バレンタイン
ーバレンタイン当日ー
杏の挨拶。
「あゆー!おっはよ~」
「あ、おはよ。杏、美麗はい、友チョコ。」
あゆは二人に友チョコを手渡した。
「あゆ、カバンの中身、いつもより多いんじゃない?」
「もしかしてぇー・・・」
「はう!?
べ、別にっチョコじゃないから!」
あゆが遮るように言うと、杏はこう言った。
「あれれー?私ぃ、まだ『チョコ』とは言ってないはずなんだけどぉ?」
その言葉にあゆは、はっとして足早に教室に向かった。
杏と美麗は、教室につくと、惇哉を見つけるなり、
3人で話し込み始めた。
話が終わると2人はあゆに寄ってきた。
「あゆ、昼休み惇哉を体育館裏に呼んどいたから。」
「あああ!美麗ちゃーん!それ私が言いたかったのにぃ!」
二人がもめてるところにあゆがボソッとつぶやいた。
「ま、いっか。どうせ呼び出すつもりだったし。」
あゆは口を滑らせてしまった。
聞こえてなかったかな?と思った。
でも2人は聞き逃さなかった。
で、食いついてきた。
(うーわ。めんどくさ。)
「「えっ!」」
「あー・・・。その・・・・ね。」
「い、言っちゃった、の。」
すると杏と美麗はあゆの背中をばしん!と叩いていった。
「なあんだ!け~きょく惇哉にはあげるんだね!
やっぱりあゆったら、惇哉のこと愛してるよね!」
あゆの顔が真っ赤に染まった。
「だ、だから、そんなんじゃないってば~!」




