表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界死亡日記(ログ) 異世界では友達なんか作らない  作者: 中村翔
本編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/21

東の端ー漁港ーなぞなぞと正論パンチ

エナはナポから逃げてます

なぽを巻き込めないのと未来でナポも自分も死んでいないので逃げてます

海を越えれば安心・・・?

「セーブデータをって・・・」


なぽはすやすや眠っている


「どうした?急に立ち止まったりすると危ないよ」


「すいません・・・。」


魔族語で普通に話しかけられた・・・。


ということは魔族語が理解できてるってコト?


「地図でもあればなぁ・・・。」


ドン!


「すいませ・・・」


「ごめんなさい!急いでたから前見てなくって・・・」


『あっ!!!』


目の前に立つ少女は・・・友人A。


「エナ!10日ぶり・・・くらいかな?エナの友人としてはこんなところで奇遇だねっていうべきかな?うん?」


友人Aの視線がなぽに向いた


「・・・?」


「この子はさっきそこで出会ったというかなんというか・・・」


友人Aが無言で手を差し出してきた


上を見て手で視界を隠す仕草をした


手を握るととてつもない力で握り返してきた


「い・・・」


「いったーーー!なぽを片手で抱くなってーの!両手で優しくだけって!」


「しゃ、しゃべったー!?!?」


「喋るんだよこの赤ん坊・・・魔族だから」


友人Aはちらりとこちらを見て赤ん坊を見た


「確かに魔族だ。魔力も並じゃない。魔族とのハーフはありえないし・・・だれなの?」


魔族とのハーフはありえない?


「ま、まあいいや。この子は捨てられてたらしいんだけど、おばあさんに押し付けられて・・・まあ、うん。こうなったね。」


ちらりと後ろを確認された


「あそこただで泊めてもらえるけどそんなところに赤ん坊捨てる?」


「どういうこと?」


ふー。と、ため息を吐かれた


「あの家には冒険者が泊まるでしょ?冒険者はおばあさんっていうのを知ってて周りもなんとなくおばあさんなんだなーって知ってるでしょ?その”おばあさん”でしかも”冒険者”を”無償”で泊めてる家に赤ん坊がいたらどうなる?」


「?。普通にいい人だから育てるんじゃないの?」


はぁー・・・。溜息をつかれた


「おばあさんが泊める理由?簡単だよ。単純に寂しさを埋めたいってだけ。」


「じゃあ、赤ん坊いて困ることないじゃん。」


あー・・・。ついに目を合わせてくれなくなった。


「ネコと一緒だよ。寂しさを埋めたい。だけど面倒くさいのは嫌だ。育て方を教わるのも面倒。つまり、周りに見られることなく捨てたくなるわけだ。エナが廃棄先。」


「はあ・・・でも、赤の他人じゃなくってよかったね・・・?」


「エナ、おばあさんと知り合いじゃないじゃん。」


「このドッグタグ見て。」


ドッグタグには『なぽ』と書かれていた


「・・・なぽだね。たしかお姉さんの名前も・・・」


「ナポだね。」


「呆れた。名前は個人を識別する手段ではあるけど同じ名前はいっぱい・・・」


「でもなぽはナポじゃん。ナポはなぽでなぽはナポでしょ?」


友人Aは手を差し出してきた


「握手?」


「そ。握手。」


握手した


友人Aは何も言わずにおばあさんの家を通り越して森へと入っていった


「なぽぉーーーー?なんか入れてったぁーーー???」


なぽが騒ぎ出した


ふと見るとなぽのゆりかごに丸くて紅い球が入っていた


「まだだ!まだ終わらんよ!トイレットペーパーか!」


なぽに促されると手紙に気付いた


『エナへ。出産祝い。おわり。』


「考えることは同じってことかー。」


ほくそ笑みながら先を急いだ


———漁港———


魔族の村から意外と近かった


歩いて2~3時間ってところ


「んなー!んなー!」


「なになに??急にどうしたの??」


「白くて暖かくて普通は冷たいもの。」


白くて暖かくて普通は冷たいもの??


