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出会い編完:旅の仲間

うー、頭痛い。

おれは覚醒した意識の中でさっきまであった事を思い出していた。


あの後確か…デーモンが死んだのを確認して、エルフ達のとこに戻ろうとしたらまた倒れちゃったんだっけ。

記憶が曖昧でよく思い出せない。


ん?


頭に何か柔らかいものを感じる。

なんだ?おれはいま岩場にぶっ倒れてるはずだが?


気になってふと目を開けると、

そこには大きく思わず目を奪われる豊満な胸の上には白髪のお姉さん系超絶美人なエルフの顔があった。


「あ!タツヤ様、お目覚めになられましたか?」


え、何この状況。

こんな綺麗なエルフさん知らないんだけど!?

そしてまさかこの状況は…膝枕!!!

異世界に来てエルフからの膝枕とか、、最高かよ!


と、それはいいとして、、、

おれは惜しくも膝枕を解除しその場を離れると、


「誰だ?」


おれは警戒心を剥き出しにしてエルフを見つめる。

その場に緊張した空気が包まれる…と思いきや、

エルフは直ぐに立ち上がると、小さな口に手を添えて、


「みんな!タツヤ様がお目覚めになられたよ!」


広場に響き渡る程の声で、美人エルフが叫ぶと

「おぉー!」

「そうか!我らの救世主がお目覚めになられたか!」

「みんな広間に集まれ!」


周りを見渡してみると、草や木でできた家から驚くほどの美男美女の長身のエルフ達が10程出てくる。

そして、なぜかおれの前に跪き感謝の言葉を、


「我々を救っていただきありがとうございました!」

「「「ありがとうございました!」」」


は?おれこんな人達助けたっけ?

自分の記憶が疑わしくなり考えていると、はっ!と、さっきの白髪のエルフが


「申し訳ありません!初めてお会いした時と姿が異なっておりました、説明をさせて頂きますと、

我々シークレットエルフが持つ魔法道具の中に、一つの身体を分裂、再生させる宝玉がありまして、我々全員が分裂状態で外に出ていたらいつの間にかあのデーモンが我々の住処に居て、戻れなくなってしまって居たのです!」


「そこをタツヤ様に救って頂いたって訳だ!」

隣から体格のいい17ぐらいの見た目の男のエルフが言う。


「じゃ、じゃあお前らがあのちびっ子エルフ達だってのかよ…?」


「「「「はい!」」」」


まじですか。このエルフ達は見た所全員が15〜25くらいになっている。

さっきまで3歳くらいかな?とか思ってたのに…

念のためスキルで力を確認してみると、あろうことか、ほとんどの12人のうち、8人がB、3人がB+

そして、おれに膝枕をしてくていた白髪のエルフはB++と出ていた。

++って、限りなくAに近いってこと!?

…こいつら、一人でも元の姿でいたらデーモンくらい倒せたんじゃ……


「それでそれで、私達みんなで話し合ったんだけど、私達、タツヤ様の家来になろうってなったの!」


15歳くらいだろうか?他のエルフと比べれば少し子供っぽさがある。しかし、等しく超美少女のエルフがとびっきりの笑顔で言う。


って、家来!?こんなとんでもない奴らが??


「いや、まてまて!お礼要らないっていったろ?」


おれがそういうと、エルフ達が少し申し訳なさそうに

「いえ、これはお礼ではありません。私達からのお願いなのです。」


「お願い??」


「はい、私達は今回の事もあわせて私達だけでは、生きていくことさえ出来ないことを実感しました。実はこのようなことは前にもありまして…」


おれはその後エルフ達の<ある意味ひどい>話を散々聞かされた。


なるほど…こいつらアホだな。こいつらは、

何処かへ行くなら全員一緒!

何かするなら全員一緒!

