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なぜかうちの弟は兄を超えている  作者: ikareru〜イカレル〜
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【3】青龍の国

どれくらい歩いただろうか。

時計などないが体感的に1時間ほどは歩いただろう。いま、俺たちは大きな結界のような塀に囲まれた場所の門が見えるところまで来ているのだ。


俺たちはただまっすぐ道無き道を進んできた。しばらく歩いて、発見したのだ。この異様な建物なのかわからない不思議なものを。

優星ゆうせい、俺たちってどこにいるんだろ、なんで突然こんなところに来てるの!?学校は?!え!?は!?」

聖人きよとは絶賛ぶっ壊れ中である。

いまならなんと500円!!ご注文は作者まで!!

「聖人お兄ちゃん、怖いよ〜〜〜 泣 」

優星は盛大に泣いていた。よく考えて欲しい。普通の小学5年生がここまで大きな環境の変化についてこられるわけがないのだ。

側から見れば、ものすごく騒いでいる少年に泣き喚いている子供のというショッピングモールで見かけそうでありながらなかなか見かけない特殊な光景であることだろう。

実際、門の周りには馬車でなにかしらのものを運んでいる商人がいたり、装備を身にまとったいかにも冒険者と呼べそうな人たちがそわそわ話をしている。

しかし、この不思議な兄弟は人に話しかけることが苦手だった。それだけじゃない、今までの常識からすれば変な人たちというカテゴリーに入る人たちだったのが、余計に本能から「声をかけたくない」と聖人きよとの中で訴えているのだ。

これから大体、体感たいかんで10分ほど2人の兄弟は

優星「ねぇ、聖人お兄ちゃんどうしよ」

聖人「行くしかねぇよな」

優星「ねぇ、じゃあ早く行こうよ」

聖人「いや、ちょっと待て、話しかけ方がわからん」

優星「そんなのすみませんに決まってるでしょ?」

聖人「そうとも限らない、日本語通じそうに見える?」

優星「見えない」

聖人「だよな」

優星「じゃあハローでいこう」

聖人「よし、それだ」

といった感じで話がまとまり、ハローで話しかけることにした。

2人は商人らしき人に話しかけた。

「ハロー」

「え、すみません、なんて言ったかもう一度話してくれませんか?」


向こうが普通に日本語だった(笑)

そのあとその商人から話を聞いてみると、この土地のことを教えてくれた。

その情報をまとめると、この世界は4つの国に分かれているらしい。詳しいことを商人の人は分かっていないようだが、世界の北に青龍の国があり、ここはその青龍の国だということだ。

青龍の国の中でもいろんなところに点々と街や都市があり、その中のトウアイという都市が今、聖人がいる場所。さっき、オカヌカという街が消滅したという情報を聞き、冒険者やその他の興味のあるもの、役所のものなどが向かっているらしい。道中には魔獣と呼ばれる人間とは異なる生物がたくさんいて、友好的なやつもいるようだが、たいていの魔獣は襲ってくるらしい。話を聞いた商人は役所の人を安全に魔獣から守って送り届ける仕事をこれからするらしい。

このことを聞いた聖人と優星はありえない、俺たちはどこに来たんだと思いつつも話を聞き、聞き終えると「ありがとう」といい、頭の中が混乱していたので落ち着いて話せる場所を求め、門の中を通った。

やっと、人に出会いましたね! 次からは自分たちの置かれた状況‥‥、おっとこれ以上は次回のお話で! また会いましょう!

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