魔物の村ークロスポリズンー家と肉の焼ける音
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「よしここから魔物の村に入る。クロスポリズン。通り抜ける村の名だ。」
「クロスポリズン?物騒な名ですね・・・。」
「この村の名は本当はセージュ村というらしいんだが、この村が魔族に乗っ取られて以来そう呼ばれてるらしい。」
この村を通り抜けるときはフードで顔を隠さなければならないらしい
周りを見渡すと、なるほどケモミミ少女に褐色のおねえさん。
(すごい...魔族ってケモミミも含むんだ?)
(いや、奴隷だなあれは)
城塞都市ミーレスの法圏内には奴隷の文化はない
やはり、魔族が侵攻してきた影響だろうか?
(通り抜けるぞ)
(待って!)
『 Γ☆∴ ⇒⇩ 』
(なんて書いてあるの?)
(・・・風呂屋だな)
(ふーむ 看板が出てる店はこれ一つ・・・?ふろy・・・あっ)
(子供にはまだ早い!)
「 б・Ⅲ・Ο・Σ~≧! 」
褐色肌の亜人が甘い声ですり寄ってくるのが分かった。
(行くぞ!)
おっさんが手を引いて看板から遠く、いわゆる”ピンク街”から遠ざかっていく。
「 η´μ!∀→ηИ 」
だんだんと言葉が通じる・・・現地語の地域へときているみたいだった。
「ここらの奴隷は質が悪い」
「いやそもそも奴隷文化を持ち込むには場所が悪すぎる」
「奴隷を買いたいが金がない」
(目が・・・回ってきた・・・)
「んっ?おいおい気に当てられたか?」
『セ・・・しま・・・か?』
(ん、、、)
『セーブしますか?』
(う、、、ん、、、)
『セーブポイントを』
「やめて!!!!」
エナが起きると隣ではおっさんが寝ていた。
「!!!!!」
「グーピー。グオー、ピースピー・・・。」
(何もなかったよね・・・?なにも・・・?)
疑問を発することは躊躇われた。 だって ・・・
よくよく考えることもなく外へ飛び出していた。
ヒューーーーー......ぱちっ。ぱちぱちっ。
何も考えたくない。そんなことがあったなんて信じたくない。信じる材料が少なすぎる。
「服は乱れてない。お金もある。東側はあっち。」
おっさんに何も言わずにここを立ち去るのは忍びない。 だけど ・・・
ふらりと立ち寄った村を通り過ぎる。あたりまえのことだ。 なのに ・・・
「ここで戻ったら負けな気がする」
勝ち負けの問題ではないのは解っている。 ・・・。
「東・・・東へ行こう。そう、東へ・・・。」
目に入った光景に目を奪われた
「天誅」
そういうと”勇者は”髪の毛を1本とるような仕草でその毛を剣にあてがった
ジュババババババババババ!!!!!!!!!!!
溢れ出ん闘気を弓を引くように・・・
≪———射た≪
悲鳴のような”なにか”が響いた
「きーん」
肉の焼ける”音”がする
家が燃える”匂い”がする
遠くの建物を”光”がする
怒号がする爆発してる何かが焼けてる。 ・・・あれは人だ。
魔族の女の子が焼けている。息も絶え絶えにこちらを見ている。 この光景は
がらがら!建物が崩れて女の子が見えなくなる。 この光景を見てるあなたは”だれなの”
「い......いやーーーーーー!!!!」
走り抜ける魔族の村。ここはクロスポリズン。脱獄の許されない魔の監獄。 この瞳は ・・・
「ナポ?ってあの”魔族を殺す勇者の神姫エナポテ=ハサッサ=エザポール”のこと?」
そうだ。あの日見た勇者の姿は・・・エナポテ=ハサッサ=エザポール。私の姉だった。
魔族を殺す姉の姿を追っていたわたし。
つまり私の姉は魔族殺しの神姫だったのだ。
ぱたん!日記を閉じて眼を閉じる。
「セーブデータを起動。」
『どのセーブをロードしますか?』
「ウィルナスの町に入ったところ」
『セーブデータをロードしています。。。』
そう。ここからはエナの記憶の旅路。
この村に入る
勇者の役目を果たすのは私だけ
「おい。そんなに気負るなよ」
パーティの前衛が声をかける
そう私はあくまで”後衛”
「炎魔法を極めた魔族殺しの神姫」
自分でも何を言ってるんだって感じがする
「だって私は剣士だよ」
「はっはっ!なら勇者になれたことを誇るんだな」
勇者とは剣士の職の上。すなわち”上級職”
「わかってる。後衛の勇者も悪くはない。ってね」
そういうと静かに剣を構えて剣で≪———射た≪
あとがき終わりです!読んでも読まなくてもたぶん支障はありません!かしこ!




