう……はぁ」
知らず知らずにため息が出る。
「ちょっと、いつ来客あるか分かんないんだから辛気臭い顔しないでよ。いーじゃない、結局はあんたたちの意志で一緒になったんだから」
そう言う杉浦先輩は、背筋をピンと伸ばして正面を見据えている。
…そういえば先輩はそういう相手、いないのかな。
疑問に思ったけれど、それを聞く勇気は私にはなかった。
「てかアンタ!その首のキスマーク!さては昨日もやったわね!」
「や、やったとか言わないでください!これは、ただの虫刺されデス!」
「〜〜〜かーーっ、なに見え透いた嘘を!ばれてんのよっ」
…たしかに見え透いた嘘だ。だからって、はいそうですかと認められるわけがない。
私達が言い合いをしていると、こちらに向かって歩いてくる人影が見えた。
「ほら、先輩来客!この話はおわり!」
「にげるな卑怯者っ」
「来客あるかもしれないからちゃんとしろって言ったの、先輩じゃないですか!」
「〜〜〜っ、命拾いしたわね、アンタ」
―――本当にその通りだ。
もとの姿勢に戻る杉原先輩を見ながら、私はそっと息をつくのだった。
―――うぅ…。なんかとてつもなく疲れた。
会社から帰りアパートの前に着くと、部屋の電気はもうついていた。
良い匂いもしている。
うーん…和風料理だな、きっと。
胸があったかくなって思わず頬がゆるんだ。
私は、帰ってきたときもう海がいて、部屋に灯りがともっているのを見るのがとてつもなく好きだった。
それを目にした瞬間、ほっと肩から力が抜ける安心感と、幸福感。
にやける顔もそのままに、玄関の扉を開けると。
…そこには花さんとくんずほぐれずしている海がいた。
―――どうしよう、見なかったことにしてココから出ようか。
一瞬、そんな考えが頭をよぎる。
突っ込むべきか、スルーすべきか。
逡巡していると、気配に気づいた海が居間の絨毯の上に寝転がったまま、こちらを振り向いた。
「なんだおまえ帰ってたのか。声くらいかけろよ」
「海があまりにも変態チックで、かけたくてもかけられなかったんだよ」
「…そりゃ悪かったな。だって花さん可愛すぎて」
「はいはい、知ってる」
呆れつつも、私は家にあがる。
ソファーの横にドサッと荷物を置くと、とりあえず手洗いとうがいをしようと台所に向かった。
流しの前に立って、袖を捲る。
「空ー」
「ん?」
「お帰り」
名前を呼ばれたかと思うと、唐突に、だけど凄く周りに馴染むような声で海はそう告げた。
…私はそのまま手を洗ってうがいをすると、手指の水気を切らないまま居間の床に転がる海の元へ行く。
「やっべー花さんまじやべー」
花さんと戯れるのに夢中な海は、気づいていない。
「海ー」
…名前を呼んで。
「なに…うわっ」
振り向いた瞬間海に向かって、切っていなかった手指の水気を思い切り飛ばしてやった。
「冷たっ。いきなりなにすんだよ」
納得いかない、といった表情の海。
対して、私は笑顔を返して口を開く。
―――いま、送り返さなきゃいけないことば。
「ただいまっ」
…海は一瞬目を瞠り。
それから、呆れたように笑ったのだった。
…これも、結婚したんだなって実感できる瞬間のひとつだったりする。
「早く着替えてこいよ。飯できてるから」
「あーうん、なんか外まで良い匂いしてた。和風な匂い」
中身のない会話をしながら寝室へ向かうと、着替えを素早く終わらせる。
「そういえば海。花さんの恋人さ、結構頻繁に来てるよね」
話ながら台所のテーブルについた。
あっ、肉じゃが!和風な匂いこれだったんだ。
テーブルの上に並べられた、まだ暖かいそれらの料理を眺めて、思わず目が輝いた。
「…そーですね」
「うらやましいからっていじめないでよ?」
「…そーですね」
「あんたはいつからタモさんになったの?」
「…そーですね」
「いやここ肯定の場面じゃないから」
「そーですね…」
…埒があかない。
私は一度腰掛けた椅子から立ち上がると、未だ花さんから離れない海の元へいく。
とりあえずご飯一緒に食べよう、と声をかけると海は花さんを抱いて大人しく立ち上がった。
「俺…あの時は花さんも相手見つけたんだなって、…それしか感じなかったんだけど」
床に花さんを降ろし、椅子を引きながら話す海。
傍らに立つ私を横目に、ゆっくり腰を下ろした。
「それっておまえのことで頭いっぱいだったからさ」
「―――」
私は返すべき言葉を見失う。だってそんな台詞…なんて返していいか分かんない。
「…耳赤い」
「うっ、うるさいなっ」
一体誰のせいだと思ってんのよっ!
