ルーチンワーク
硬い氷を割り、掘り進めると、地面が姿を現した。
それでも掘り進めると、固い地盤に突き当たる。
穴をあけ、あらかじめ用意しておいたダイナマイトを、そこに差し込んだ。
離れて発破すると、地盤の一角が崩れる。
少し待ってから、つもった土砂を運び出した。
一体いつから、こんなことをしていたのだろう。
何のために、始めたのだったろうか。
もう思い出せないような昔──いや、思い出せないだけで、最近のことだったかもしれない。
休憩がてら、久しぶりに作ってきたミートパイを食す。
味はよくわからなかった。
吐く息は白い。
再び仕事に戻ろう。
そしてまた、私は硬く固まった氷を割り、その下の地面を掘り起こす。
今の視界に移るすべての土地が終わったならば、次は今の視界には入らないような土地に移り、また同じことを繰り返す。
何の意味があるのかもよくわからないまま、それを繰り返す。
これが私の日常だ。