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キャンプだホイ  作者: 木苺
最初の世界と最初の家 (11~16話)
15/24

ヒマワリ

コックの家に着いた。


燦々《さんさん》とが降りそそぎ、庭には ミニヒマワリが咲きそろっていた。


そのヒマワリ畑を守護するように、片隅にそびえたつ大ヒマワリ。

軸は指3本くらい太く、高さは 私やコックよりも背が高い。


そして 明らかに 私の顔より大きな花の中心部分のまわりには、私の指より幅も長さもある花びらが、隙間なくびっしりと並んでいる。


私たちが コックの家の縁側に座ると、その大きなヒマワリの華の部分がくるりと 私の方を向いた。


「オス!」念話だ


「太陽の化身ヒマワリ殿、ひさしぶりじゃのう」フェンがあいさつした。


「これから また 長い付き合いになるとよいな」

ヒマワリはそう言って、再び ミニヒマワリたちの方を向いた。


「よろしくお願いします」

あわてて 挨拶するリリーだが、ヒマワリは知らん顔


「ヒマワリ殿は 長くは同じところにとどまることができぬのじゃ。

 なにしろ 本体が太陽じゃから。


 たま~に 依り代の一つの大ヒマワリを通してメッセージを送ってくる」フェンが 解説してくれた。


なるほど~。


「コックの庭って なんかすごくない?」リリー


「まあ 似たようなもの達が 寄り集まっておるのかもしれんのう」フェン


ヒマワリ殿は、光量と大気の熱量をつかさどっておられるそうだ。


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