体温が上がって、私はごまかすように海の向かいに腰を下ろした。
…なんかいつも私ばっかり焦ってる。
どうかして海をドキドキさせられないだろうかと画策しながら、向かいでモグモグしている海を見やった。
…その表情は、やっぱり沈んでいる。
気持ちは分かるけど…そこまでショックか?
何ていうかこう…気持ち的に花さんはもう自分だけのものじゃない、っていうけじめつけられるような出来事があると良いんだろうけどなぁ。
……………………………………………………………。
そこまで考えてから、私ははたと気づいた。そうだ、
「結婚式やろう!」
「…はっ?」
いきなり叫んだ私に、海がすっとんきょうな声を上げる。次いで、怪訝な顔になった。
「…脳ミソ大丈夫?結婚式ならやっただろうが。おまえが泣きっぱなしだった結婚式」
「いやそうじゃなくてね!?私達のことじゃなくて!てか泣きっぱなしだったとか情報いらないから改めて言うなっ」
「照れない照れない」
「〜〜〜っ、」
ま、負けてる…!
また悔しさを噛みしめながら、それでも私は言葉を続けた。
「花さんの…」
「え?」
「花さんの、結婚式。しよう」
「…花さんの?」
「そう、花さんの。」
「…なぜ」
「あんたが…いつまでもさめざめしてるから。結婚式でもやればキッパリ諦めつくんじゃないの。父親としてさー」
ほら、人間だって結婚式して心にけじめつくじゃん。
ご飯を食べ進めながら言うと、海は数秒、黙って考え込んでいた。
…くわえ箸のまま。
それを床から見上げていた花さんは、箸の揺れに大層興味をお示しになって、即座に海の膝に飛び乗った。
前脚を延ばして、べしべしとくわえていない方の箸の先を叩く。
かっ…可愛い…。
やっぱりどうしたって、ツンデレより本能が勝つみたいだ。
されるがままだった海は、それからすぐに我に返る。
「…そうしようかな」
「ん?」
「花さんの結婚式。うん、やろう」
そうと決まれば思い立ったが吉日!
高らかに宣言して、なんと今から執り行うつもりなのか、海は食べかけのご飯もそのままになぜか寝室に引っ込んだ。
その後手に取って出てきたのは、真っ白なレースで作られた、何か。
「いずれ使うと思って…作ってたんだよなあ…」
「…え゛」
できれば…できれば聞きたくなかった言葉に私は耳を疑う。
あの…まさかとは…まさかとは思うんだけどね?それ…
「花さんのウェディングドレス」
―――だめだこいつ真性の馬鹿だ。
しかも聞けばこのウェディングドレス、『花さんと海のための』ドレスだったらしい。
…前々から分かってたよ?海がどうしようもない花さんヲタクで、しかも頭沸いちゃってるってことは。
でもだからって、まさかウェディングドレスまで作っちゃってるとは…!
「その器用さを他に生かそーよ…」
辟易しながら言った私に、海は胸を張って言ったものだった。
「生かしてるじゃん。料理に」
「えーそれでは、これから花さんの結婚式を執り行いまーす」
うわっ軽い。そんな軽くていいの?
