第10話 勇者 VS ハエ王
魔王城 上空。
空は相変わらず
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ハエハエハエハエ
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ハエハエハエハエ
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ハエハエハエハエ
ハエで真っ黒。
ブォォォォォォォ……
勇者
「いい加減にしろぉぉぉ!!」
ついに
勇者がキレた。
聖剣
低く呟く。
「ついに」
「主人公が戦う」
聖盾
「遅すぎる」
聖鎧
「何十話もかかった」
勇者
「うるさい!!」
その時
魔王城のバルコニー。
実況席。
エリシア
椅子に優雅に座る。
お茶を飲みながら
微笑む。
エリシア
「私はこの魔界の婚姻には関係ございませんので」
「実況を務めさせて頂きます。」
勇者
「実況増えた!!」
悪魔の杖
「きたあああああああ!!」
悪魔の剣
「嫁の実況参戦!!」
悪魔の槍
「戦力バランス更新」
悪魔の斧
「女性目線で実況します!!」
エリシア
「解説エリシアでお送りします。」
勇者
「新しい番組始まった!!」
空。
ベルゼブブ
ニヤリ。
「恋は」
「戦争だよ勇者」
身体が膨張。
骨格変形。
スーツが破れる。
黒い羽
無限展開。
巨大ハエ
魔界害虫王形態。
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ハエハエハエハエ
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ハエハエハエハエ
ブォォォォォォォォォォ!!!
空が完全に黒い。
魔界の街
魔物たち
ゴブリン
「うるさーーーい!!」
オーガ
「耳が壊れる!!」
ドラゴン
「帰れ!!」
勇者
「音がうるさいだけ!!」
悪魔の杖
「魔力急上昇!!」
悪魔の剣
「サイズやべぇ!!」
悪魔の槍
「体長」
80メートル
悪魔の斧
「虫デカすぎだろ!!」
エリシア
「不衛生ですね。」
勇者
「そこ!?」
戦闘開始。
勇者
聖剣を抜く。
キィィィン
聖なる光。
聖剣
「行け」
勇者
「おおおおお!!」
斬撃。
ズバァァァ!!
ハエ王
真っ二つ。
…
…
だが
分裂。
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ハエハエハエハエ
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ハエハエハエハエ
1000匹。
聖剣
「増えた」
勇者
「G並みに厄介!!」
悪魔の杖
「分裂能力!!」
悪魔の剣
「虫の特性だ!!」
悪魔の槍
「撃破しても増殖」
悪魔の斧
「最悪の敵!!」
エリシア
「完全に害虫ですね。」
勇者
「実況が辛辣!!」
空が
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ハエハエハエハエハエハエハエハエ
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ハエハエハエハエハエハエハエハエ
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ハエハエハエハエハエハエハエハエ
ハエで埋まる。
勇者
「ハエが多すぎる!!」
その時
三姉妹
後ろで腕組み。
ナターシャ
「焼く?」
ベルゼリア
「凍結?」
ルミエラ
「消す?」
勇者
「普通に戦わせて!!」
ベルゼブブ
ハエの群れから声。
「無駄だ勇者」
「私は」
「愛のしつこさそのもの」
エリシア
実況。
「ここで解説です。」
「ハエは」
「非常に」
「しつこい生き物です。」
勇者
「知ってる!!」
ハエ
1000匹
突撃。
ブォォォォォ!!
勇者
「うわあああああ!!」
聖剣
光斬撃。
バシュバシュ!!
しかし
また増える。
悪魔の杖
「数が増えてる!!」
悪魔の剣
「火力足りない!!」
悪魔の槍
「戦術的敗北」
悪魔の斧
「もう終わりだろこれ!?」
勇者
息切れ。
「くそ……」
「キリがない」
聖剣
静かに言う。
「力だけでは」
「勝てない」
勇者
「え?」
聖剣
「考えろ」
勇者
ハエの大群を見る。
そして
ベルゼブブを見る。
勇者
「……」
「わかった」
ニヤリ。
エリシア
「勇者の顔が」
「悪いですね。」
悪魔の斧
「嫌な予感!!」
勇者
叫ぶ。
「魔王の娘、三姉妹!!」
「手伝え!!」
三姉妹
同時。
「最初からそう言え」
炎
氷
光
魔法陣
超展開。
悪魔の杖
「出たァァァァ!!」
悪魔の剣
「三姉妹参戦!!」
悪魔の槍
「魔界終了のお知らせ」
悪魔の斧
「城消えるぞ!!」
エリシア
「これは」
「蒸発しますね。」
勇者
「魔界がぁぁぁ!!」
空。
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ハエハエハエハエ
ハエ王。
そして
勇者+三姉妹。
超核なみの戦争開始。




