第1話争いの元
ギャグっぽいようなタイトルですが、バトル物として書いていきたいと思っております。
『あらすじ』
はにわたちの会議によって、はにわの国同士での戦争、もとい、喧嘩が発展するのだが・・・?
これは、とてもどうでもいいことから始まった戦争の話だ。
どうでもいいといっても彼らにとっては、大事なことだそうだ。
左の国:ハニーワ帝国
「今日もいい天気だなー」
土でできた、とある物が言った。
そいつは、その物のくせになぜか髪の毛や衣装が身についていた。
さきほどしゃべったやつの髪の色は黄色とまた目立ってる。
サラリーマン風のはにわがいる。
家族連れのはにわもいる。
のどかに皆暮らしている。
一方、右の国:ハ―ニワ帝国
「てめぇ!やんのか?こら!!」
「いいよ!やってやんよ!!」
あちらこちら取っ組み合いがあるとても治安の悪い国だ。
さて、人間みたいにこんな風にしゃべったり、動いたりすることがあり得なかった。
だが、一人の人間の男が実現させてしまった。
それが、はにわ大使だ。
今は封印されていて誰にもあけることができぬよう施されている。
その二つの間にある国が人間たちが住む国、『マレンダ―』だ。
ある日、二つのはにわの帝国が会議する事になった。
議題は、はにわのあるべき姿だった。
「まずは、ハニーワ帝国のジャナンドゥ首相。意見を。」
ひげが素晴らしく蓄えられている立派なはにわが立ち上がった。
「私は平和で温厚にこのまま過ごせればいいじゃないかと思うがね。」
すると、目の前にいるハーニワ帝国の首相、グレーテンデスが突っかかって来た。
「てめぇのとこは生ぬるいんだよ!拳で語り合うようなところじゃねぇとおもしろくねぇだろうが!!何を悲しくて内緒にしたりとか隠したりして生きてるのってよ、後味も生きざまもきたねぇってもんじゃねぇか?」
すると、ハ―ニワ帝国の者らしくない荒々しく言い返した。
「私は、隠しなどしないし、他のものだって隠してなどない!」
「そんなもんにどこに確証あるってんだ?」
「ぐっ・・・!」
「平和もいいがな、時に戦うってのもいいんじゃねぇか?」
睨みつけるグレーテンデス。
「な、なら、そっちはどうなんだ?」
「俺は、いや、俺の国の連中の方が丈夫で強いし、互いに切磋琢磨に喧嘩してるぜ。」
「いや、硬さでは、頑丈なのはうちの方だ。」
「なんならやってみようじゃねぇか。」
「あぁ、いいとも。」
「ふん。せいぜい、負け惜しみ言うようなことないよう訓練しておくことだな。」
「あぁ、いいさ!後悔しないようにすることですな!」
そう言い、議会は終わった。
「みんな、聞いてくれ!向こうの国が我々の国をつぶしにかかってきている。そこで、この国にも戦闘部隊を結成し、特訓をしようと思う。来てくれるもの、待ってるぞ。」
ジャナンドゥ首相は、そう言った。
もちろん街中、どよめきで埋まっている。
果たして、この無益な争いは終わりが来るだろうか?
いかがでしたでしょうか?面白かったらそれは光栄です。つまんなくても、それはそれでみてくださりありがとうございます。この先も頑張って書いていきます。