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規格外のお姫様  作者: セラ
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話し合い

お久しぶりです。

相変わらずの、投稿スピードですがよろしくお願いします。

「やっぱり?でも、お父さんもまだまだ仕事やれるはずでしょ?」


「まぁな…。ミハルが亡くなったことがよっぽどこたえてるんだろうな…」


まぁ、そうだろうけどね。あれだけ、落ち込んだの見たことなかったし、その後も酷かったしね。


私の母であるミハル、こと美晴は転移者で日本というところから、この世界にやってきた人だった。

底抜けに明るくて、前向きな人でいるだけで周りが明るく暖かくなるような人でした。

母は八年前、私が十歳の時に午後のお茶の時間に食べたお菓子に毒が仕込まれていたようで、そのお菓子を食べた後に亡くなってしまった。当時、母には毒味役をつけていたにも関わらずこんなことになったのは、その毒味役の人が娘を人質にとられてしまったことが原因だった。

お父さんは、母のことをとても大切にしていて事件を知り犯人を必ず捕まえると言って必死に調べていた。


そして、真犯人は現王妃であるクリスティーンだと分かったが、証拠が不十分だったことで捕まることはなかった。

クリスティーン様は、母が来るまではお父さんの婚約者で王妃になることも確定していたらしい。そんな時にお母さんが異界から来て、お父さんの寵愛を奪ったものだからそうとう恨みを募らせたらしい。

それから、お母さんに嫌がらせをしていたみたいで子供ができたと知ってからはさらにエスカレートしたとか、バーミリア国は女でも男でも王位を継げるから、そうとう焦ったんだと思う。でもその一年後には、クリスティーン様も懐妊したんだけど、王位継承は上からだからどうやってもクリスティーン様の子供、メイリーンは王位を継げない。だから、最終手段で私とお母さんを亡きものにしようとして、お母さんだけが亡くなって、継承順位は変わらなかった。

お母さんが亡くなった後も、幾度となく私の命を狙っている。


「もう諦めてくれないのかな?せっかく印のことも隠してるのに、あんまり意味ないよね?」


「まぁ、印のことを公開はしてないがミレイに印がないとも言っていない。感がいいやつらは、薄々気付くだろノヴァがどっちに王位を譲るか」


「そうだね…。でも、私自身王位に興味ないけどメイリーンが王位に就いたら大変なことになるよね」


「ま、ミレイの悪い噂は全部メイリーンのことだしねぇ~」


そう私の噂、相当な男好きでだらしない頭の悪いお姫様とは本当はメイリーンのことなのだ。


「あの母にして、あの娘だよねぇ~。クリスティーンの娘の教育はどうなってるんだか、ミレイはよくちゃんと育ったよね」


「お母さんが頑張ってくれたからね。それより、そっちの息子さん全く興味なさそうだったよ?」


「そうなんだよなぁ、あいつほんとに俺の子供かと思うくらい、何にも興味示さないんだよ。何にも動じないし、でも勉強も剣も普通にこなすんだよ…。そこは、さすが俺の子供だよな!」


さらっと息子自慢かい…。

まぁ、確かに顔は整ってたし文武両道で一国の王子ならすごいよね。


「とりあえず、息子自慢は後でいいから話戻そう」


「おっと、そうだな」





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