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キャンプだホイ  作者: 木苺
最初の家づくり (7~10話)
7/24

おうち・ゾーン

セーフティルームという名の檻にとじこめられ、フェンはギャーギャー言い・・

だって 私が 外に出ようとすると、「まず なにをするのか計画を話せ」とかって引き留めにかかるし、あれこれ うるさいんだもの。


だけど、おかげで 外に出てからの作業の効率的な順番というものができたようだ。


やっぱり 快適な暮らしと、こちらに来てから最初に出会ったお友達、つまりうさぎさんたちのとの交流の場が欲しかったので、そこを整えることから手を付けた。


「まず、生活の場、そこを家と家周りに分けて考える。」

キリッと座ったフェンリルが タシッと片足を前に出して床を叩いて言った。

 (・_・D フムフム


「次、家の中に セーフティルームを作る」


 (・・?? なんで?


「お前さんが いろいろ考える場所じゃよ。

 フリー空間のまんまでは お前さんの移ろう思い付きで 浮かんだり消えたり改変の繰り返しで破綻すると言ったろうが!」フェン


「なんで 自分の家の中に 座敷牢をつくんなきゃなんないのよ?」


「執務室・実験室と考えればいいだろう。

 そうだ 寝室もセイフティーゾーンにしておこう。

 お前さんの夢の影響が外に出ぬように。


 セーフティールームというより、セーフティゾーンと実験ゾーンと固定ゾーンに分けると考えた方が良いかもしれん」フェン


「なるほど~


 頭の中身が頭の中だけでとどまる空間と

 小規模ながらも具現化する空間と

 固定ゾーンというのは、完成した空間のこと?」


「そうだ。

 完成した空間の中に、セーフティゾーンと実験ゾーンを組み込んで

 それをお前さんの家とする。


 家の外に関しても 改変自由なフリーゾーンと、実験ゾーンと、製作中ゾーンと 完成した固定ゾーンに分けようか」フェン


「それって 誰が決めるの? 誰がゾーンをつくるの?」


「決めるのはお主。

 ゾーンの設定は、最初はわしがやって、

 ある程度要領がつかめたら、お前さんが自分で設定できるようにコツの伝授もできるだろう、たぶん」フェン


「たぶん?」


「わしとて 初めての試みだもの、たぶんとしか言えぬよ」


「なるほど」


というわけで 最初の家づくりが始まりました。


と言っても 間取りを考えたり 内装を考えたり 設備を考えたり、考えることがいろいろありました。

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