どうして? 俺にモテ期が到来しました。
嫁2号!
今後出てくる女性キャラみんな嫁にしようかな・・なんて。
さて、昨日はクインの突然の行動やらで慌しくなってしまったが、今日で予定の12年、外の時間で3ヶ月がたったことになる。
午後にはここを出て、エレンたちと合流するつもりだ。
その前に、ここでの成果を確認しておこう。
まずは俺からだ。
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名前 エース
年齢:17才
ランク:F
ジョブ(∞):育成師LvEx 最弱無敗LvEx
種族:|半神人≪デミゴット≫
体力:1
魔力:1
腕力:1
防御:1
俊敏:1
スキル: 指導Lv10 解説Lv10 技能指導Lv10 教官教育Lv10 最弱の極みLvEx 下克上LvEx 眷属化 スキル成長速度10倍 ジョブ成長速度10倍 獲得SP10倍 鑑定
SP:3475p
称号:世界神の加護を受けし者 異世界を越えし者 ユニークジョブ使い 最高の教育者 育て上手 教え上手 聞き上手 理想の先生 世界の理を破りし者 最弱最強
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俺に関してはレベルが上がったくらいでそれほど変わったところはないだろう。
育成師のレベルがカンストしてExになり、育成スキルのレベルもすべてがカンストしたことで、成長倍率が10倍まで跳ね上がっている。
恐るべし育成師・・。
後、教官教育のスキルを手に入れたことで劣化版の育成スキルを持った人材を作れるようになった。
もちろん、教官スキルは眷属にしている者にしか渡せないし、劣化というだけあって成長倍率は2倍まで落ちる。
まぁ、それでも2倍の成長率なのですごいことに変わりはないのだが、一番はこれで各方面に合わせた育成が出来るようになったことだ。
エレンやムサイで戦闘・サポートの人材を育成しつつ、俺は俺で気に入った子を集めて俺のパーティを育てることにする。
流石に100単位から新しく眷属になっているので、すべてを一人で見るのは難しい。 今後も増える眷属のことを考えれば教官はもっと増やしておく必要はあるだろう。
ちなみに最弱の極みにスキルストックがかなり溜まっているので、育てようと思えばどんな感じにでも今なら育てれる。
次はジャックだ。
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名前 ジャック
年齢:16才
ランク:Ex
ジョブ(∞):勇者Lv10 バトルマスターLv10 大賢者Lv10 仙人Lv10
種族:人間
体力:78750
魔力:57490
腕力:75380
防御:74490
俊敏:79570
スキル:ウェポンマスターLv10 身体強化極大 全属性創造魔法 全魔法抵抗 未来予知Lv10 空間把握Lv10 腕力上昇大 防御上昇大 俊敏上昇大 魔力上昇大 鷹の目 挑発 瞑想 超隠蔽Lv10 模倣 第六感 仙術Lv10 鑑定 教官
SP:6125p
称号:最高神の加護を受けし者 エースの眷属 ブラコン兄妹 早熟の天才 学び上手 最強の弟子 最強の勇者 教官指導を受けし者
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ジャックのステータスはすでにSランクを遥かに超えていて、最早人間のそれとは思えないところまで来ている。
ジョブも上級職をいくつもカンストしたおかげで、それらが統合されて新たなジョブを生み出している。
勇者:人類最強の戦士。 彼の前に敵はいない。
ジョブ特性:すべてのステータスが2倍になる。
バトルマスター:戦うことで強さが上がる。
ジョブ特性:魔力以外のステータスを2倍にする。
大賢者:すべての魔法を極めた伝説の存在。
ジョブ特性:魔力を2倍にする。
仙人:ワシが知らないものは何もない。
ジョブ特性:スキル仙術Lv10習得
勇者は上級ジョブを10以上カンストさせたら出てきた。
バトルマスターは拳闘士の最上級ジョブ。
