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俺は雰囲気でカッコつけてるだけなのに、トラブルが全部寄ってくるのは仕方ない、物語が俺を選んでしまったから

作者:NNAOKi
最新エピソード掲載日:2026/01/30
この世界は、普通の場所じゃない。
ここは巨大な舞台で、毎日が新しいワンシーンだ。

生まれながらにモブ役の人もいれば、
脚本に主人公として書き込まれる人もいる。
でも、俺は違う。
――俺は、自分で役を選ぶ。

今日はただの学生。
明日は窓辺に佇む謎の男。
気分が良ければ、大事件の現場を横切る“影”。

できないからやらないんじゃない。
……本気を出したら、物語が速攻で終わるからだ。

俺の身体は普通じゃない。
俺の力も普通じゃない。
戦いの本能は、骨の奥にまで刻み込まれている。

――俺はヴァンパイアだ。

伝説に出てくるような、
人の首に噛みついてばかりの存在じゃない。
人間より速く、強く、回復力も段違い。

だから戦闘は、俺にとって
「勝てるかどうか」の問題じゃない。
「どう終わらせるか」の問題だ。

なので俺は、自分を制限する。
テストは50点狙い。
力は20%まで。
スピードも、運動部レベルまで。

隠れるためじゃない。
“脚本のリアリティ”を守るためだ。

モブが強すぎたら、物語は壊れる。

……だが時々、世界は強制イベントをぶち込んでくる。

誰かが死にそうな場面。
誰かが「何かをしなきゃいけない」状況。

その瞬間、配役が変わる。

俺が世界を救いたいからじゃない。
ただ――
「このシーンには、クールな謎キャラが一人必要だろ?」
って思うからだ。

もし誰もその役をやらないなら、
俺がやる。

終わったら、また普通の学生に戻る。
ジュースを飲んで、
無表情で、
何事もなかったかのように過ごす。

周りは「力を隠している」と思うかもしれない。
でも実際は違う。

俺はただ――
“なりたいキャラを演じている”のが楽しいだけなんだ。
第一章
第1話 夢とノート
2026/01/26 15:52
第2話 夢とノート②
2026/01/26 16:37
第4話
2026/01/28 09:00
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