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プロろーぎゅ

ルーチンワーク

作者: amago.T/

硬い氷を割り、掘り進めると、地面が姿を現した。

それでも掘り進めると、固い地盤に突き当たる。

穴をあけ、あらかじめ用意しておいたダイナマイトを、そこに差し込んだ。

離れて発破すると、地盤の一角が崩れる。

少し待ってから、つもった土砂を運び出した。


一体いつから、こんなことをしていたのだろう。

何のために、始めたのだったろうか。


もう思い出せないような昔──いや、思い出せないだけで、最近のことだったかもしれない。


休憩がてら、久しぶりに作ってきたミートパイを食す。

味はよくわからなかった。


吐く息は白い。

再び仕事に戻ろう。


そしてまた、私は硬く固まった氷を割り、その下の地面を掘り起こす。

今の視界に移るすべての土地が終わったならば、次は今の視界には入らないような土地に移り、また同じことを繰り返す。


何の意味があるのかもよくわからないまま、それを繰り返す。

これが私の日常だ。

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