「んなー!んな!んなー!」


「なんだなんだ?」


漁港の男たちが集まってきた


「白くて暖かくて普通は冷たいもの」


『喋ったーーー!?!?!?』


周りが驚くのも無理はない


更に人が集まってきて・・・


「白くて暖かくて普通は冷たいもの」


クイズが始まった


「あれじゃないか?綿菓子。どうだ?」


「ぶぅーーー・・・」


「違うらしい。じゃああれはどうだ?湯気!」


「ぶぅーーー・・・」


「餅だろ!餅。」


「ぶぅーーー・・・」


「ヒントは!?」


「飲み物」


流暢に喋るなぁ


「ミルク」


「おなか減った!!!」


「おなか減ってんだよ。なぞなぞ出すくらい。」


「困ったな・・・私ミルクは出せないし・・・」


「貸しな。私がやるよ。」


クイズに答えたおねえさんが物陰に連れて行った


「よちよち・・・ミルクでちゅよー・・・。」


「ごくごく。ごくごく。ごく。」


「ごくごくごく。ごく。ごくごくごく。」


「ごく・・・ぷはーーー!!!」


「zzz...zzz...」


「あの子は・・・」


「あの子は前の村でおばあさんの家の前に捨てられていたらしいです。」


ばちーん!


いきなり殴られた


「あんたは母親として失格だよ!」


「???」


「あの赤ん坊がお腹空かしてたのを『そーなんだー』って顔で平気な顔してみていただろ!誰だってお腹は空く!それがわかんないあんたは親とは言えない!」


(正論パンチ・・・)


「なぽは・・・お腹空いてた?」


「当たり前でしょ!?いつから食べさせてない!?その間あんたは何をしてた!?」


「・・・」


なぽはここに置いて行った方がいい・・・?


「なぽは・・・ミルクってどう作るか知ってる?」


「なぜなぽに聞くんだい!?赤ん坊が知るはずないでしょ!?」


「んなー!知っているぅーーーー!!」


なぽが声を張り上げた


「まず、お湯に水を入れた哺乳瓶を入れます。次に哺乳瓶の温度を”人肌”にするために、お湯の温度を測ります。お湯が80℃ほどになったら冷ましつつ粉ミルクをかき混ぜいれて飲ませます。この場合赤ん坊が泣く前に用意している必要があるので時間・与えた量・その他の要因をメモしている必要があります。」


「あっ・・・」


「えっ・・・?」


「うん?」


「はい?」


ミルクをあげたおばさんと顔を見合わせつつなぽをみた


「げぷっ」


なぽを持ち上げると背中を叩いてみた


「きもちわるっ!!」


おばさんがなぽを触れまいと避けていった


「・・・?結果オーライ?」


船着き場→↓


「子供二枚ください。」


「あいよ。小銅貨二枚ね。まいどあり。」


「セーブしとこうかな?」


『龍の刻15年13ノ月25日 鉄の日 雪

 なぽを助けてもらったお礼を言うのを忘れた

 なぽのミルクは”銀貨3枚”だった

 なんか微妙に詐欺られてるような気がしなくもないが・・・

 そういえばなぽはなんでそんな知識があったんだろう?

 おむつとかは買ってないけど、大丈夫だろうか?』


『セーブデータ3に上書き中...』


『セーブを更新しました。』

友人Aが怒りながら森の中を歩いていた

「エナはもうちょっと自分を大事にした方がいいと思う!」

鞄の中のものに手が切られた!

「いって!新品の紙で切ったみたいな・・・」

友人Aが鞄をひっくり返してみた

『名もなき人よ。死の森の中心に近い所にダンジョンあり。気を付けたまえ。旅人より。』

「んん??ダンジョン?ってあの”魔導具”があるというあの?」

友人Aは考え込んで笑ってしまった。

「エナ本当にすごいよ!私の一番欲しい情報をくれるなんて!」

死の森の場所を確認して西北西に進路をとった。


あとがき終わり

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