海の中の露天風呂 (写真あり)
(想像から生まれた世界なので、出てくる動植物名がリアルと同じでも 実態は違います!
あしからずご了承くださいませ)
海辺の露天風呂には いろいろなバージョンがある。
本日は 文字通り 海の中の露天風呂で~す♡
リアルだと 設営にいろいろな制約がつき 様々な工夫が必要とされますが
ここは 夢の世界なので ホホイノホイ!なのであります。
◇
次元扉をあけると、そこは 大海のど真ん中でした。
360度 見渡す限り海!
扉から一歩踏み出すと、そこは、木製の露台(=屋根の無い床・バルコニーのようなもの)でした。
もちろん 異次元産特殊素材なので劣化や腐食の心配はありません。
露台には、何か所か、海に入るための階(=階段)がついていました。
そのうちの一つを降りると・・
わ~い程よい温度の 海水温泉だ~。
肩までトップとつかって・・
あっ お尻が浮いた!
さすが 海水 体が浮くわ。
だけど 海で背浮きをすると 波が顔にかかったときに眼が染みるからなぁ、塩水で。
と思ったら・・
パステルカラーのフワフワが 下から浮かび上がって来た。
なに?これ?
「ご案内申し上げます」
突然 海鳥が舞い降りてきた。
「わたくし 当地の案内人 タユウと申します」
優し気なお顔の 大きな白い鳥。
沖の太夫さんの一族かな?
「こちらは、温かい海水の中を漂うリラクゼーションのお風呂でございます。
お好みフワフワをお選びいただき、
そこに座って、楽な姿勢で波の中を漂ってくださいまし。
寝転ぶもよし またがるもよし 座るもよし
思い思いの姿勢で お好みの深さに体を沈めてお楽しみくださいませ」
なんと なんと、このフワフワ、私のイメージ通りに色も形も大きさも変貌自在、
ついでに 浮力まで自動調節。
おかげで 『肩までつかりた~い』と思えば
座っているフワフワが す~と沈んで 水面がちょうど肩までになる。
『腰湯ぐらいで』 と思えば
スーッと上がって上半身が水の上に出る。
しかも しかも 垂直乗降だけでなく、水平移動も、斜め上に上がることも、
斜め下に進むこともできる。
さらに スピード調整も自由自在。
なにこれ、おもしろ~い!
広い海の温泉の中で 遊び回ってしまった♬
◇
実は、せっかく海の中の温泉に入るのだから、
「見渡す限りの海」の景色を楽しみたいと、今日は お昼から風呂に入りに来たのです。
なので、日焼けが気になって来た。
そこで 一度、脱衣場にもどり、日よけ帽子と湯浴み着を、と思い、露台に戻ったら、
タユウさんが、
「その前に こちらにお立ちより下さい」と別の階を、翼で指した。
(裸でうろつくのもなんだけどなぁ~、海水で体もべとつくし)と思ったが
タユウさんが ちょんちょんと段を降りていくので 致し方なくついて行ったら
あら不思議 転移陣が発動して、海の中のドーム状の空間に到着。
中央には ゆったりとした湯だまり。
端には 安心手すり付き♬
足腰の弱っている人だけでなく
視力が弱い人にとっても この手すりは必需品です♡
だって 段差(距離感)がよくわからないから、
両手で手すりをもって足を踏み出さないと怖いんですよ。
「こちらは、真水のお湯ですので、体についた塩分を流してからお入りください」
昔風に、手桶で浴槽からお湯を汲んで かけ湯をするもよし、
大小二つの洗面器に湯をためて、バスタブから離れたところで、せっけんやシャンプーを使って体や頭を洗うもよし。
この場合、泡が付きやすい洗面器は、湯を貯める専用にして
湯舟から湯を汲みだす専用の手桶ときちんと使い分けること
さらに 湯を汲む用の手桶に触れる前には、毎回必ず手をきれいな湯で洗い流して
手桶を汚さないようにすること、
この2点は とっても大事です。
そうそう、体や頭を洗う時には 泡やかけ湯が湯舟にかからないように
きちんと離れた場所を選ぶことも大事。
(これがまあ 家庭内のお風呂利用時のお約束みたいなもんです。
シャワーがなかった時代の)
とまあ ここは、ゆったり贅沢仕様の湯船と洗い場ではありましたが
利用方法は 昔の内風呂風。
というのも壁面が 透明な壁になっていて、海底も含めたドームの周りの海の様子が丸見えなんです。だから、壁面にからん(蛇口)などがない!
