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異世界死亡日記(ログ) 異世界では友達なんか作らない  作者: 中村翔
本編

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14/21

北東の町ージェラルナの町ー最近の話2

「がはっ......ごほっごほっ......!」


エナが気が付くと婆さんの家で立ち尽くしていた


「どうやら成功のようだね。」


老婆がニヤッと笑いながら言った


「成功って何が......?」


「言葉がわかるだろう?魔導具の本来の機能を使ったのさ。」


「本来の・・・機能?」


「そう。その魔導具は本来二つだった物が一つになっていたんだよ。それを片方はあんたの日記に、片方をあんたの目に移植したのさ。」


「そんなことができるんですか......?」


「ああ。魔族は悪魔を使役できるものがいる。代償アリでね。その悪魔にあんたの身体と引き換えにかなえてもらった。」


「私の体とって・・・」


エナが体を見回すがいたって変な所などない。


「それは龍の卵の効果さ。あんたは悪魔に体を”食われた”そしてこの時間に戻ってきた。不思議な魔導具だね。」


エナが気持ち悪くなっていると


「その代わりと言っちゃなんだが、こいつを引き取ってほしい。」


老婆が布を取り去ると赤ん坊がいた。


「あか、赤ん坊を育てろってことですか!?む、無理ですよ!?」


「そうかい?ならまた目玉を穿り出して今度こそ悪魔の供物になってもらうがね。」


それはそれで困る


「あかちゃん・・・」


赤ん坊の腕にはドッグタグが付いており


『なぽ』


と書かれていた。


(なぽって・・・?)


「なあ?いいだろう?難解な魔族語の聞き取りをできるようにしてやったんだから?」


「なぽ・・・今頃何をしてるんだろう・・・?」


「一晩泊めてやるからさあ?」


『がっ!』


「いたい!」


老婆がエナの腕をつかんできた


「なあ・・・?なあ!!」


「わ、わかりました!放してください・・・」


こうしてエナはなぽを引き取ることになったのである


その夜———


「なぽは平仮名でなぽなのか」


「なーぽー?」


「うわっ!喋った!?」


「そんななりでも魔族だからねえ?そのくらいの年で喋ってもおかしくはないよ。」


老婆が食事を用意してくれた


「いただきまーす・・・」


老婆がなぽにシチューのようなものを与えていた


(私もあたえてみたい・・・これが母性ってやつ?)


なぽのほうをじっと見つめていると


「やってみるかい?」


「はい!ぜひ!」


なぽにあーんしてあげた


「ほら、あーん・・・」


なぽがじたばたと暴れ始めた


「んなー!熱いって~の!ふーふーしてやれや!」


うそでしょ・・・いくらなんでもこんなに喋れるなんて・・・。


「ふーふー......」


『もぐもぐ』


「なーぽー?なんか喋ってみて?」


「きゃっきゃっ」


「だめだ...話してくれない。」


おばあさんに話しても『ああ』で済まされたのであきらめた


———次の日


「じゃあここから東に行けば漁港があるわけですね?」


エナは老婆に地理を聞いていた


「よし!そこで決まり!」


「そこまでは歩きだね。そんなに距離はないさ。あと」


?。


「セーブしたいときは日記に向かって念じるんだよ。」


よし!試しに・・・。


『セーブしますか?』


「はい」


『セーブしました』


「やった!」


『どのセーブデータを呼び出しますか?』


「はい?」


『セーブポイント45 龍の刻25年 魔王城 を呼び出しました』


エナの記憶は魔王城へとうつった

「あの、ここら辺で泊めて貰えるところはありませんか?」

旅をしていて1番 困るのが宿屋どうするか?問題。

「あの魔族の婆さんが泊めてくれるんじゃないか?」

「ああ〜!あそこね!村の端っこの家だよ」

家の前で呪文を唱えた。

コンコン!

ぎぃーーー・・・。

「なんだい?」

「泊めてください!」

「嫌だね!」

ぎぃーーーバタン!

「そ、そんなぁ〜・・・久々の風呂は!?熱々のご飯は!?」

友人Aは仕方なく、野宿してしまった・・・。

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