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最強のエクストラスキル

一夜明かして、ラプハと共に国に降りたおれは、ラプハのステータスを確認するために例の水晶の広場に来ていた。


広場に着くと、周りから

「おい!なんだあの美少女は!」

「う、うつくしい…」

など、おれの時とは打って変わっての褒め言葉。

あのおっちゃん達おれの時は小馬鹿にして来たくせに…!


しかし、デーモンを倒した今ならおっさん達も認めてくれるはず…!


「その隣のやつはなんか…平凡だな!」

「くそ、なんであんな若造が…!」


今もだめでした。ちょっとラプハのせいのような気もするけど



ラプハはいまエルフ達と同じ様に緑の布で出来たノースリーブのお腹に大きなリボンのついた服を着ている。かなり肌の面積が広い。


耳は通常エルフ耳で尖っているが、今は光魔法によって人間の耳と同じように見えている。

こうして改めて見て見ると確かに可愛い。

肩より下くらいの薄緑色に輝く髪、整いまくった童顔にみずみずしい唇、身長はおれより少し低いくらいで、スタイルは抜群。

胸も大きすぎず小さすぎずくらいのサイズだ。


「うん?タツヤ様、どうかしたの??」

隣を歩くラプハがぐいっとおれの顔をかなりの距離で覗き込む。ラプハの呼吸音が聞こえるくらいの距離で覗き込まれたため、ラプハの谷間がチラリする。

ゴクリ…


いやだめだ、意識するな、こいつはおれの仲間だぞ!

「いや、なんでもないよ。ほら早く見てみろよ」

「うん!」


ラプハが手をかざすと水晶がキラと僅かに光る。

「うーん、あんまり変わってないなぁ」

なんだ、見た事あったのか。

国にしかないものと思っていたけどそうではないらしい。


「ほら、ラプハのステータス見れる様にしたから見てよ!タツヤ様」

そんなことも出来るのか、というかそんな簡単に人に見せていいのか?

まあ、気になるし見るんだけど…


近づいてどれどれと見て見る、


==============================


名:ラプハ


宝石:エメラルド


武力:800 魔力:2000


エクストラスキル

1『全属性の心得』

全属性の魔法の威力の上昇



2『シークレットエルフの魔法』

シークレットエルフの魔法が使える様になる


3『興奮作用』

戦闘時武力が増加する


4『自然回復』

怪我や傷が自然に回復していく

病は完治はしないが体力は戻る


==============================


やっぱりチートでした。

分かってはいたんだ。あのデーモンより強いB+のエルフが弱いわけがなかった。

でも、、、


「なんだ?武力と魔力って?」

え?とラプハが不思議そうに

「いつもここに出てくるよ?」

ここ、ここ。と指をさす。


「いや、そんなはずは…」

おれはラプハと交代して自分のステータスを見て見る。


==============================


名:??


宝石:エメラルド


エクストラスキル

1『全属性の心得』

全属性の魔法の威力の上昇


2『顕現:デュランダル』

聖剣デュランダルを任意の場所に出す


3『エクスプロビジョン』

あいての戦闘能力をA.B.C.D.E.Fで読み取る


4『無限魔力(アンリミテッド)

魔力を使用しても減少することが無くなる


==============================


やっぱり無い。

それによく見ると名のところが??になってるし、どういう事だ?

もしかして異世界から来た事と関係が?


というか待て。いつの間にかエメラルドになってるし、それに…


無限魔力!?これは絶対にやばい。本当にチートすぎる。


「どうだったぁ??」

驚いているおれの袖をラプハが引っ張る


一旦冷静になろう

「あ、ああやっぱり無かったよ。これってエルフだけとかなんじゃ無いか?」


と思い周りのおっちゃん達に聞いてみると、

「ふん!よくぞ聞いた!この俺はこの間武力がなんと200を超えたのだ!」

周りからおぉー、と驚きの声があがる。


どうやらこのおっちゃんは冒険者でそれなりの力を持っているらしい。


えー、200でこの様子だとどうやらラプハは武力もチート並なのか。それに『興奮作用』により武力はまだまだ上がるらしい


おれ、もしかしてやばい奴を仲間にしたんじゃ…


とはいえ、一般の人でもステータスに武力、魔力が表示されることがわかった。

なぜおれのステータスにだけ表示されないんだ?

この世界に来てまだ分からないことだらけだな、

まあ、そのためにこの国にいるんだけど…


「じゃ、そろそろいくか!おれはこの国の騎士団に入るけどお前はどうする?」


「もちろん私も入るよ、タツヤ様とずぅっと一緒に居たいし!」


くそ、可愛いな!


「それじゃいくか!」

「うん!」


==============================


「それでは、騎士団の入団&所属部決めテストを開始する!まずは初級魔法フレアライトの威力を見る。では始め!」


「フレアライトォォ!」


ポフゥー

悲しいくらい小さな炎が出る。


「…まあ、一応使えてるから第8防衛部に任命します。」


タツヤ「…」







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