という謎の考えの元動いているらしい。今回も全員できのみ狩りに行っていたらデーモンに住処を奪われたそうだ。

確かにこのままじゃやばいかもな…見捨てるのもいやだし。

家来といってもずっと付いて回る訳じゃないみたいだし、ならまあいいか、、、


「分かった、今日からお前らはおれの家来だ!」


「「「「はい!タツヤ様!!よろしくお願いします!」」」」




その後おれは一応族長だという、エリスという名の白髪エルフに他のエルフ達の名前やいまの状況を教えてもらった。

そしてもう一度広場に集まってもらう。


そして、

「よし!じゃあいまからお前らに偉大なる魔法を教えよう!」


「「「「い、偉大なる魔法…!」」」」

エルフ達がゴクリと唾をのむ。


「その魔法とは…『役割分担』という名の魔法だ!」


「「「「や、役割分担!!!!」」」」

すると周りから、

「なんだその魔法は!?」

「聞いた事もないぞ!」

「さすがタツヤ様だ!いったいどの様な魔法なんだ…?」


おれは、意味意味しくフッフッフと笑うと、

役割分担を発動させた。


まず、力のあるB+の三人を代表者とし、それぞれ役割を決める。

まず、一人目のB+、15歳くらいに見える元気な白色に少しみどりがかった髪の少女のラプハにはエルフ達の家の家事などを、


そして二人目、体格のいい17歳くらいの赤髪のエルフ、アルトにはエルフ達の住まいと洞窟の護衛を。


三人目、同じく17歳くらいのクールな青髪の無口な青年、ハルカには狩りなどの食材集めを、


そしてそのB+の三人のそれぞれに三人ずつ付け、

3人のグループを三つ作る。


そしてエリスにはそれぞれの報告を受ける係を。


「こうすることによって、誰かが狩りに出ている時、住処を襲われても大丈夫という訳だ!」


パッとエルフ達の反応を見ると全員が固まっている。

やば、さすがにバカにしすぎたか?と思い様子を伺う。

すると、


「…天才だ」

「こんな方法があったなんて!!」

「さすがタツヤ様だぁ!」

ワー!と喜びの声が辺りに響き渡る。


やっぱアホだったな。




それからエルフ達と宴会の様なものをした後、

洞窟から覗く空を見上げると、星が綺麗にかがやいて、この空間をより一層幻想的にしていた。


「っと、そろそろ帰るか。」


おれが立ち上がり帰ろうとすると、エリスが、


「私達はタツヤ様のためなら全員が全力で働く所存です。どうか私達を今後ともよろしくお願いします。」

覚悟と不安を宿す瞳。

「ああ、たまに来るだけになるけどな、まあ任せろ」

エリスはパァッと表情を明るくし、大きく頷く。

「それと、護衛もかねてこの子をタツヤ様と一緒に行動させて頂けませんか?」

するとエリスの横からラプハが顔を出す。


「ラプハは前々から国に行ってみたいと、国に対して大きな憧れを持っていたのです。私達はあまり国には近づかない様に暮らしているため、なかなか連れて行けず…ラプハの職は私がどうにかしますのでどうか!」

後ろからラプハが出てきて、

「だめ…??」

こんな美少女の上目遣い&うるうる瞳で言われてしまえばもう断れない。

ハァとため息をつき、

「おれはこの国の騎士団に入るつもりだがそれでもいいのか?」

ラプハは「うん!!」と大きなく頷く。


周りから「良かったなラプハ!」「しっかりタツヤ様をお守りしろよ!」

などの声援がくる。

ラプハは涙目で何度も頷くと、おれに振り返り、


「よろしくね!タツヤ様!」


おれとラプハはエルフ達に別れを告げると、洞窟の外に出た。

外にでると涼しい風と心地よい虫の声、空には満天の星空が描かれている。


「これから私は今まで知らなかった事や見た事もない事をたっくさん見ることができるんだ…!」


ラプハが星のように目を輝かせる。


「本当にそうだな…」


おれはまだこの世界に来て知らないことばかりで…

ティアに会わなければ今ここに生きているのかさえも分からなかった…


「いこ!タツヤ様!この世界を楽しみに!」

そうだ、おれは異世界から来た、

なんで来たのかなんてまだ分からない、意味なんてないのかもしれないけど、、


「…そうだな!!」


ただ、この世界を楽しみたい!


せっかくこの世界にきたんだから


























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