第7話 魔界終焉カオス。魔物100億が避難、姉妹大戦争。
静寂。
次の瞬間
空が裂けた。
黒紫の稲妻が魔界全土を横断する。
現れたのは
三女:ナターシャ・スパイシア
赤髪ポニーテール爆揺れ。
その目が、完全にキレていた。
「……姉様たち、やりすぎですわ!」
背後に無数の魔法陣。
数、数千。
空間に重なり、演算が暴走。
長女ベルゼリア、冷ややか。
「感情で動くとは、非合理」
次女ルミエラ、微笑。
「怒ってる顔も可愛いですね♡」
魔王ヴェスティア、無言。
指を鳴らす。
世界が裏返る。
魔界の重力が逆転。
大地が空へ落ちる。
空が地面へ崩れる。
勇者「物理法則がログアウトした!!」
三姉妹・同時詠唱
ベルゼリア (氷属性)
情報改竄禁呪魔法 存在削除
ルミエラ(光属性)
精神干渉極大魔法 楽園監獄
ナターシャ(火属性)
終末天火極大魔法 星墜葬火
三属性が衝突。
氷、光、火が三重爆発。
魔界中央大陸が消滅。
地図から消える。
勇者「ちょっと待て魔界が消滅してるって!!」
魔界、壊滅へ
山脈が蒸発。
海が沸騰。
魔物の群れが絶叫しながら魔王城へ避難。
ゴブリン軍団「に、逃げろー!!」
ドラゴンが空中で分解。
空間に穴。
虚無が吸い込む。
魔界人口、半減。
大地が崩落。
浮遊大陸が連鎖爆発。
勇者「これじゃ俺が魔王じゃねぇかよ!!」
ベルゼリア
「演算が追いつかない……!」
ルミエラ
「賑やかで素敵ですね♡」
ナターシャ
「母数を増やせば混乱も最大化します」
その瞬間。
三方向から超広域魔法が発動!。
大陸四つ蒸発。
海が蒸気爆発。
空に浮かぶ城が連鎖崩壊。
魔物100億が一斉に逃走。
魔王城へ雪崩。
魔王城、黒い津波に飲まれる。
勇者「もうパニック映画!!」
実況席(安全圏崩壊)
悪魔の杖
「現在、魔物密度が都市レベルを超過!!」
悪魔の剣
「ゴブリンだけで三億!!踏み場ねぇ!!」
悪魔の槍
「ドラゴン同士が空で衝突爆発!!」
悪魔の斧
「巨人が魔王城踏んだァァ!!」
聖剣
『主よ、決断を』
三姉妹の魔法が衝突。
天界光線、虚無波動、終末演算。
魔界の空が三分割。
地面が波打ち、魔物が空中へ投げ出される。
スライムの雨。
ゴブリンの雪崩。
ドラゴンが落下。
巨人が転倒。
魔王城、半壊。
勇者、魔物に埋もれる。
「息できねぇぇ!!」
「……ほんとに俺がラスボスみたいになってる」
が冷酷に宣言。
ナターシャ
「いっそ魔界ごと削除しますか」
ベルゼリア
「合理的」
ルミエラ
「勇者様も一緒なら♡」
勇者、瓦礫の上で絶叫。
勇者、最終発言
「お前らと!!」
爆発音。
「一人ずつデートして決めるから!!」
雷鳴。
「喧嘩をやめろォォォ!!」
――静止。
魔界、0.5秒だけ止まる。
魔物100億も停止。
ドラゴン空中静止。
スライム固まる。
巨人ピタッ。
三姉妹、ゆっくり振り向く。
実況席、絶叫
悪魔の杖
「出たァァァ!!禁断ワード“デート”!!」
悪魔の剣
「世界より恋愛優先!?」
悪魔の槍
「勇者、命を賭けた時間稼ぎ!!」
悪魔の斧
「魔界崩壊よりデート!?」
聖剣、低く。
『……それが主の答えか』
三姉妹、沈黙。
❄ベルゼリア
「公平性はある」
ルミエラ
「独占ではないのですね?」
ナターシャ
「順番は私が管理します」
その瞬間。
魔法が解除。
魔界崩壊、停止。
だが――
魔界の大被害。
大陸70%消滅。
魔王城半壊。
魔物100億、行き場を失い大混乱。
ゴブリン同士で交通事故。
ドラゴン駐空渋滞。
巨人が座り込み。
スライムが勇者の足に絡む。
勇者「被害拡大しすぎだろ!!」
実況席、最終総括
悪魔の杖
「姉妹大戦争、デート提案で強制終了!」
悪魔の剣
「魔界は取り返しがつきません!」
悪魔の槍
「魔界の被害総額、算出不能!!」
悪魔の斧
「魔王城、リフォーム確定!!」
聖剣、静かに輝く。
『世界を救ったのは剣ではない』
一同
「まさかの恋愛交渉!!」
魔界、煙と瓦礫の中。
三姉妹、勇者を囲む。
ナターシャ
「第一回デートは明日私からよ」
ルミエラ
「場所は私が決めます♡」
❄ベルゼリア
「監視は当然」
勇者、遠い目。
背後で魔物100億がざわめく。
勇者
「魔界の……復興どうすんだよ」
遠くで魔王の叫び。
「まず、魔王城直してぇぇ!!」
次回 魔界のデート編、開幕。
魔界は、まだ崩れている。
続く。