心の中での突っ込みは口に出すことはなく。
私は玄関先でちまちまと行われている結婚式を見学していた。
どうやら海は司会と新婦の父親役を一人で両方やるらしい。
うん。もう好きにやらせとこう。
「新郎新婦入場〜」
海が花さんと例のオス猫を抱き抱えて、自分の前に下ろす。
ちなみに相手のオス猫は、えさで呼び寄せた。
「うわっ、花さん暴れるなっ、ドレスが破れっ」
―――海の傑作はビリビリに粉砕された。
「そりゃそーなるわ…猫に服着せようなんて無茶」
「おまえまでそんなこと言うのか空っ。花さんはなぁ…っれっきとした人間なんだぁっ」
「…あんたまだそんなこと言ってたの?」
「俺は本気だっ」
―――精神科につれていくべきだろうかと、本気で考えた。
「ゆっ、指輪の交換んん…。花さん、いつの間にかこんなに成長してぇぇえぇ」
さて、その後。
花さんの結婚式は滞りまくり―――主に泣きじゃくる海のせいで―――ながら、どうにか段を進めた。
所要時間三十分。
私たちのなかで、花さんはお嫁にいったことになった。
式が終わった直後、花さんは待ってましたとばかりに家を飛び出して、オス猫と仲良く姿を消した。
それを見てまたしつこく泣きそうになっている海に、
新婚旅行じゃない?大丈夫、また帰ってくるって。
そう慰めの言葉をかけると、珍しく素直に、あぁと頷いていた。
海も、短いながらも結婚式の中でとりあえずけじめはつけられたようだった。
その夜、ベッドに入ったあとで、海は唐突に呟く。
「考えてみたらさ」
「うん?」
「俺、確かにいつの間にか花さん、彼女っていうより娘っていう感じになってかも。オマエに父親として結婚式やろう、って言われたとき、違和感なかったから」
「…そっか」
「そう」
電気も消した暗闇に、沈黙が落ちる。
やっぱりなんだかんだ言って、まだ落ち込んでるのかな。
そう思った私は、慰めようと反対側を向いている海のその背中に、布団の下で手のひらを当てた。
耳に聞こえるのは、衣擦れの音だけ。
「…海」
返事はない。
構わず私は、言葉を続ける。
「花さんも絶対、海のこと好きだから。海が花さんのことを大切に思ってるように、花さんだって海のこと、ちゃんと大切に思ってるよ」
「………」
「そりゃ今日は家からでかけちゃったけど。でも、2、3日すれば戻ってくるよ。大丈夫、海の愛情はちゃんと伝わってる」
静かに言い終えて、それでも反応がない海に、今日はまだだめかと一つため息を落として、私は体の向きを戻そうとした。
戻そうとしたのだけれど―――。
その瞬間、両の手を少しきつく、掴まれた。
海が体の向きを変える気配がする。
「っ、」
超至近距離で海から自分と同じシャンプーの匂いがすることに、妙にドキドキした。
「本当に…本当にそう思うか?」
声に力のない、だけど願いを込めるような海の声音。
暗闇だからお互いの表情は見えないけれど。私はきっぱりと自信を持って言う。
「思う。だって、『花さん』だもん」
でしょ?
笑ってやると、いきなりきつく抱きしめられた。
耳元で、さんきゅ、とかすれた声がする。
返事代わりに、背中を叩いた。
「―――ところで」
そのまま十秒は経った頃だろうか。
海は何の前触れもなく話を変えて、声にも元気が戻っていた。
「…なに?」
そのことにほっとしながらも、暗闇にも目が慣れたため、目の前の海が自分を見つめているのが分かった。
というか逆にこんな距離じゃなきゃ分からないだろう。
結婚して一ヶ月経っていても、変わらないドキドキを、はっきり身体に感じる。
と、その時。
私の両手というか、指をまとめて握っていた海が、その手ごとゆっくりと位置を上に動かし、肌がむき出しの私の手の甲に不意にちゅっと口づけを落とした。
「!?」
予期せぬ行動に、言葉をつまらせる。
「なぁ…今日、いい?」
「い、いいって…っ」
いい、一体いつどこからスイッチ入ったわけっ?