大賢者は8属性すべてのレベルをカンストさせたら出た。
仙人は薬剤師の最上級ジョブで仙術という特殊な戦闘術を使うことができる。
魔法に関してだが、魔法を覚えるには魔法書が必要と言う話を前にしたが、何と都合のいい事にベローズの屋敷に置いてあったんですよね・・これが。 使い捨ての初級魔法程度のものだったけど、それでも魔法は魔法なので、代表して俺が使うことで最弱の極みに魔法をストックさせ、後から技能指導で二人に魔法を渡して覚えさせたと言うわけだ。 魔法を覚えたらジョブも就いたので、後はまた俺のゲーム知識による独学で魔法のレベルを上げていったら、何時の間にか大賢者のジョブを取っていたのだ。
と、簡単に説明しているが実際はすごく苦労して覚えたんだけどね・・。
詳しく説明すると長くなるので簡単に言うとこんな感じだ。
勇者と大賢者に関してはユニークジョブ、他二つは最上級ジョブ扱いになるらしい。
育成師の成長速度あるからこそなれているが、普通の人にここまでのジョブが出ることはまず無理だろうな。
最強の弟子:眷属として一定の成長を超えた。
最強の勇者:勇者のジョブを所得した。 全スタータス値上昇
教官指導を受けし者:教官として他者を育てることを許された。
新しく獲得した称号はこんな感じだ。
というか、ジャックが勇者って似合いすぎるんだけど・・。
強くて、やさしくて、かっこいい。
まさに主人公そのものだ。
勇者のジョブはジャックのためにあったんだね・・。
次はクインです。
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名前 クイン
年齢:16才
ランク:Ex
ジョブ(∞):聖女Lv10 バトルマスターLv10 大賢者Lv10 奇術師Lv10 仙人Lv10 特級厨師Lv10
種族:人間
体力:44670
魔力:77550
腕力:44485
防御:45670
俊敏:72560
スキル:ウェポンマスターLv10 全属性創造魔法 全属性魔法抵抗 トリックルーム 身体強化極大 未来予知Lv10 空間把握Lv10 腕力上昇大 防御上昇大 俊敏上昇大 魔力上昇大 鷹の目 忍び足 索敵Lv10 危険察知Lv10 罠作成Lv10 罠解除Lv10 挑発 瞑想 料理Lv10 調合Lv10 仙術Lv10 超隠蔽Lv10 教官 鑑定
SP:6450p
称号:最高神の加護を受けし者 エースの眷属 ブラコン兄妹 学び上手 最強の弟子 最強の聖女 教官指導を受けし者
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クインも成長的にはジャックと同じかんじで、勇者の変わりに聖女がついている。
勇者が男専用なら聖女は女版勇者といったところかな。
聖女:すべてを極めた女性の頂点に立つ者。
ジョブ特性:全ステータス2倍
奇術師:誰にも予想ができない存在。
ジョブ特性:魔力2倍 トリックルーム所得
特級厨師:すべての料理人の頂点に立つ者。
ジョブ特性:魔力上昇
奇術師が使うトリックルームは、トリックルーム内に入ったものにスキル保持者が好きに幻覚を見せることが出来るというものだ。
しかも、一度中に入るとスキル保持者が解除しない限り、部屋からは出ることができず幻覚を見せ続けられる。
究極のお仕置きスキルなのだ。
今後誰かに襲われた際は、殺さずにトリックルームに放り込むことにしよう・・・。
さぞいい夢が見れて反省することになるだろうね。
午後、俺たちは3ヶ月ぶりに訓練場の外にでた。
屋敷の中は変わりのない様子だったたが、一歩屋敷の外に出てみるとかなり様子が変わったていた。
まず、屋敷の周りを中心に家が立ち並びそれを囲むように外壁が出来ていて街が出来上がっていた。
街の中は、イタリアのヴェネチアを思わせるように建物の間に水路が引かれ綺麗な水が流れていて、水路の周りには花や木が植えられてさらに景観を良くしている。
街を出て、すぐ隣には整地された土地に作物が植えられている畑があり何人かの眷属がそこで作業をしている。
その中には見覚えのある顔が・・。
