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キャンプだホイ  作者: 木苺
最初の家づくり (7~10話)
8/24

おうち周辺の環境

設備に関しては「遠慮せずに欲しいものを言ってみろ」と言われた。

 我慢して控えめに設計すると、住んでから だんだん不便や不満が募る者なんだそうだ。


そこで、「冷暖房完備・IHとガスコンロ併用・空調ばっちり・天然光と自然の風がふんだんに取り込めるけど、虫とか寒暑とかに煩わされない仕様がいい」と言ってみた。


「そもそも お前さんは家の周りの気候や気象をどのように考えているのだ?」


「えっ そこから決められるの?」


「もちろんじゃ」


「うーん 家の周りは、年中温暖な春の庭がいいなぁ。

 そして 庭の周りには 四季とか天気の変化があるといいな。


 それと 家の中・庭を管理する人も必要ね」


「その種族は?」フェン


「決められるの?」


「もちろん」フェン


「もしかして 住み込みか、別宅つきか 外からの通いか?とかも決めなきゃだめの?」


「その辺は かっちり決めるもよし、アバウトに あるいはなりゆき任せと言ったランダム要素を加えてもよい」フェン


「わ~ 面白い♬」


「しかしまずは お前さんにとっての快適空間、家に話を戻すぞ」

思考がそれだす前に フェンはピシリと言った。


「あー どこから?」


「温度調節。空調の話だ。

 家とその周辺の気候が温暖で安定していれば、冷暖房の心配はいるまい」フェン


「そうねぇ、でも そよ風は欲しいな。吹きっぱなしじゃなく、穏やかな四季を感じさせるような。


 夏は 昼間 ちょっとだけ気温が上がって ひんやりしたものがおいしく食べられるとか、

 冬は ちょっと長袖を着たくなる程度に気温が下がるとか・・


24度から26度くらいの間で。湿度は50%で」


「フムフム」わんこ式三角ずわりで小首をかしげるビクターポーズのフェン


「だから うちわと扇風機があれば、使うかな? 使わなくても大丈夫かな?くらいの夏^^」


「よかろう、それなら 寝具も整えやすいな」フェン


「ベッドでよろしく。できれば ダブルサイズで マットレスは適度な弾力と硬さを希望


 住み込みのコック(男性)とハウスキーパー(女性)が一人づつ、

 それ以外は通いで」


「おお 一気に 希望が出たな」


というわけで、「渡り廊下でつながる回廊式のお館」という素案ができた。


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