さっきまでの弱った海はどこへやら、目の前にいるこいつには、目の光に強さが戻っていた。
少し潤んだ切れ長の瞳が、もともとある海の雰囲気に拍車をかけている。
―――息が止まりそうだ。
「いっ、いまそーゆー話してなかったよねぇっ?」
必死の想いで言ったのに、海はさらりと返事をする。
「ああ、してないな」
「じゃあなんでっ」
「―――指?」
「はぁっ?」
「俺、オマエの指に弱いんだ、多分。前に背中支えられたときも、妙にぞくっときてさ。さっきも背中、触っただろ」
「そ、そりゃあ触ったけど」
「じゃ、仕方ないな。こうなったのは俺の責任じゃない。オマエの責任だ」
「なっ…!」
なんて理不尽な言いがかりだ!
そう思いながらも、有無を言わせないこいつの雰囲気に、強い言葉は口をつかない。
なまじ嫌じゃないから、否定もできないのだ。
いいよ、ともいやだ、とも言わない私に、海はだまって額にキスをする。
「…ごめん、寝るか」
嫌だから返事をしないとでも思ったのだろうか、薄く笑ってもとの態勢に戻る。
「ちがっ…」
―――とっさに。
無意識に、海のTシャツの袖をつかんでいた。
「ちがう、いやなんじゃなくて!むしろ嬉しいんだけど!ただあまりにも前触れがなかったから!だから」
「…嬉しいの?」
反対側を向いたまま、海はぼそっと言う。
「そ、そりゃあ、海だから。嫌なはずないよ」
「ほんとか?」
「ほんと!」
「じゃあ、俺としてて気持ちいい?」
「なっ…!」
んでそんなこと聞くのよ!?
「早く」
「〜〜〜っ、気持ちいいよっ!どうにかなりそうだしっ!怖いくらいでっ…」
「じゃあ、今日してもいい?」
「あたりまえっ…」
―――ここまできて、私はやっと気づいた。
もしかして……はっ、はめられた!?
「あ、あんたねぇ…!」
「楽勝。ありがとう空。オマエも気持ちいいみたいで良かった」
振り返った奴は、清々しいほどの笑顔だった。
そうして、いまだ開いた口がふさがらない私に覆いかぶさる。
「ちょっ…」
「なに?怖いくらいだって?」
…た、たのしそう!むかつく!
「あんたのスイッチって全然分かんない!この変態!」
「―――誰が変態だ。俺のスイッチなんてなぁ、オマエがそばにいればそれだけで常に入ってんだよ。覚えとけ馬鹿」
「!!」
体温がかぁっと上がる。
―――もう、もう、もう!!!!!!!!!!!!!
「とゆーわけで。…明日の仕事、せいぜい頑張れよ?…つらいだろうけどな」
海は妖艶に微笑えむ。
私は唇を噛みしめる。
―――きっと。
この先、私がこいつに勝てることなんて、そうそうないんだろう。
私が海のことを想う限り、ずっと。
―――海と私の距離がゼロになる。
明日は杉原先輩に何て言い訳しよう、なんて考えながら、私は目を閉じるのだった。
人生のなかで一番ひまなのは大学生だって言ったのは一体ドコのどいつでしょう…(遠い目)。はい、というわけで二つ目の番外編でした。夏休みでようやく時間がとれまして。皆さんにお届けするのが遅くなってしまったことを、お詫びします。今回、長いですね。でも本編に入れたくても入れられなかった小ネタをめいっぱい詰め込むことができて、作者本人としては楽しかったです。この二人に関しては次から次へと話が浮かんでくるので、機会があればまた載せたいと思います。思い出したときにでもふらっと寄って下さい♪ありがとうございました!