(これ、外から覗かれたら恥ずかしいなぁ)
「大丈夫です 外から中は見えない仕様になっております」とタユウさん
透明ドームで守られているけれど、雰囲気は まるで 海底にある天然の湯壺に入っているイメージです
◇
というわけで、海水を洗い流し、ついでに 石鹸とシャンプーで全身きれいに洗い流し、
(のどがかわいた)
と思ったら、片隅のボックスが目に入った。
このボックスも 海底の岩風の 違和感のないデザインだ。
「中のものは ご自由にお召し上がりください」
タユウさんが 念話で解説してくれた。
彼女は 気を利かせて、このドーム状浴室の外で待つことにしてくれたのだ。
ボックスを開けると、飲み物やアイスクリームが入っていた。
そこでまず、飲み頃に冷めたお茶を一口飲んでから、
透明グラスに入ったアイスクリームとスプーン、
それに コップと 冷えたお茶容器を桶状の盆に入れて湯船に向かった。
お湯につかりながら、海中の景色を楽しみ
冷たいアイスや飲み物の入った桶を湯に浮かべて、
のんびりと飲食する。
極楽 極楽♬ ♬
目の前を ひらひら泳ぐ 色鮮やかな熱帯魚たち
海底には さまざまな形状の珊瑚
イソギンチャクの間から顔を出すクマノミ
かと思うと、突然 目の前を横切るアオリイカ
半透明の体で 少し緑色に発色している
海底で、ビシャコが飛び跳ねていたり、
珊瑚の裏からそっと顔を出すキリンミノ
キリンミノは、位置的にはエラかなぁと思う部分が、まるで針か骨かと思うほど、
何本ものとげとげに見えて、それが ぱぁ~っと扇状に広がる
透明の壁越しにみていると 不思議だわ。
実物の形態がよくわかんない(;'∀')
この 海底ドーム浴室の隅には、衣類ボックスもあった。
なので、風呂から上がった後は、きちんと体をふいて、ルームウェアに麦わら帽子・サンダルスタイルになって、転移陣を使って露台へ、
そして転移扉をくぐって、我が家の脱衣室へと戻った。
ここまで贅沢な暮らしができるのなら、ヘアケアやエステ担当の人もお願いしちゃおっかなぁ♡
◇
(次に海の温泉に行くときには 湯浴み着を着ていこうかしら。
でも 湯浴み着って、水分を含むと重くなるしなぁ、
湯からあがると とたんに 湯冷めの元になっちゃうし><
かといって、水着を着ていくと もう 全然温泉気分でなくなるし・・
やっぱり 海中温泉には 麦わら帽子をかぶって ゆったり浸かって波の音を楽しみ
フワフワちゃんにまたがって遊ぶのは、長袖長ズボンの水着で 普通の海側にして
最後は 海底ドーム温泉で 体をきれいにして 景色をめでて 贅沢風呂で仕上げにしようかな?)
海の温泉への夢をふくらませつつ 眠りにつきました。
海の温泉で星空を楽しむのもよさそうだ♡
※ 明日は 朝7時に番外編を公開します。
◇
・アオリイカ
画像出典:https://orbis-pictus.jp/article/aoriika.php
釣り人の為の情報は Honda 釣り倶楽部
https://www.honda.co.jp/fishing/picture-book/aoriika/
農林水産庁 イカペディア (水産資源としての観点かな?)
https://www.jfa.maff.go.jp/j/koho/blog/category/ikapedia/ikazukan/aori.html
雌雄別 生きている時 死んでいる状態の写真が比較できて面白い
・キリンミノ
画像出典
https://orbis-pictus.jp/gallery/kirinmino-slide-2.php
https://www.marinepia.or.jp/picturebook/public/detail/971?mode=taxon&contents_id=1
新潟市水族館 マリンピア日本海
・本文の参考写真
https://www.okinawa123.jp/info/fish_book.html
「アイランド倶楽部グループ」の宣伝サイトですが、写真が豊富でした
・沖の太夫の画像は、拙著「貧乏領主になりました」に投稿済の者と同じ
出展:https://albatrossday.org/seabirds/VU/Short-tailed_Albatross.html