「久しぶりだねエース」
「12年ぶりだな。 いや、こっちの時間だと3ヶ月ぶりになるのか・・・・・ま、とりあえず俺がいない間に問題はなかったかエレン」
そう、赤い髪を風に靡かせ仕事に励むエレンの姿がそこにはあった。
「こっちの様子は見てのとおり、アタイらで勝手に開拓は進めてるけど今のところ大きな問題はないね。 ただ、アタイらの村の連中だけじゃ開拓していくにも人手足りないよ」
「人手に関しては今後外で眷属を増やしていくとして、特に問題なかったならそれでいいさ」
「問題なんて起こるわけないだろ。 ここでの生活は、前に比べれば天と地の差なんだ・・・衣食住に困らないだけでもありがたいことだよ」
「それならいいけどね。 今後は眷属の数も増えてくると思うけど、仲良くやってくれよ」
「アンタが連れてくる連中なら問題ないだろ・・。 それよりも、アンタ達がいない間にアタイらで帝国の情報を調べておいたから後で報告しに行くよ」
「そうかそれはありがたいな、後でみんなを集めて今後の行動を決めようと思ってたからその時一緒に頼む。 ところで、ムサイの姿が見えないみたいなんだが・・」
「あぁ、ムサイならここから少し離れた場所で村の若いの連れて訓練してるよ」
聞けばムサイは、ここから少し離れた所に訓練所を作り戦える連中の訓練をしているそうだ。
教官のスキルを身につけたムサイは、自分が強くなることより強い者を育てることに目覚めてしまったようなのだ。
フフ、ムサイも人育てる楽しみを理解したようで何よりだ。
もっと眷属が増えたら、騎士学校か冒険者ギルドでも作ってそこで教官をさせてみるのも面白いかもな・・。
きっとムサイなら、俺に負けず劣らずのいい子を育成できるだろうしな。
「にしてもあれだね・・・・・ジャックとクインはとんでもない美人とイケメンに成長したもんだねぇ」
エレンは俺の後ろの二人に容姿を見て関心している。
「ありがとうございます。 ですが僕としては、まだまだ兄さんには及ばないと思うんですけどね」
「私のすべては兄さんの物です。 ですから、兄さん以外の方に靡くつもりはありません」
「ハハ、何というか見た目は成長しても中身のほうは変わらないんだねぇ・・」
安定のブラコン兄妹です。
「エースはエースで・・・・・・」
「な、何だよ」
「いや・・・・・一段と男の娘度が上がったもんだね・・。 いっその事、性別男の娘にしてもいいんじゃないかい?」
「うるさい! 人が気にしてることズバズバ言うんじゃない。 分かるか・・・筋トレしても筋肉は付かないし、日焼けしようと思ってもクインに止められ、何を食っても太れない・・・・・・おまけに最近じゃ声まで女の子ぽくなってきてるんだぞ・・。 男になりたい男の娘の気持ちがエレンに判るのかよ・・・・・」
俺はがっくりと地面に膝を付きうな垂れる。
男に、男になりたいでござる。
一度でいいから女の子にかっこいいって言われたいでござるよ!
「あぁ・・・・何というか、そこまで気にするようなことじゃないんじゃないかい・・。 それはそれでアンタらしくてアタイはいいと思うけどね・・」
「そうですよ兄さん。 ジャックのようにイケメンに憧れる女性は確かに多いですが、可愛らしい男の娘というのもそれはそれで女性は好きなのですよ。 私はそんなの関係なく兄さん一筋ですが」
ありがとうクイン。
慰めようとして俺に止めを差してくれて・・・・・俺もう男の娘でしか生きられそうにないわ・・。
エース(男)ここに死す。
エース(男の娘)ここに生誕す。
俺は今日から男の娘。
「・・・・はぁ、もう諦めてるからいいよ。 それより、今後のことについて話し合うからムサイを呼びに行ってくれないかエレン」
「あ、あぁ分かったよ・・・・・エース一つだけいいかい?」
「ん? 何だ?」
「・・・・・アタイは例えどんなエースだろうと、エースのことが好きだぞ・・。 だからもっと自分に自信を持っていいよ。 アンタはかっこいいんだからね」
ほよ? エレンさん今なんとおっしゃいましたか?!
今なんか俺のことかっこいいって聞こえたような気がするんですが・・それに今告白されませんでしたか?
