銀狼伝説―Queen loved the Silver Wolf―
すべての始まりは、一人の王の願い。 エレメニウス歴一〇〇〇年。三大国の一角『火の国』は侵略戦争を開始、他二大国『水の国』と『風の国』はその手中に収められた。異国の騎士が横行闊歩することが当たり前となってしまった故郷から、齢十六の少女は真実を求めて旅立つ。行方不明の両親、偽られた性別、そして背中に刻まれた敵国の紋章。やがて彼女は仲間とともに戦争の裏に潜む思惑へと辿り着く。それは彼女の出生の秘密をもはらんでいた。 これは、神秘と文明に翻弄された小さな英雄の物語。今ではもう遠い昔のこと。人は当時のことを思い出すとき必ずこう言う。『かの女王は銀色の獣を愛したのだ』と――。 【以前こちらで掲載していた『狼伝説』のリメイク版です。残酷描写の基準が心配なのでR15は保険として。他サイトでも掲載中】
<序章 銀狼の伝承>
風の国『風人傑記』より
2015/05/31 12:00
(改)
<第一章 風竜の加護>
一話 鬼と呼ばれた子は夢を見て
2015/05/31 23:00
(改)
二話 駆け引きの末に始まるのは
2015/06/07 23:00
(改)
三話 竜神が導いた先に
2015/06/21 23:00
四話 火と水が残した言葉の意味を
2015/06/27 23:00