【7】私の名前はレオナ
俺たちは急いで騒ぎの方へ走った。
なんでも、女の方が明らかに勝っているのでどちらに声をかけるべきか悩んだが、男が二人でいる時点で襲ったのは男だろうと判断し、女に声をかけた。
聖人「ちょっと、どうしてこうなったか、なんでこうなったか、どうやってこうなったか。全て吐いてもらうぞ。」
最近はこういう仕事が多かったからここまでは決まり文句的な感じで慣れている。
女「な、なんですか??声かけてくるなら自分が名乗り出るものじゃないんですか??ええっとー、私は『レオナルド・イスミ・ヒャッハ」です。レオナって気軽に呼んでくれると嬉しいです/////」
聖人の印象でいくと、普通に美人だ。
美人だが、どちらかというと可愛い系で守ってあげたくなる感じだ。
喋り方も可愛いし普通なら惚れててもおかしくなかっただろう。
普通ならな。
聖人「レ、レオナ‥か。おれは聖人という。剣聖人だ。こんな騒ぎを見たら黙ってられなくてな。何をしていたか説明してもらえないか?」
相手がすごく強くて怖い人なのはわかっているのにすごく可愛いから優しく喋ってしまうのはやはりまだまだ甘いのだろう。」
レオナ「聖人さんですね!!ええっとー、こうなったのは、あの男の人たちが私に「遊びに行かない?」って声をかけてきたので、断ったら手を引っ張られてどこかに連れて行かれそうだったので、反撃したらこのザマです! もう、罪深い女ですよ。私は」
やばいぞ、なに、心境が複雑だ。
これってもしかして‥
『ギャップ萌え』
しまった。そんな単語が浮かぶなんて‥
気を取り直そう。
聖人「こほん。そっちのあなたはどうですか??」
男の一番リーダー格っぽいやつに促してみる。
男「まず、おれの名前はシルバだ。『シルバ・フナシット・ランド』だ。それは違うぞ。おれらはそこの子が袖が折れてて、恥ずかしいかなって思って、『あ、袖がいけない』って言ったんだ。そしたらあまりに可愛いものだからつい語尾が上がってしまったんだ。それで、なぜか断られたから直してやろうと思ったらこのザマさ。なぁ、おれなんか悪いことしたか??したのか??」
なんて紛らわしいことをしてくれたんだ。
完全に勘違いが交わって起きただけのことだ。
自然にこういうことが起きるから怖い。
なんだよ、神様。おれをおちょくってるのか??
まぁ、実際袖が曲がってるしほんとなんだろうな。
聖人「つまり、2人の考えがすれ違っているだけだ」
レオナ「ええっ、そうなんですか??」
シルバ「つまり、おれの言葉が違う風に聞こえたってことだな。レオナって言ったか?悪かった。」
レオナ「よくわかんないけど、お互い悪かったわけですね!シルバさん、こちらこそすみませんでした!」
とりあえずこれで一件落着だな。
ま、まさか、これが運命??
もうすぐノーゲーム・ノーライフの映画がやるということで、アニメを一気見しちゃいました。面白いですね〜。2期がないのが不思議なくらい。映画、まだ行く予定ないから行けるかわかんないけど、行けたら行きたいな〜。
ということで、また次回で会いましょう!!