エレンの方を見ると顔を真っ赤にしてそっぽを向いている。
昨日から俺どうしちゃったんだろう・・・モテ期到来ですかこれ・・。
そしてクインさんやその目で睨むのはやめて下さい普通に怖いです。
「え、えっとエレンさんそれはどういう意味で・・」
「に、二度も言うわけないだろ・・・恥ずかしい・・」
「作様ですか・・。 あぁ・・・・・俺もエレンのことは好きだぞ?」
「何で疑問系なんだよ・・。 そこは男なら言い切るもんじゃないのかい」
「いや、いきなり過ぎて何が何やらでつい・・」
「ついってアンタね・・・まぁいいさ。 で、アタイの事もクインみたいに娶ってくれるのかい?」
「娶ってって・・・俺まだ誰とも結婚してないんだけど・・」
「ん、そうなのかい? だとしても、今すぐじゃなくてもいいからアタイのことも娶ってくれるとありがたいんだけどね。 もちろん、正妻じゃなくて妾でいいからね」
「いやそれでも・・「兄さんちょっといいですか」」
俺の言葉を遮りクインが話に割ってはいる。
「どうしたクイン?」
「いえ、少しエレンさんと二人で話がしたいのですがよろしいでしょうか?」
「え、いいけど・・」
「ではエレンさんこちらへ」
エレンとクインは俺から少し離れた所に言って何かを話始める。
そして、しばらくして話が纏まったようで戻ってくると、
「おめでとうございます兄さん。 エレンは第二夫人として兄さんのハーレムに迎えることになりました」
とのご報告が。
「は? ハーレムって何が?」
「ですから、今後兄さんが落とすであろう女性は私が判断して問題なければ、兄さんのハーレムに加えるという話です」
男の夢ハーレム。
すでに俺が望まぬうちにそれは始まっていたらしい。
しかも嫁(妹)公認であり、ハーレムメンバーは随時クインの判断で増えていくそうだ。
何のこっちゃい!
「いやいや、おかしくないかそれ? 普通そういうのって俺が決めて増やすものだよね・・・クインが決めたら意味がないんじゃないか」
「いいえ。 残念ですが、兄さんは女性に対しての対応がヘタレ過ぎます。 兄さんの返事を待っていたら、私たちの関係は何時まで経っても発展しないじゃないですか・・それでは困るんですよ」
ヘタレって・・・・実際そうなんだけど、そこまではっきりと人に言われると辛いよ・・。
泣いていいですかね?
いいえもう泣いていますよ・・・俺の心が。
「ですから、今後兄さんの女性関係に関しては正妻候補の私が中心に対応しますので、兄さんは兄さんのするべきことをやってください」
嫁(妹)が俺を捕まえてがっちり離さない件について。
結論。
俺は嫁(妹)には勝てそうにない。 尻にしかれることになりそうだ。
・・・・・・もう好きにしてくれ・・。
「と言うわけで、今後エレンは嫁として扱うようにしてくださいね」
「・・・・はぁ、どうせ俺に拒否権はないんだろ」
「いいえ。 兄さんが本当にその人の事を好きでないようでしたら、断わっていただいても構いませんよ。 ですが、断わるのであればきっぱりと断ってください。 曖昧な返事で、何時までもぼかすようなことはしないで下さいね」
よく俺の性格を理解していらっしゃる・・・流石は我が妹様・・。
「判った。 エレンを嫁として迎えるよ。 エレン、こんなヘタレな奴でホントにいいんだな?」
「もちろんさ。 アンタみたいないい男が他にいるはずないだろう」
「そこまで言ってくれるなら俺も腹を括るよ・・。 これからは俺がエレンを守ってやるから、エレンは俺の側にずっといてくれ。 絶対に逃がさないからな」
「フフ、精々しっかりとアタイを捕まえておくんだね♡」
その後クインとエレンは、今後増えることが予想される俺のハーレムについてお互いいろいろと話し合っていた。
まさに俺のモテ期到来ですかねこれ・・。
女性の管理は俺が何も言わなくても、周りがすべてやってくれるようで・・・・・こういうのは普通男の俺がしなければいけないのでは・・・俺の価値ってなんだろうねホント・・。
まだまだやることのある俺は、話し合いのためにムサイを呼びに行くのだった・・・。
どうして俺が行くことになってるんだろうねホント・・・・。
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